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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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夕暮れの富士

12月28日
『リハビリテーション港南の樹』に12月3日よりお世話になって
7回となり、新しい出会いに12月は充実した体験をした。

・・それにしてもお迎えの時間の正確さだ。
11時前後に☎で連絡してくれて
「今日は、1時15分にお迎えに行きます。又は1時5分に行きます」と
その都度、時間道理にJRの電車の如く正確に迎えに来てくれることだ。
・・それは大変なことだと思う。5・6人の乗り合いである。
一度、1時5分の時間のお迎えの時不眠がたたりウトウトしてしまい
団地の3階のドアーの前まで迎えに来ていただいた。
皆さんが玄関の前でそれぞれ待っておられてご迷惑をお掛けした。

・・送迎のお迎えの車の中の会話で「右肩が寂しいから」とお洒落な言葉に感心した。
それというのは映画に「一人で見に行くのが良いか?二人が良いか?」という会話の中で自然に出てきた言葉だ。
『ふとした言葉』はその人の人生を物語るものだ。
言葉は人柄を表すと思う。

・・帰りの送迎の車の中で『夕暮れの富士山』を見た。
高台だろうか屋根の上に黒い雲と夕暮れの黒い富士山が見えた。
真っ赤に燃えた夕空の中に黒い富士が黒い雲と調和がとれて美しかった。
「五合目まで車で富士山に行って来たよ」と話しところ
「私も行ったよ、でも近くで見るより遠くで見る富士山が良いよね」と
同乗の看護師さんが言われた。僕もそう思った。同感だ。
「やっぱり富士山は五合目の近くより遠くで見る方が雄大で美しいね」と・・。

・・車の中は和やかな雰囲気の会話の言葉に包まれていた。






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  1. 2018/12/29(土) 00:05:40|
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真夜中の入浴

   真夜中の入浴  いのうえ つとむ
午前二時半の入浴は湯加減も良く体の芯まで温まり心地よい。
ゆったりと湯に浸かりながらテレビの映像を目に浮かべていた。
戦争中の学童疎開と戦後の浮浪児の記録写真でその体験者の取材である。
中でも戦後の浮浪児のことがことさら心から離れない。
戦争で両親を亡くし孤児となった子供たちだ。
駅裏や地下道で犬のように扱わられて生きて来た子供たちである。
 昭和10年生まれの僕と同じ世代の人たちだ。
僕は小学校の5年生の時肺結核になり病床で浮浪児のことをラジオで聞いた。
戦争で孤児となった浮浪児の事を連続ラジオドラマ『鐘の鳴る丘』を聞き涙を流した。
残飯を食い泥棒をしてでも生き延びて来た人たちだ。
やがて『浮浪児狩り』と言って子供たちは捕らえられて施設に収容された。
・・ある人は施設を出て働きながら夜学に通いアメリカの大学を卒業しアメリカの中学校で教師をしてきた。
今、アメリカで日本語を教えている。
・・ある人は苦労を重ね成功して、幸運を呼び込み大富豪になった。
浮浪児の中で『俺が一番だ」』と成功を誇らしげに語っていた。
・・ある人は両眼を失明して施設から指圧の学校に行きマッサージ師となり
やがて幸せな家庭を築いた。
人生いろいろ。
とりわけマッサージ師の『生き様が』心に残る。
野良犬のように扱われて『社会を一生憎んでやる』と何度も口にしていた。
心から社会の人を恨んだと思う。
あるとき急に熱が出て頭が割れるように痛く苦しんだ。
『痛い痛い』と苦しんで居るときに背中をさすってくれた優しい友達がいた。
その友達がやがて塞ぐようになり、ある朝・電車に飛び込んで死んだ。
浮浪児の中には生きて行くのが辛く苦しく何人も電車に飛び込み死んだ。
『俺らは何も悪いことをしていないのにどうしてなんだ』と社会を恨んだ。
やがて両目が見えなくなった。
背中をさすってくれた友達が亡くなって間もなく『浮浪児狩り』があり施設に入った。
施設の先生にも徹底的に反抗した。その施設の先生が『銭湯に連れて行ってくれて
背中を洗ってくれた』。疥癬で(体中がものすごく痒い皮膚病)誰も触れてくれない。
だが先生は背中を流して洗ってくれた。
『嬉しかった・・心が開いた』。
それから先生の勧めで盲学校に通った。
結婚にも恵まれてマッサージ師として働いた.。今も働いている。
人間何が嬉しいかと言って『母親の様な温もり』が一番うれしい。
・・こんな私だが結婚して支えてくれた妻は寝たきり状態だ。
『妻への恩返しだ』と思い他人を頼らず自分で看病している。
眼が見えないのが辛いが頑張っている。
・・何より嬉しいのは『心の温もり、人の温かさだ』という
マッサージ師の言葉を噛み締めながら真夜中の湯に浸かった。
・・『リハビリテーション港南の樹』の皆さんの心の温もりを感じながら。

(2018・12・25)






  1. 2018/12/25(火) 07:00:30|
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鼻炎と蓄膿症とリハビリ

12月20日
S病院の耳鼻咽喉科の予約で診療を受け長女に送ってもらい10時前に到着した。
待ち時間が長く鼻水が喉に降りて来て辛い時間だった。

12月21日
鼻水との戦い!1時間おきの塩水のうがいで睡眠不足!。
『リハビリテーション港南の樹』の13時5分のお迎えには
団地の階段下の入り口まで出なければいけないのに
・・『ついウトウト』。
3階のドアーまで上がって来てもらった。
ご迷惑をかけてしまった。

・・新入り紹介。Hさんは男性(70歳~80歳?)
実に綺麗な字を書く人だと思った。僕がしていただいたようにコーヒーを入れてあげた。

・・「テクノタワーホテルの鉄板焼きがおいしい」とkさんとTさんの話を横で聞いていて
(Tさんは先日来た時に自宅の地図を書いて教えてくれた人だ)そのTさんにお年を聴いてみた。
「90歳だ」という。少し耳が遠いのだが補聴器が嫌いなようだ。
スタッフの先生が「最高の年齢の方は96歳の人が来ている」と教えてくれた。
Tさんはベテランの人のようで・・利用者さんのことをよく知っていてお話相手のKさんのことも話してくれた。

・・横に座っている品の良い紳士(別のTさん)の透明なファイルを見ると漢字の書き取りがあり、
「こんなに難しい試験があるのですか」と聞いてみた。
テストではなく問題を借りて自宅で自発的にリハビリしているのだそうだ。
「脳梗塞の手術をしてリハビリの病院を退院してから『リハビリテーション港南の樹』に来て3年になる」という。
最初は何もできなくて『休養室」で休んでばかりとの事。・・「今は1万歩は歩くようにしている」と万歩計を見せてくれた。
見ると13000歩以上だった。
・・帰りの送迎車の中でTさんは3年通っているそうだと話したところ
「私も3年になるよ」とKさんが言われると前の座席の方も「私も3年になる」という。
・・皆さんがこの『リハビリテーション港南の樹』を愛し信頼して希望をも持っていることを確信した一日でした。
・・これは親しみやすい『先生方スタッフ一同の人柄の良さ』が一番だと思う。


(H・樋口  K・川口  T・高橋  T・富田)





  1. 2018/12/22(土) 00:29:09|
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瞳輝く

 
 瞳輝く   いのうえ つとむ

リハビリテーションに
集い来る老人達の
顔の皺は
山あり谷ありの
苦労の年輪

それぞれ
胸の奥に
己だけが知っている
秘められた人生の
顔の皺

貴女たちは言葉に言い尽くせぬ
病苦を背負い
死線を乗り越えて来た
その貴方たちの瞳が輝いた
・・一瞬輝いた

・・瞳輝く!
それは希望の瞳!
さぁー
僕も頑張ろう!
希望に瞳を輝かせ!。       



12月17日(月)
椅子は自由に座れてお茶を飲みながら
僕の前にご婦人が二人座った。
Kさんは今年の1月まで入院生活で2月から「リハビリテーション港南の樹」に通ってきて
・・歩けなかったのが杖を突いて歩けるようになったという。
Nさんは『脊髄固定術』という大手術をされて(脊髄に釘の様な金具で固定)。
・・今は元気に歩いている。
{大手術で覚悟がいったでしょう」と尋ねると
「生きて帰れるとは思いませんでした」
「今はこの「リハビリテーション港南の樹」に週2回と五反田の病院に週1回通院して頑張っているの」
・・「頑張らなくてはねー」お二人の瞳は輝いていた。

さぁー
僕も頑張ろう!
希望に
瞳を輝かせて!。


(K・河崎  N・根本)



  1. 2018/12/18(火) 13:06:24|
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黒いチューリップ(再)

黒いチューリップ    いのうえ つとむ

四月半ば,春といっても寒い日が続くこのごろ、今日も寒冷前線が空を覆っていて自転車のハンドルを握る手が冷たい。
メール便の配達コースで庭に花が咲き競う住宅地がある。今・流行のガーデニングというのだろう、三色すみれの鉢が並び枝垂れ桜も咲いている。四季を通じてそれぞれの花の競演で見飽きることは無い。
その住宅の通りに「いちご堂」という小さな看板がある。鍼灸院の看板で毎日のように配達する家である。
中年の婦人がチューリップを鋏で切っておられた。鍼灸院の先生である。「今日は、綺麗なチューリップですね」と挨拶して、メール便の封筒を手渡そうとすると
「郵便屋さんですか、お花を持っているので、手が離せないのよ・・ポストに入れてね」
「郵便屋ではありません、メール便です、じゃあ、ポストに入れときますね」
「そうして下さい」
「大きなチューリップですねえー」
「でも、すぐ散ってしまうの」
「この黄色の花は芯のところが黒いのですね」
「そうなの?・・私は見えないのよ、だけれど紫の濃いのと違う?」
「そういえば紫かもしれませんね」
前にも挨拶をしたことが一度あったが話をして初めて目が不事由だと知った。
普通の眼鏡をかけておられて目が見えないことが外見では分からなかった。
「こちらの赤いチューリップのほうが濃い黒い色に見えますね」
手に取って教えてあげると
「どれですか、これ?」
「そうですよ、よく見ると紫の濃い色ですね」
花に触れながら思慮深い顔をされて
「オランダはチューリップの国でしょ、黒いチューリップで戦争したと言うからね」
「黒いチューリップ・・そんな謂われがあるのですか?」
「私は事故で見えなくなったの、最初は黄色い色や赤い色から見えなくなったのよ、色盲ってあるでしょう・・ああゆう感じからね・・見えなくなったの」
「それは大変ですね」
「私は見えないけれどね、お客さんが喜ぶと思ってね、ガーデニングの専門の方にお願いしているのよ。ところで貴方のお名前は?」
「井上と言います」
「どちらにお住まいなの。洋光台?」
「はい、洋光台の五街区に住んでいます。うちの妻がローアなのですが、途中で失明されて大変ですね」
「いいえ、そうでもないわ。・・貴方手話されるの?」
「僕はしません、口話です」
「唇を見て話すのね。私もね、点字しないのよ。小説もテープがあって聞けますからね」
「ああ!僕の同級生の仲の良い名古屋の友達が、かれこれ20年ほどボランテアで小説など本の朗読をテープに入れていますよ・・夜中の2時ごろまで起きているとか」
「そう!有難いわね。人のためになることは良いことだわね。そのお友達・・良い人生ね」
「なかなか出来ない事ですよね」
「お宅の近くに、・・・大嶋さんというローアの方がいるでしょう」
「妻の友達です」
「一度来られたのよ。災難にあったときに連絡できる会を作って市と話を進めているのだけれど中々はかどらなくてね」
「そうなんですか」
「でも最近は好くなったわね。ここのところ市のほうも好意的で好くなったわ。皆が変わってきたわ・・先日も二人の方が道案内をしてくれたの。以前はね、石をぶつけられたからね」
「最近はテレビでも手話をやるし、社会の目が変わってきましたね」
「私たちは杖があるから外見で分かるから良いけれど、ローアの人は見た目で分からないから大変ね、知り合いが張り倒されたことがあったからね」
「以前はオシだのツンボなのと言われていたからね・・妻の身内も自分の子供が嫁にもいけなくなるからと・・遠い宇都宮の聾学校に入れたのですよ」
「そう・・私ね一度懲りたことがあるの。手話通訳が良くなくて誤解されてね。障害者同士でも意思の通じないことがあってね・・理解されるのが大変でしたよ」
「手話も難しいからね」
「私パソコンをやっているのよ!文字が音声に変わるの!」
「そう!凄いね!僕もブログで詩やエッセーを書いているのです」
「何人の人が読んでくれているの」
「一日150人ぐらいかなあー」
「凄いはねー・・読みたいわ。今度機会があったら読ませてもらうわ」
「ぜひ読んでくださいね」
「私ね、目が見えなくなってからお声で人柄が分かるのよ。今のほうが前より人生が充実しているのよ。見えるときは見逃していたことが・・よく見えるのよ」
「僕のように目が見えると表面だけしか見ていませんからね」
「外見で判断するのではないのよ。心の奥が見えるのね。私って・・怖いわよ!・・フフフ」
「・・・・・」
しばらく間をおいてから笑顔で
「貴方いい人だわね」
僕は礼を言って、お暇した。
赤いチューリップも黄色いチューリップも芯の周りが濃い紫色の黒い色に見えることを、このとき・・しみじみと見ることができた。
いつもは通り一遍の見方で・・ただ「綺麗だだなー」と眺めて見ていた花である。

(2006・4・16)

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  1. 2018/12/12(水) 16:07:02|
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新しい出会い


『リハビリテーション港南の樹』にお世話になることに決めた。

12月3日(月)…初日であり僕も緊張していて
血圧が170・・90と高く
少し落ち着いてから再度測定した。
血圧は150・・81と下がった。
それでもまだ高い。
手続きなどがあり椅子に腰かけているほうが多く
何か頼りない気もした。

12月7日(金)・・1時30分に車で迎えに来てくれた。
血圧測定143・・82これなら良しとしよう。
慣れないので時間の無駄が多いようだ。
運動器具を使って体力をつけるのと
・・ホットリズミーという機械で温熱をした。
・・ポラリスカイネという機械で脹脛に低周波を当てた。
・・水ベットのマッサージをした。
口腔のケアーの説明をしてくれた。
誤飲をしないように口の筋力をつける事と図解のコピーをくれた。
『今週のなぞなぞ』は簡単に解けた。

12月10日(月)・・1時15分のお迎え。
血圧測定124・・73これなら良い。
椅子に座って体操をした。
先生のリズムに付いて行くのが精一杯だ。
『今週のなぞなぞ』難題だ。
12がヒント
家に帰って夜中に解けた。
十二支を並べてみた。
・・血圧の測定に手を貸してくれる人
・・コーヒーを入れてくれる人
少しずつ・・話が出来るようになった。
・・今年も終わりになって『新たな出会い!』。

来年が楽しみ!。




  1. 2018/12/12(水) 14:50:11|
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