ガラスの破片 いのうえ つとむ
寄せる波
引く波
小さな
小さな
桜貝
ザワ
ザワ ザブン
揺れている
揺れている
渚の白砂と
キラ キラ
キラ キラ
ガラスの破片
貝に混じって輝いて
一つ拾った海の宝石
あなたの涙が
洗ってくれた
まるく
まるく
洗ってくれた
僕の心の
ガラスの破片・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ガラスの破片』考
一昨日の強風の後には、海岸に行くと若布の切れたのが拾える。
昨日は「行きたいな」と思ったが、一緒にアサリ獲りにも行った友達はこの世にはもういない。
貝に混じって丸みを帯びた「ガラスの破片」を思い出す。
「もしも虹に階段があったなら」と詩を書いた。
なき娘を思う心の傷は・・「ガラスの破片」。
「もしも虹に階段があったなら」を読んで
三日三晩・・涙を流して「虹に階段は要らないよ」と娘に代わって優しい詩を贈ってくれた。
美香ちゃんに お礼が言いたい。
「有り難う!」と心からお礼が言いたい・・何時までも。
(2007・2・26)
*Yahooで他のものを検索していた所『虹』という見出しでこの詩が出てきました。
懐かしくもありアップしました。 (2008・2・3)
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- 2008/02/03(日) 15:40:40|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////////
(撮影 かぜくさ・さん)
握手 いのうえ つとむ
初めての出逢いにも
握手
さよならする時も
握手
お互いの掌の温もりが
通い合い
血管が結ばれたように
心の血が通う
「また会おうね」と
再会を期待しながら
硬く握手
(2007.3・1)この詩は、かぜくさ・さんの写真に寄せて、写真を撮影された、かぜくさ・さんにお贈りします。
かぜくさ・さんは詩人であり、自然をこよなく愛されて、木の実から昆虫、小鳥など多種多彩です。
・・まさしく『かぜくさ博物館』です。
リンクの『私の回り道、かぜくさ・さん』をご覧になって心の疲れと目の疲れを癒して下さいね。
*2007年の詩より選びました。
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- 2007/12/31(月) 02:13:54|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////////
(撮影 かぜくさ・さん)
雫 いのうえ つとむ
悲しいときも
嬉しいときも
頬に伝はるものは涙
悲しいときは胸を痛めて
嬉しいときは歓喜のあまり
涙 涙 心を洗う
額に汗を流して
止めどなく
頬に伝はるものは汗
体を使って
汗を流せば
滴る汗は心を洗う
(2007・3・5)
この詩は2007年の詩から選びました。
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- 2007/12/31(月) 02:01:23|
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旅路 いのうえ つとむ
人生も旅
・・・・・・・
人生の旅
・・・・・・・
ゆっくり
ゆっくり
種が芽を出し
大木に成長するように
桃栗三年・柿八年
杉桧は30年
お米も林檎も半年以上
手入れをして収穫出来る
都会の生活は急ぎすぎ
結果・結果と急ぎすぎ
巻き込まれるなよ
都会の歯車
急ぐな
急ぐなよ
人生の旅
(2005・12・15)
師走・12月は一年の締めくくり、
残された貴重な人生の旅路・・ゆっくり歩きたいと思う。
(2007・12・14)
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- 2007/12/24(月) 05:33:45|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////////
麦踏 いのうえ つとむ
北風が吹く
北風が吹く
ビュウー ビュウー
ビュウー ビュウー
麦畑は凍りつき
霜柱が立っていて
キュキュ
きゅきゅ
麦を踏むと
麦が鳴いた
麦の芽は4・5センチ
青々と青々と
凍える畑で伸びていて
小人の兵隊の行列
もんぺ姿の母さんが・・・
母さんが麦を踏んでいて
僕も並んで踏んでいた
双子の兄と並んで踏んでいた
母さんと一緒にいるのが
嬉しくて 嬉しくて
「麦踏しないと・弱い麦になっての」
「大きくなって・麦が大人になっての」
「倒れてしまうのさ」
「麦が実らないでのん」
母さんが話してくれたが
霜柱に浮いた麦のことだと思った
子供のときは人間も同じだとは
少しも思わなかった
「どんな出来事も 過去になり
向かい合えるようになれば
それは自分の糧になるということです」
悲しい辛い道を通ってきた人の言葉です
まだ若い貴女の言葉に
僕は母さんと麦踏したことを
・・・・・懐かしく思い出していた
(2005・7・24)
母の想い出はいずれも懐かしく・・心の麦畑で育っています。
(2007・12・19)
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- 2007/12/19(水) 09:15:55|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////////
時 いのうえ つとむ
もし5年早く生まれていたら
日の丸の鉢巻をきりりとしめて
翼に夢を託し
少年航空兵となっていたでしよう
もし5年早く生まれていたら
ベニヤで出来た戦闘機に乗り込んで
勇猛果敢に
米軍の戦艦に体当たりしていたでしょう
もし5年早く生まれていたら
「天皇陛下万歳」と叫んで海の藻屑となったでしょう
この僅か5年の歳月の違いが
僕にも幸せな人生を歩ませてくれたのです
時は目に見えません
時は匂いも味も形もありません
時は手で捕まえることも出来ません
時とは不思議な力を持っているのですね
もし5年早く生まれていても
もし5年遅く生まれていても
僕の人生は
まったく別の道を歩んでいたことでしょう
時とは不思議な力を持っているのですね
そして新たな時を歩いていくのです
(2005・8・17)
詩人川口のりよさんにこの度コメントを頂きましたので再度アップしました。
戦争を知らない若い人たちに戦争のことを知ってもらいたいと思います。
再び戦争に巻き込まれないために。
(2007・12・15)
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- 2007/12/15(土) 00:59:19|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////
(撮影・かぜくさ さん)
野辺の花のように いのうえ つとむ
暖かな日差しを浴び
蘭の花に囲まれているのもいい
薔薇の花の中で物思いにふけるのもいい
白百合の香りに酔うのもいい
花を見ていると心身ともに洗われるから
僕は花が大好き
けれど やっぱり僕には
野辺の花がよく似合う
誰も気づかず通り過ぎて行ってしまうような
目立たなく小さな花たち
米粒ほどの花も もう少し大きな花も
地味だけれどそれぞれ綺麗
名も知らぬ 野辺の花よ
日照りにあえぎ
嵐の雨 に叩かれ
吹雪に耐え抜いてきて
虫の餌食にもならず
可憐に咲いている
ああ 僕も民衆の中の雑草だから
野辺の花がよく似合う
(2005・7・15)
今日もメール便の配達をしていて、いつものようにアスファルトの道路の割れ目に小さな花が冬の僅かな日を浴びて咲いているのを気に留めた。誰も小さな花に目を留めずに通り過ぎていく、都会の人は忙しいのですね。
(2007・12・8)
お写真をお借りした・・かぜくさ さんに感謝。
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- 2007/12/14(金) 00:55:38|
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『撮影・ドロシーさん』
静寂 いのうえ つとむ
騒音と喧騒を離れて
静かなる時を求めよ
つる草が足に絡みつくように
雑念が心を占領し
吾を忘れている事の何と多いことか
夕日の映る岸辺にボートはつなぎ
艪を置き水の静寂に心を浸して
一番星を探しながら
地球のお腹に横たわれ(2007・12・7)
シドニー在住のドロシーさんのカメラアイに寄せて・・ドロシーさんに贈る。
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- 2007/12/07(金) 09:37:23|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////
ピ ア ニ ス ト の 指 先 の よ う に いのうえ つとむ
ピ ア ニ ス ト の 華 麗 に 動 く 指 先 の よ う に
貴 女 の 手 話 は 僕 に は と て も 早 く て つ い て い け ま せ ん
手 話 は 分 か ら な い け れ ど 貴 女 と 僕 の 心 は 通 じ て い る の ね
人 と 動 物 だ っ て 愛 と 信 頼 が あ れ ば
言 葉 は 無 く て も 心 は 通 じ る も の ね
あ あ ま し て や 僕 ら は 人 間 だ も の 心 を 通 わ せ る さ
嬉 し い と き も 悲 し い と き も 二 人 一 緒 に 歩 い て き た
晴 れ た 日 に は 手 を 取 り 合 っ て 雨 の 日 に は 相 合 傘 で
二 人 一 緒 に 歩 い て き た ね
僕 ら の 人 生って 不 思 議 が ら れ た け れ ど
他 の 人 と 少 し も 変 わ ら な い よ ね
あ あ 僕 ら の 人 生 っ て な ん と 素 晴 ら し い こ と だ ろ う
あ の 空 の 扉 の 向 こ う か ら あ の 子 も き っ と 見 て い る よ ね
7 月 は 遠 く へ 旅 立 っ た 月 だ も の き っ と 見 て い る よ ね
二 人 の 幸 せ な 姿 を
あ の 日 も 夾 竹 桃 の 花 が い っ ぱ い 咲 い て い た ね
(2005・7・9)
この詩は最近詩人川口のりよさんにコメントを頂き再度アップしました。
最近は携帯でメールで話が出来るので・・ホームで線路越しに手話で話をする人は見かけなくなりました・・電話もフックスがあり聾唖者に取って便利になりました・・のりよさん有り難う。
(2007・12・4)
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- 2007/12/04(火) 14:25:48|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////
冬空に いのうえ つとむ
ひゅるる
ひゅるる
風が叫ぶ
ひゅるる
ひゅるる
電線が泣く
ひゅるる
ひゅるる
枯葉が揺れる
冬空に
日が暮れて
温かなオレンジ色の
家々の窓
(2006・11・30)
日が落ちて家々の窓からもれる灯り・・なんと多くの人々の営みがあるのかと思う。
(2007・12・1)
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- 2007/12/01(土) 00:43:54|
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/////心に残る詩//////////////////////////////////////////////////
お母さん ! お別れね いのうえ つとむ
お母さん!お別れね
お母さん!お別れね
この緑の大きな船から
地球号という丸い舟から
夜の明けるのを待たずに
降りてしまったね
太陽の軌道を回っていた
地球号の豊かな水も
二人で一緒に
もう呑めなくなったね
お母さん!お別れね
お母さん!お別れね
地球の引力も
太陽の引力も
関係なく
広い宇宙に帰ったね
満天の星の中を
先に行った家族と
手をつないで
ゆうゆうと飛んでいるね
お母さん!お別れね
お母さん!お別れね
大空の母さんと
朝も 昼も 夜も
いつもお話しようね
いつもお話しようね
合掌(2005・11・30) 月日の経つのは早いもので母の3回忌を元気で迎える事が出来ました・・まだまだ生涯青春の意気込みで・・『頑張っれ!』・・でんちゃん・・です。
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- 2007/11/29(木) 21:41:32|
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//////心に残る詩/////////////////////////////////////////////////
枯葉よ いのうえ つとむ
枯葉よ
小枝に残りし一葉
ゆらゆら
ゆらゆら
枯葉よ
木枯らしに揺れながら
風のなすまま
揺れながら
離れることの出来ぬ
もどかしさ
母よ
貴女が空に帰られても
いつまでも
忘れることはありませぬ
(2005・12・21)
今日11月24日から25日・26日の3日間は母の法要で田舎に行ってきます・・皆さん風邪をひかれないように。 (2007・11・24)
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- 2007/11/24(土) 02:55:13|
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