ふっくらと
梅の花が咲いた
二月の柔らかな
・・日差しの中で
咲きかけの
梅の花は
穢れを知らない
幼い少女たちのように
メジロが枝から枝えと
忙しそうに
花の中に顔をいれ
甘い蜜を吸っている
梅の花をよく見ると
人間と同じように
・・何故か
背中合わせに咲く花も
眼と眼を合わせられない
犬猿の仲の人のよう
どいう生まれ逢わせか
同じ枝に咲いている
夫婦であっても
兄弟であっても
隣同士でも
職場の中でも
怒りや憎しみを
胸に抱いて
心を許しあえない
人の・・悲しさ
梅の花が
背中合わせに
咲いているからと
ただそれだけで
人間の業に
かこつけては
梅の花が可哀想
梅の花が清楚なだけに
梅の花の
甘い香りを
満喫しよう
・・心行くまで
(2006・2・9)
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- 2006/02/10(金) 07:00:05|
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