fc2ブログ

走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

●人気blogランキングへ参加中●ここをクリックして応援して下さいね!

野辺の花

『2005年の詩より』

 野辺の花  いのうえ つとむ

暖かな秋の日差しを浴び
蜜蜂だけが訪れる
目立たなく小さな花たち
米粒ほどの花も もう少し大きな花も
地味だけれどそれぞれ綺麗

名も知らぬ 野辺の花よ
日照りにあえぎ 
嵐の雨 に叩かれ
吹雪に耐え抜いてきて
虫の餌食にもならず
可憐に咲いている

ああ! 
野辺の花よ
僕は民衆の中に咲く
小さな小さな
野辺の花

  (2005・9・29)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 可憐な花  いのうえ つとむ

この可憐な花は
何かにたとえるとしたら
線香花火かな

線香花火が
パチパチと
火花を散らしているようだ

細い茎が
網のように重なって
無数に花が咲いている

米粒より小さく
胡麻粒より大きく
薄いピンクの花が咲いている

道路の側溝と
ブロック塀の僅かな隙に
咲いている

今日もメール便を届けながら
この小さな花に
・・ご挨拶

ああ!
何と幸せな事だろう
配達の仕事は

この可憐な小さな花と
逢うのが楽しみ
恋人と逢引するように

 (2006・9・21) NO・393


拍手喝采!・・パチパチ
←ここをクリックみなさん応援してください


スポンサーサイト







  1. 2006/09/21(木) 23:15:25|
  2. 私のうた|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する