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『走れ!でんどう三輪車・70歳の詩人』を開いたところ
辛夷の花の詩が出てきた。
懐かしいやら嬉しいやら
・・想い出を噛み締めながらアップしました。
電波は地球を取り巻いている。凄い!。
辛夷の花 いのうえ つとむ
僕は辛夷の花が好きだ
時折り寒い北風が吹く
時折り暖かい南風が吹く
気ままな風の吹く中で
梢から
下枝まで
真っ白な花が
風にもまれて咲いている
僕は辛夷の花が好きだ
ナースステーションの
ナースのように
純白な服を着て
手術の後の夜だった
夜中にナースを呼んだ
麻酔が切れて
あまりの痛さに
汗・びっしょりかいていた
汗を拭いてくれた
下着も替えてくれた
用足しも手伝ってくれた
弾みで点滴が外れて
パジャマが汚れた
「ご免ね!ご免ね」と
何度も謝る若いナース
僕は嬉しかった
小さな染みは
「真心の記念だよ」と
心の中でつぶやいた
僕は辛夷の花が好きだ
風にそよぐ白い花を見ていると
いつもナースのことを思う
感謝の気持ちで
(2006・3・17)
辛夷の花は(こぶしのはな)は木蓮科の花・梅が咲き桜が咲く頃に、真っ白な花を咲かせます。清純な白い花は若いナースたちを連想します。医療に携わるということは、あまりにも人間に密接した尊い仕事だと思います。真心のナイチンゲールの皆さん有り難う。
※ (2015・7・5)再アップしました。
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- 2015/07/05(日) 19:57:35|
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