『リハビリテーション港南の樹』にお世話になってから一か月が過ぎた。
名前も一人二人と覚えて来て冗談も口から出るようになった。
上着のファスナーが噛み外れなくなり難儀をしていると
「どれどれ見せてごらん」とNさんが早速直してくれた。有難かった。
『リハビリテーション港南の樹』は、
スタッフの先生方も利用者である我々も実に和やかである。
・・コーヒーを飲みながら一休みしていると
「絵など好きですか、私は水彩画を描いていたの」と初対面のUさんが話して来た。
Uさんの絵の先生が画集に纏めてくれたと一冊の画集を見せてくれた。
『桜田敏子の水彩画』という画集である。
ゆっくりページをめくりながら・・淡い色調の柔らかな感性に静かな感動を覚えた。
僕の心の中で眠っていた『絵心』が目を覚ました。
「この絵とこの絵が好きです」と何枚かの気に入った絵をメモ用紙に書いて渡した。
嬉しそうに、「どうぞ/差し上げます」と控えめな声でその『桜田敏子の水彩画』の画集の本を手渡された。
その時の穏やかな笑みは忘れられない・・2019年・新たな出会いである。
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- 2019/01/10(木) 20:01:11|
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