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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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僕の中の・少年 ・ (2) 命燦々

  いのち燦々     いのうえ つとむ

小川で遊んでいた
田んぼの畦道を走った
ホオジロがさえずっていて
メダカが群れて遊んでいた
風がそよぐと青田が波打っていた
池の水面には漣が立ち
白い雲がゆれながら映った。

おーい
少年は空を仰いで
雲の行方を追った
 遠い日のことだった。

今日、メダカが生まれた
ピンセットで抜く棘のように小さく
銀色の目玉が光っていて
 いのち燦々と輝いている

水槽の水に老人の顔が映っていて
じっと見つめるその瞳は
水槽の鏡に映っている
その瞳は
少年のよう。

                   (2000・1)
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  1. 2005/05/13(金) 20:52:57|
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