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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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三輪車のひとりごと・・・その1

君の瞳は10000ボルト・地上に降りた最後の天使・・・
君の瞳は10000ボルト・・・ウレシイー
 
僕が永年働き、定年退職まで勤めた会社は葵ネオンというネオンサインを主体とした広告の会社で、ネオン看板からドアーの文字書きまで制作していた。主に資生堂の仕事をしていて、毎年銀座祭に街を練り歩く花車も制作していた。
20何年も前のこと、バスを改造してネオン管を張り巡らした車は約2000万円の制作費がかかり、連日突貫工事だった。最後の仕上げに音響調整でボリュムを目いっぱい上げてガンガン鳴らした。・・・君の瞳は10000ボルト・・・だけが何故か耳に焼き付いてしまった。花車のモデルさんたちの踊りの練習を見るのが又楽しみだった。

 僕が読売新聞の夕刊配達を始めてまもなく集金もやることになった。これが大変だった。お金を扱うのも初めてで、つり銭に戸惑ったこともあるが、前の集金の方が女性の方だったのでなかなか信用してくれなかった。「嘘をつけ!読売だと言って00新聞だろう!」00新聞の拡張員が読売と嘘をついてドアーを開けさせたというのだ。運悪くそれが僕にそっくりだそうで、行くところ行くところ怒鳴られた。
子供に「ドアーを開けないで」と叫ぶお母さんの声も聞こえてきた。五階までの団地の階段の上り下りの足が重かったこと。

 それが、今は自分の名前を名乗れば「新聞屋さん、ちょっとまっててね」と奥で声がして・まもなくドアーを開けてくれる。ほとんどの方が笑顔で迎えてくれる。その笑顔は宝石よりも美しく
高価で、僕に10000ボルトのエネルギーを充電してくれる。
・・・ウレシイー             
              2003/8 でんどう三輪車
                   
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  1. 2005/05/09(月) 15:59:05|
  2. コラム「でんどう三輪車」|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:3

  

コメント

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  1. 2006/05/01(月) 08:21:28 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

さくらみかんちやんは早起きだね!

こんな最初まで読んで頂いて嬉しいよ!・・有り難う!・・あまりここまで読んではくれないからね・・ほんとに嬉しい・・都会の新聞の拡張員は柄が悪いんだよ・・嘘は当たり前・・以前は暴力的な言動の者もいたよ・・最近は少しは良くなったけれどね・・信州と違って都会は物騒だからドアーを開けないこと・・だから最初は苦労をしたね・・信用が出来てくるとお客さんが指定して契約をくれるようになって・・鞄をくれたり小銭入れをくれたり(あまり悪い品物を持っていたからね見るに見かねて)・・おすそ分けだからとか・・田舎から送ってきたとか・・いろいろくれたね・・良い人間関係が出来たよ・・集金を体調が良くなくて止めるとき2万円餞別を下さった方もいて・・今でも行き会うとみんなが声を掛けてくれます・・お付き合いを続けている人もいますよ・・そうそ!みかちゃんもその一人・・だよ。
(もし良ければ芹を送るから送り先を教えて?必ず秘密の鍵を忘れないで・・ね。)
  1. 2006/04/30(日) 09:20:27 |
  2. URL |
  3. でんどう三輪車 #-
  4. [ 編集]

信用の積み重ね

でんちゃんも大変な目にあってたんですね。
顔が似てるだけでその人の悪い業まで背負わされるのは、ずいぶんフェアでない話ですが、ちゃんと誠実に仕事をしていけば、ちゃんと信用ができていくっていうことの証明ですね。

今の世の中は、女の人も生き難いけれど、男性も生き難い部分がありますよね。
綾世ちゃんのところにきている男性のブロガーさんも、夜ランニングしていると、女の人がすれ違うたびに体硬くして道の隅に寄るのが分かって、どうしたものかと悩んでいるそうです。

人間自体に信用がなくなってきた時代。だからこそ、個人として誠実に生きていきたいですね。
  1. 2006/04/30(日) 08:11:20 |
  2. URL |
  3. さくらみかん #bXefcIJo
  4. [ 編集]

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