(じゅうはちの きくのひまたず ようこゆく)
百合薫る吾子の眠りに添い寝して
(ゆりかおる あこのねむりに そいねして)
万緑を黒々と染め野辺の列
(まんりょくを くろぐろとそめ のべのれつ)
満開の桜体温ある如く
(まんんかいの さくらたいおん あるごとく)
夢でのみ逢瀬の吾娘や桜山
(ゆめでのみ おうせのあこや さくらやま)
桃の花幼き日もあり帰らぬ娘
(もものはな おさなきひもあり かえらぬこ)
白木蓮亡き娘の便箋そのままに
(はくもくれん なきこのびんせん そのままに)
立葵姉妹そろえば佳きものを
(たちあおい しまいそろえば よきものを)
桐が実の吾娘の呼ぶ声一日ごと
(きりがみの あこのよぶこえ ひとひごと)
散る桜手話せし妻の薄化粧
(ちるさくら しゅわせしつまの うすげしょう)
つとむ
24・5年前の木語時代の俳句が出てきたので
懐かしい思い出にふけりながら読み返してみた。
数年間であったが(故)山田みずえ先生にご指導を受けた。
※ 満開の桜体温ある如く
この句は特選の『不忘抄』に選ばれた。
山田みぜえ先生は
他の句会のような取り巻きのベテランの句だけではなく
僕のような2.3年の新前の句も好ければ
取り上げてくださいました。(合掌) (2015・10・28)
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- 2015/10/28(水) 11:29:50|
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