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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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鮎との出会い、人との出会い

  鮎、よもやま話  いのうえ つとむ

(1) 出会い

僕の人生にも、多くの出会いがあったが、河井さんとの出会は、運命的なものを感じる。
事の発端は、僕が相模屋釣り具店さんの鮎のバスツアーに参加したことである。

僕が、電車を乗り継いで2時間以上も掛け、相模屋さんに行くのは、以前、相模原に長男の家があり相模川で鮎釣りを覚えた。そのとき、「良い釣具屋さんだ」と釣り人から聞いて、長男の家から遠いけれど相模屋釣り具店で鮎の釣具一式を購入した。そこで植田名人の講習会や、バスツアーにも参加した。新潟の魚の川に行ったときも、宮城の白石川に行ったときも、バスで帰ってきて相模屋さんに到着したのは、早朝4時ごろであった。ほとんどの方が解散後は自家用車で帰宅するのだが、僕はリックを背負い電車とバスで帰らなければならない。それを知った相模屋の社長さんが長男の家まで二度まで送って下さったのである。そのご恩があるので横浜からでも電車を乗り継いで時間を掛けても行くのである。

昨年と同様、鮎のバスツアーに参加したのが河井さんや有本さんや
若い近藤さんを知るきっかけとなり、釣り友達になれたのである。しかし、いつもなら話をしてもその日限りで終わってしまうのであるが、それには理由がある。それぞれ「お仲間」が有りお仲間に新規参入の余地が無いからなのだ。ましてリックを背負っての釣り人は足手間といである。だから行きのバスの中で話をしていても前と同じようにその日限りの出会いだと思っていた。

どこでもそうだが、僕はスローペースなので皆さんが釣りを始めてから、のこのこと川に入るのである。この日も皆さんが釣竿を構えているところへ遅まきながら川に入った。広い川だとはいえ、よさそうな所は先着がいる。ちょうど河井さんの釣られている川下が少し開いていたので礼儀なので「ここで釣らしてもらいますが良いですか」と声を掛けた。「ああ、良いよ」と返事が返ってきた。これが河井さんとの運命の出会いなのである。
帰りのバスの中で、河井さんから「ここで釣らしてくださいと声を掛けてきた井上さんの笑顔が良かった、気に入った。これからお付き合いしてくれませんか。」と言われて僕も「喜んで」と電話番号の交換をしたのである。有本さんは河井さんの元々の友人で、そこに未来の名人近藤君と僕が加わったのである。

(2) タモ網作りの名人

バスの棚に「良い手作りのタモ網があるな」と気づいていた。河井さんの作品だとも聞いていた。こうして手に持って見るのは河井さんのご自宅にお伺いしてからである。手作りのタモ網はその枠を萱の木で作るのだが、良い萱の木を見つけるのが大変なのである。両方に同じ太さで枝が伸びていて柄になる樹が程よい太さであるう事がタモになる条件である。その枝を丸い形にし、つなぎ合わせるのだが、今まで見た物はこのつなぎ目がはっきり見えるのである。だが河井さんのタモはいくら見てもつなぎ目が分からない。今も文章を書きながら見ているのだが分からない。釣り具店で売られているのよりも、丁寧に作られていて何処か気品がある。僕などこのような美術品ともいえるタモ網を使うのには10年早いのだが、10年も待てる年齢では無いので譲っていただいた。冬の長野の山奥で育った萱の木で作られた手製のタモを感慨にふけりながら眺めている。断崖に登り萱の樹を切り取っている河井さんの姿を目に浮かべながら眺めている。

(3) タモの網との再会

河井さんの今年作られたタモ網は何本あっただろう。どれもこれも素晴らしい出来栄えなので見とれていて、何本在ったか数え無かったので分からない。およそ完成品が15本ぐらい在ったか、木枠だけのがやはり15本ぐらい在っただろうか、趣味で始めたそうだが見事な工芸品である。試行錯誤してここまでになったようだ。苦労されたようだ。ほとんどが知り合いとインターネットのオークションで片付いてしまうという。井上さんにはこれがいいよと奥から出してくれたのは、柄に反りが少なく僕のような初心者用には反りの無いのがいい。最高の出来栄えで気に入った。

「井上さん聞いて下さい」と長野の山奥、立山の方面まで萱の樹を求めていった話の後に話された事は、親しくしていた釣り友達が「譲って欲しい」と何べんも言うので無料で譲ったそうだ。ところが、ある日、鮎釣りをしていて隣で釣りをしている人の鮎タモが気になって見せてもらった。やはり思っていたとおり、友人に譲ったものだった。がっくりしたそうである。そ知らぬ顔で「これはどこで手に入れられたのですか」と尋ねると「知り合いから4万円で買った」と言っていたから、怒り心頭である。自分の誠意を裏切られたことに言いようの無い怒りがこみ上げてきたそうだ。その場はこらえてきたが、思い出したくない事を話してくれた。「自分の作った鮎タモを喜んで使かってくれるのが嬉しいのであって、このような鮎タモとの再会は嫌だね」と話された。すかさず「僕だったら絶交だね」と言うと、それ以来彼とは一切付き合っていないと話されていた。

(4) 保証人

「恥ずかしいことですが」と自分の恥のように話された。それは河井さんがまだ若かりし頃、警視庁に勤めていた時代のこと、義理の妹さん夫婦が商売をしていて保証人になってくれるよう頼まれた。身近な身内のことなので印鑑を押して保証人になった。これがとんでもない事になってしまった。義理の妹夫婦は蒸発して今もどこにいるのか分からない。保証人になった為に、全額が河井さんの肩に架かってきた。何とかボーナスごとに趣味で集めた日本刀があったので肩代わりが出来たけれど日本刀が無かったら大変なことになっていたと思うと話された。二人の子供さんにも「兄弟でも保証人にはなるな」と教えているそうだ。今河合さんは警視庁を退職して好きな骨董屋を仕事としている。だからあの日本刀があればと時々思うそうである。

保証人になってはいけないと誰もが分かっていても、いざとなり、情がからんでくると情に負けることがある。心を鬼にして断るべき時は断らなければ自分の一生を台無しにしてしまう。僕の長男もそれで苦労をしている。また先日会社の同僚と何十年ぶりに会う機会があり、いろんな話の中で入社当時の事、お酒を飲みに行った時だと思うが、お店の女性に同情して二人が同じように保証人になった。300万円と400万円の借金をかぶってしまったと話していた。今頃になってやっと返すことが出来たと話してくれたが、当時では家が買える金額である。同じようなことが次々と起こり、この世の中は保証人になったがために苦労をしている人が後を絶たないようだ。

(5) 有り難うが言えない

前にも書いたことがあるが、僕が囮の引き舟を流してしまい、地元の人がナスのように小さく見えるほど遠くまで行って拾ってきて下さって、「馬鹿野郎これ位の瀬ぐらい渡って来い」「恥をかかせやがって」と怒鳴られた。荒瀬の中を一歩誤れば死ぬかと思うほどの川を渡った。お礼をしたいので名前を聞いたが教えてくれなかった。「人は見かけによらないね」と話すと、河井さんはその反対のことがあったと話してくれた。自分の目の前を囮の引船が流れてきた。流した人が困るだろうと何とか拾い上げて岸につないでおいた。案の定、引船を流したと言って川を下って人が来た。「そこに繋いでおいたよ」と言うと「あ、そおう」と言ってお礼も言わないでその人は持ち去っていったと言うのだ。何と寂しい心の持ち主だろう。話を聞きこのような人間もいるのだと思った。

(6) 天然鮎

僕は今だに、お人様におすそ分けするような釣りをしていないので、
こんな経験はしていないが、河井さんがご近所の方に釣ってきた天然鮎を差し上げたが後になって「傷があるので気持ちが悪いので全部捨ててしまった」と事もなげに言われたので「がっかりした」と言うのである。「奥さん、スーパーのパックに入っている養殖の鮎とは違うのです。針の傷があるのが釣ってきた天然鮎なんです」と声を大にして河井さんの代わりに言ってあげたいと思う。今度、僕も沢山釣れて人にあげる時は必ず天然鮎の釣り傷のことを説明することを忘れないようにしよう。
ご近所におすそ分けできるほど「沢山釣れるといいなー」と思いながら筆をおこう。

(2005・8・6)

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  1. 2005/08/06(土) 03:38:51|
  2. 渓流に鮎を求めて|
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  4. コメント:2

  

コメント

スウィーツバトン♪

こんにちは、marilynです。
哲郎君の募金の紹介、ありがとうございます。
それから、スウィーツバトンを回しました。
よろしくです。

  1. 2005/08/07(日) 15:43:00 |
  2. URL |
  3. marilyn #-
  4. [ 編集]

たわしさん有り難う

たわし、さん、メール有り難う。

この、「鮎との出会い、人との出会い」長文過ぎたかなーと思っていたところなんです。

この暑さですから。でも「よかった」と言ってく
ださり、お一人でも読んで下さる方がおられて嬉れしいです。
皆さんのお陰で10位になりましたが、あまりランクにこだわり無く、良いものを書きたいです。
今度はコメントに一言入れてくださいね。難しく在りませんよ。吉野川は鮎の名川です。行って見たい川です。いいところにお住まいですね。
  1. 2005/08/07(日) 03:34:28 |
  2. URL |
  3. でんどう三輪車 #-
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