桜・心の傷 いのうえ つとむ
満開の桜
ゆらゆら
風に揺れ
ほのぼのと
人肌の温もり
満開の桜
その幹に
昔の傷あり
花に見とれて
誰も気付かず
人もまた
心に傷を背負い
必死に生き
その微笑の陰に
誰も気付かず
(2006・4・4)
🌸🌸🌸🌸🌸
リハビリテーション港南の樹に昨年の12月にお世話になって
早くも4月・・来月から新しい年号『令和』となる。
・・利用者の方たちは年配の方が多く90歳を超えた人が元気に通っている。
思うにみな穏やかで殺気が無い。
現役の頃は・・激しい時を刻んで来たと思う。
・・口にはしないがそれぞれ喜怒哀楽の人生を歩んできて、
桜の老木の傷跡のように
・・誰にも言えないことを胸に秘めていることだろうと思う。
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- 2019/04/07(日) 09:59:28|
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