桑畑の細い畦道を歩いていた
六年生になる女の子が
泣きながら歩いていた
隠れるように細い畦道を歩いていた
少年時代のことだった
ある日 女の子のお母さんが話してくれた
「 いつも学校へ通うのに畑の畦道を通るんだよ 」
「 こんな醜い私を何故 生んだんだ・と泣いて怒るんだよ 」
背が少し低めかな?と思うくらいで むしろ 良い顔立ちだった
けれど いつも不機嫌だった
夕刊を配達していると学校帰りの子供たちに会う
「 今日は 」 と先に挨拶してくれる子もいれば
「 お帰り 」 といっても黙って素通りする子もいる
それぞれ みんな 気立ても 顔も違う・・・親が違うから
顔が違うのは当然・・・それぞれ違う遺伝子だもの
個性があって良い・・・それが素晴らしい
梅ノ木に桜が咲いたら・・・おかしいよね
蜜柑の木に林檎がなっても・・・おかしいよね
桜・梅・桃・李 といってそれぞれ 個性があり
それぞれが美しい花を咲かせると 古人の言葉
鼻の丸い女優さんもいるよ
口の大きい女優さんももいるよ
けれどみんな輝いている
違うといっても数ミリだよ 微妙だよ
3センチも違わないよ
「 お父さん お母さん 美人に生んでくれて有り難う 」 と
毎朝 毎朝 毎朝 鏡の前で言ってごらん
その感謝の心が 幸せを 運んでくるんだよ
明るい ふくよかな顔が
もっともっと もっと輝くよ
生き生きと 輝くよ
もともと 美人だもの
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(2005・6・8)
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- 2005/06/07(火) 10:09:54|
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