曇っているのか あまり星は見えなかった
「 そこまで送るよ 」 と君が言って外に出た
街灯の明かりが二人の足元を 照らしていた
団地の窓の明かりが 幸せそうに漏れていた
「 今まで言わなかったけれど 」 と言って
君は一番辛いことを一言 話してくれた
そんな君が 僕は いとおしくてならない
「 いいんだよ 気にしなくて 」 と心の中でつぶやいた
「 焦らないでね 」 と小声で言った
「 どうして 」 と君はつぶやいた
街灯の柔らかな明かりのなかで
君は さっぱりとした顔をしていた
綺麗だった
化粧をしていないけれど 綺麗だった
紫陽花の咲く道で
さよならと言って別 れた
恋人と別 れるような
そんな気分だった
(2005・6・30)
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- 2005/06/30(木) 09:08:26|
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