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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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湯のけむり・一句

寒けれど妻の差し出す湯のけむり   
(さむけれど つまのさしだす ゆのむり)
                                 つとむ
テレビで老後の介護が連日放送された。
我が団地も40年前は30代40代の若い世代で
活気があったが・・今は老人が大半を占めている。
主人に先立たれ又は奥さんに先立たれて独居の人が多い。
我が家は妻と共に平穏に暮らしているが
寒いけれど妻の入れてくれる茶の湯が温かい。
・・ささやかな幸せを有難くお思う。
この幸せがいつまで続くのか・・先は見えない。
ご訪問の皆さんに感謝して。
(2015・12・13)


✾✾✾俳句の深さ面白さ✾✾✾
※ 寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき  芭蕉
俳聖・芭蕉が三河の弟子の杜国を尋ねて
宿を共にした句だという。
枕を並べて弟子と語らう様子が想像できる。
これを
・・寒けれど二人寝る夜ぞ温かし
とするとまったく意味がちがってくる。

ありのままのごく普通の生活を
俳句に詠むことが出来たらと常々思ってきた。
※ 寒けれど妻の差し出す湯のけむり つとむ
(寒いけれど妻が差し出してくれたお茶が温かい)
芭蕉の俳句を見て『寒けれど』を使わせて頂いた。
これを
・・寒けれど妻の差し出す湯の温かさ
とすると・・平凡な説明になってしまう。
『・・湯のけむり』とし
『温かさを含めた』ところが俳句の妙だと思う。
今日もご訪問の皆さんに感謝して。
(2015・12・14)

  




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  1. 2015/12/13(日) 20:40:45|
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