田舎町に走っている自動車は
消防車とバスぐらい
たまに病院の往診の車が一台
遠慮がちに走っていた
日本も戦争に疲れ果て
ガソリンが無く
戦闘機も飛べなくなった
松の根っこから油を採取して
飛行機を飛ばすと言って
松の根っこを
小学生の僕らに掘らせた
戦争末期
ガソリンが無くて
バスの後ろに木炭の
細長いストーブのような
薪を燃やす釜がついていた
煙をもうもうと吐き
そのガスの力で走るとか
坂道になると
登れないので
客が降りて後ろから
皆で押したんだよ
今 蟻の行列のような
車社会には
嘘のようなほんとの話
(2005・8・20)
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- 2005/08/19(金) 21:07:43|
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