新聞の集金に行くと時々年齢を聞かれる。63歳ぐらいなら36歳と反対に言って笑って済まされるが、68歳だと反対に言うわけにもいかず、「10年生まれです」と仕方なしに答える。
たまに「あら私と同じ・じゃない、でも50代に見えるよ」と言われると、そんなに若く見えるのかなーと少々嬉しく思う。
20代とは言わないが、何故か30代の心意気でいる。
・・・・・残念ながらまったく体が付いていかない。
そんなとき・・・「あと僅かで70歳だなー」と しみじみ思う。
・・・集金しているこの団地の人も僕と同じ年頃の方が多い。
「20歳までは正月が来るのが待ちどうしかったけれど、20歳を過ぎると年を食うのは早いね、まるで特急だね」なんて愚痴をこぼしあう。
そんな折、読売新聞の編集手帳の欄にプロスキーヤーの三浦雄一郎さんの記事が掲載されていて目にとまった。驚いた・・・
またテレビの対談を見て驚嘆したね!・・・
70歳でエベレストに挑み8848メートルの山を登ったという。フランスのモンブラン山郡の氷河をラッカサンぶら下げてスキーで滑降したとんでもない冒険おじさんだが、それにしても驚いたね。・・・
『一時仕事を休んでいたら、体がぶくぶく太りだし小高い丘も登れないほど体力が衰えて、「これはまずい」と思っているとき99歳になる父・敬三さんが現役でスキーを滑っている。これでは笑われると思い父親を「あっ!」と言わせるには何かせねばと考えたのがエベレストを登ること』だったそうだ。
それから5年間かけて体力を鍛えて資金づくりもしたという。
アナウンサーに言われてテレビ画面に靴を見せていたが
年々錘を重くして振り子のように歩くのだそうだ・交差点で途中で赤になると一番困るとも言っていた。思いついたらきちんと計画を立てて・・・実行する。やっぱり一流人は違うね。
待て待て、感心して終わりでは困る。一流人も人間、三流、四流の我も人間、自分なりに目標を立ててきちんと計画を実行する。ということで結ばないと?
「他人と比較するより昨日の自分と、今日の自分はどうか・が大事だ」、と人生の師匠の言葉がある。そして「希望を持つことが若さの秘訣である」とも・・・
さてさて、我輩は何をするべきか?・・・夕刊の配達と集金と契約。一見。団地の5階と8848メートルではそれこそ天地の違い。・・・だが内容が違うと思うよ!配達しながら集金しながら契約を頂きながら、団地の皆さんと語り合い、心の交流がある。生涯青春!共々に幸せでありたいと願う心の交流がある。
それが僕の希望であり生きがいである。
2003・9 でんどう三輪車
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- 2005/05/10(火) 08:24:21|
- コラム「でんどう三輪車」|
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