「あーら るんるんねー」
若い看護助士さんと腕を組んで
エレベーターの前に来た
夏に入院した時お世話になった
お掃除のオバサンだ
「知っているの」と
助士さんに聞かれた時
お掃除のオバサンとハイタッチ
エレベーターの中でも
腕組みは失礼になると思った
腕組みを解いてエレベーターに乗ると
「あなたが退院されると寂しいなー」と
小さな声でささやかれた
そんなことを言うとご主人が
寂しがるよと言えば
「主人?・・」少し間をおいて
「子供が寂しがると思う」とつぶやかれた
・・二人だけの会話はここで終わった
エレベーターを降りて
有り難うとお礼を述べて別れた
*****
検査が終わっても少し麻酔が効いているのか・・フアーんとした気分でいた「お迎えを呼びましょうね」と検査室の看護士さんに言われて「はい・お願いします」と答えた。自分で病室まで帰れると思ったがお願いした。
検査室の外の椅子にしばらく座っていると「いのうえさーん」と声がした。柱の影に座っていたので見えなかったようだ。「有り難う」と言って看護士さんの手を握った。「あ・ごめん」と言うと「いいのよ・・私の手が荒れているから腕組みしよう」・・そして病室まで長い距離を腕組みして歩いた・・何故か恋人のような気分でルンルン気分だった。
仕事とはいえ・・嫌な顔もせず患者に寄り添って働いてくれる・・病院でも『影で働く人がいる』有り難い事と思う。
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- 2013/03/01(金) 16:35:31|
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