「私の左の薬指を見て」
貴女は左手を差し出して
見せてくれた
あの金の指輪
輝いていた指輪は
あなたの薬指には無かった
電車の中でも
街を歩いていても
若い同年代の女性を見ると
いつしか
指輪をはめているかと
左の薬指を見てしまう
楽しそうなカップルに出会っても
小学校の同級生に出会っても
つい左の薬指を見てしまう
そして自分の左の薬指に
指輪が無いことも
しみじみと見てしまう
あの結婚指輪が
輝いているときの幸せ
そして悲しかった日々
いつか指輪ををはずして
左の薬指には
今は無い
失ったことへの後悔か
他人の幸せへの羨望なのか
分からないけれど
左の薬指を見てしまう
貴女は今の気持ちを
こう話してくれた
今は指輪が無くても
幸せになるよ
きっと
新しい指輪を
はめる時がまた来るよ
貴女は若いんだから
(2005・9・23)
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- 2005/09/23(金) 05:34:09|
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