ミシン糸をピリピリふるわせ
セロハン紙をピリピリふるわせ
紙コップに響く声
・・・・・耳の鼓膜に響く声
糸電話の
その声を
胸ときめかせて聞いた
少年の日。
今、電波は雨のように
ふりそそぎ
ふりそそぎ
緑の樹にも降り注ぎ
花にも君の肩にも降り注ぎ
光となり色となり音となる。
テレビは青く美しい地球を放映し
崩れる高層ビルを放映し
逃げ惑う民衆が映し出され
戦場の兵士が映し出され
泣き叫ぶアフガンの子らが映し出され
ああ!マスメデヤに一喜一憂し
その変遷に翻弄し
一分一秒・変わりゆき
年と年とが変わりりゆき
人の心も変わりゆく。
今、電波の雨を浴びながら
体・全体に浴びながら
ビリビリビリビリ浴びながら
どの娘たちも携帯電話を頬にあて
話しながら歩いてくる
けれど
僕の心は糸電話
僕の心は糸電話
{2002年1・1}
機械音痴なのか?携帯電話を持つ気になれなかった。しかし妻が耳が不自由であり、メールで交信できることから二人で持つことにした。いざ・使用してみると・・ なかなか便利なものだ。そういえば聾唖者の人たちが、駅で向かいのホームと手話で会話をしている姿を見かけなくなった。又、仕事にも便利に重宝している。時代はどんどん進歩し、仙人ではいられない。
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- 2005/05/09(月) 02:21:31|
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