走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。
のほほんと揺らぐ師走の夏ミカン つとむ(のほほんと ゆらぐしわすの なつみかん)
夏ミカン いのうえ つとむ
ポアーン
ゆあーん
ゆあーん
小春日の陽だまりで
夏ミカンが揺れている
・・人々が
暮だ
師走だと
慌ただしくしている時
夏ミカンは
のほほんと揺れている
✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾
子供の時
縁側で夏ミカンを食べた
塩を少しつけて食べた
重層を付けると
ジュわーと
泡が出て楽しんだ
・・今、窓から見える
夏ミカン
師走の忙しさをよそに
ゆったりと見える※ 俳句の推敲
のほほんと夏ミカンだけ師走空
のほほんと揺らぐ師走の夏ミカン
・・夏ミカンの季語は(夏)
・・師走の季語は(冬)
・・季語重なりの句
・・冬の季感を詠む俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
先ずは・気軽に
5・7・5ご訪問応援の皆さんに感謝して!。本年も最後の日となりました。
多くの方のご訪問・応援に励まされて
拙い俳句と詩を書き連ねてきました。
ありがとうございました。有り難う!ランキング3位 12月30日
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- 2016/12/30(金) 00:09:29|
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思い出す「鵯越」や鵯の声 つとむ(おもいだす ひよどりごえや ひよのこえ)
古の「鵯越」や鵯叫ぶ(いにしえの ひよどりごえや ひよさけぶ)
鵯の声 いのうえ つとむ
山茶花が
散っている
鵯が
何やら叫ぶ
今年も
年末
やがて
新しい世界が
新たな歴史を作る
✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾
ベランダから聞えるのは
カラスの声と
鵯の声と
時々車の走る音だ
・・一の谷の「鵯越」
義経の
勇気と決断が無ければ
平家の末路は変わっていた
歴史が変わっていた
・・その義経は
兄頼朝に命を絶たれた
戦いは繰り返されて
歴史は重い
・・ただ平和を願うのみ
※ 俳句の推敲古の「鵯越」や鵯の声
古の「鵯越」や鵯叫ぶ
・・『古の』はいらないか?
・・『鵯叫ぶ』は強すぎるか?
思い出す「鵯越」や鵯の声
・・鵯は秋の季語
・・冬の季感を詠む俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
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- 2016/12/29(木) 12:48:15|
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夕映えにただ白々と芒の穂 つとむ(ゆうばえに ただしらじらと すすきのほ)
夕映えに いのうえ つとむ
鳥はねぐらの木に帰り
ススキは
風に吹かれて
白髪をなびかすように
風のなすまま
身を任せていた
夕映えに包まれて
吾は
独り佇む
※ 季語と季感
芒の季語は秋
『だ白々と』
冬の季感として句を詠む
感性のおもむくままに・さんのカメラを通して
・・感動を有り難う!。
<
俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
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- 2016/12/28(水) 13:30:55|
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陽だまりで山羊の笑顔と笑い声 つとむ (ひだまりで やぎのえがおと わらいごえ)
山羊 いのうえ つとむ
おーい雲よ
白い雲よ
真っ白な雲は
山羊となって
山羊さんの
お友達だよ
空を見てごらん
東京に向かって
みんな流れて行くよ
白い雲が山羊となって
東の空に走って行くよ
✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾
子供の頃
胸を病んだ
学校にも行けなかった
山羊を飼って
山羊の乳を飲んで
栄養を付けた
小川の土手に繋いで
新鮮な草を食べさせた
・・空を見ると
白い雲が流れていた
東の方角に流れていた
未知の世界だ
東京だ
何時か僕も行こうと
空を見上げた
※ 俳句の推敲陽だまりで山羊の笑顔と笑い声
・・陽だまり
日光のよくさして暖かい場所
冬の季感でしょうか
・・笑顔と笑い声
山羊を擬人化した
『笑子』さんの素晴らしい写真を拝見して
僕の懐かしい心の風景です
※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
先ずは・気軽に
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- 2016/12/27(火) 08:44:10|
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名残惜しや桜紅葉の散り切れず つとむ(なごりおしや さくらもみじの ちりきれず)
桜紅葉 いのうえ つとむ
十二月の
寒空を
・・見上げると
桜紅葉が
一枝
風に吹かれて
散り切れず
名残ほしそうに
残っている
散り切れぬ
桜紅葉の
この寂しさよ
北風に
晒されながら
なびいている
※ 俳句の推敲
名残惜しや桜紅葉の散り切れず
・・桜紅葉・秋の季語
・・散り切れず・冬の季感
・・季感を重んじる
名残り惜しや桜紅葉の師走空
・・師走空・冬の季語
TRIMMINGさんの写真を拝見し
・・散り切れぬ桜紅葉を偲ぶ
・・有り難う!。※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから
俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
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- 2016/12/25(日) 20:01:04|
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冬の陽のアンダースロウや枕もと(ふゆのひの あんだーすろうや まくらもと)
枕元にアンダースロウや日脚伸ぶ(まくらもとに あんだーすろうや ひあしのぶ)
冬の陽 いのうえ つとむ
ふゅあーん
ふゅあーん
お昼になっても
枕元に
冬の陽差しが
忍び込む
アンダースロウで
忍び込む
この甘く暖かい陽を浴びて
何時までも寝ていたい
✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾
心ちゃん いのうえ つとむ
ベビーかーに
曽孫の
『心』ちゃんを乗せて
押して歩いた
・・杖を突くより
足が軽い
・・そう
これからは
散歩に『心』ちゃんと
「ベビーカーを押して歩こうか」
・・ふと思った
冬の陽を浴びながら
※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから
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- 2016/12/23(金) 17:39:36|
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言葉には裏もまたあり落葉踏む つとむ(ことばには うらもまたあり おちばふむ)
木の葉には裏向く葉あり踏む落葉
(このはにはうらむくはもあり ふむおちば)
言葉 いのうえ つとむ
幼児の言葉に
裏が無い
純真無垢な心に
裏が無い
・・だから可愛い
君の言葉も
僕の言葉も
裏がある
汚れてしまった
・・大人の世界
悲しきことよ
もう帰れない
幼児の心に
もう帰れない
・・帰れない
※ 俳句の推敲
木の葉には裏向く葉あり踏む落葉・・踏む落葉と動詞の踏むを前にし動きが出るかと思う木の葉には裏向く葉あり落葉踏む
・・木の葉に(これで言葉に連想できるだろうか?)
言葉には裏もありけり落葉踏む
・・けり(中7に切れ字を入れた)
言葉には裏もあるよ落葉踏む
・・口語体の句
言葉には裏表あり落葉踏む
・・裏表と(落葉には裏表があり)
季語の落葉と着き過ぎかも
4歳になる
孫の栞は可愛い
心のまま
ありのままを
ぶつけてくるから
言葉に裏が無いから
感情のままだから
だから可愛い ※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから俳句は楽しい!
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- 2016/12/21(水) 11:08:29|
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心洗うや銀色の冬の海 つとむ(こころあらうや ぎんいろの ふゆのうみ)
冬の海 いのうえ つとむ
凍える海は
波静か
鎌倉の片瀬の海岸は
夏にあれほど賑わった
人影もなく
打ち寄せる波が
銀色に輝いている
遙か離れて
遠くから
僕の
心が
・・胸の奥で
銀色に輝く
波の音を聴いている
※ 俳句の推敲心洗うや銀色の冬の海 つとむ
7・5・5の破調の句(心洗うや・が主題)銀色に心洗うや冬の海
5・7・5
波寄せて心洗うや冬の海
5・7・5※ 破調の句の例
落葉踏みゆく電動の車椅子 つとむ
7・5・5 (木語・山田みづえ選)
・・心洗うや
・・落葉踏みゆく
7音を前にすることで俳句が生きて来る※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから
・・始めてください
・・先ずは5・7・5わたすげさんの冬の鎌倉の片瀬海岸のカメラを通して!。
・・拝見し、凍みわたる海の感動を有り難う!。
俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
先ずは・気軽に
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- 2016/12/20(火) 10:27:12|
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雪原に樹の影柔ら春を待つ つとむ(せつげに きのかげやわら はるをまつ)
雪に這う影のびやかに木々の枝(
ゆきにはう かげのびやかに きぎのえだ)
樹の影 いのうえ つとむ
真っ白な
雪原
足跡一つない
雪の道
影が
のびやかに
雪の上に映っている
樹は春を待っている
静かな
静かな
雪国の
昼下り
「冬は必ず春となる」
樹々はいつの日か
・・芽吹く
※ 俳句の推敲
雪原に樹の影柔ら春を待つ
(「春を待つ」とそのまま言葉にした)
雪に這う影のびやかに木々の枝
(「のびやかに」と春を待つ言葉を含む)
雪原に影のびやかに木々の枝
樹の枝の影のびやかに雪の上
雪の上影のびやかに木々の枝
※ 季語
雪(冬)
雪原(冬)
春を待つ(冬)
※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから
・・始めてください5・7・5
ファインダーを覗かば小さな声が聞こえる(Photo cafe)さんの
北海道の写真から・・静かな感動の一句。
この感動を有り難う!。
俳句は楽しい!
俳句は心の日記
日々の感動を!
気軽に
先ずは5・7・5
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング2位 12月18日
有り難う!ランキング2位 12月19日
有り難う!ランキング2位 12月20日
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- 2016/12/18(日) 20:22:09|
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寒空に壁の落書き息遣い つとむ(さむぞらに かべのらくがき いきづかい)
落書き いのうえ つとむ
寒いフランスの
・・空の下
・・白い壁に
感情を叩きつけたような
落書き
文字のペンキが
・・幾筋も流れていて
描いた人の
激しい
息遣いを感じる
落書きをアートと見て
カメラのシャッターを押し
・・ファインダーを覗く
旅人の
息遣いを感じる
僕はフランス語は読めないが
・・電波の
・・画像を見て
宇宙の奥の深い
息遣いを感じる
地球は
生きていると
※ 俳句の推敲
『に・の』の違い寒空に壁に落書き息遣い
寒空に壁の落書き息遣い
寒空の壁の落書き息遣い
寒空の壁に落書き息遣い※
俳句は誰でもできる
自分の身の丈で詠めばよい
月並み俳句で結構
類想があればなお良い
僕のは月並み俳句
それで良い
自分の心の日記だから
・・始めてください5・7・5フランス語を楽しく学びましょう(ウェルソン)さんの
フランス語の旅・落書き・・の写真から
・・感動を有り難う!俳句は楽しい!
心の日記
小さな感動も
先ずは5・7・5ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング2位 12月17日
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- 2016/12/17(土) 00:27:32|
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冬の日の紅葉透かすや脈の音 つとむ(ふゆのひの もみじすかすや みゃくのおと) いのちの音 いのうえ つとむ
冬の日が
やわらかく
紅葉の葉脈を
あらわに
・・透している
散る寸前の
紅葉よ!
静かに
脈の音を
僕は聴いている
僕の
いのちの音を
※ 俳句の推敲
季語・冬の日(冬) 紅葉(秋)
季重なりの句冬の日の紅葉を透す脈の音5・7・5冬の日の紅葉透かすや脈の音5・7・5
『や』の切れ字で葉脈から
・・自分の脈拍の音に転ず
✾
透す(とおす)
透かす(すかす)
MMW風光彩(hassel 24 )さんのカメラを通し
連日の紅葉の美しさ!に・・感動しました。
有り難うございました。
精神のいちばん美しい特権の一つは、
老いて尊敬されることである。 (スタンダール)俳句は楽しい!
心の日記
小さな感動も先ずは5・7・5ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング2位 12月15日
有り難う!ランキング2位 12月16日
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- 2016/12/15(木) 04:47:55|
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仰向けの猫を包むや冬の空 つとむ(あおむけの ねこをつつむや ふゆのそら)
猫 いのうえ つとむ
何て長閑でしょう!
何て平和でしょう!
暖かな
温かな
あたたかな
穏やかにして
平和なひととき
安心しっきって
猫が
眠っている
静かに
時が流れている
TOMATOの夢物語さん(トマトの夢3)の
心の温まるカメラを通して。
有り難う!。俳句は楽しい!
心の日記
小さな感動も
先ずは5・7・5
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング3位 12月13日
有り難う!ランキング2位 12月14日
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- 2016/12/13(火) 05:45:32|
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白菊やかすかに声聴く耳の奥 つとむ(しらぎくや かすかにこえきく みみのおく)
白菊 いのうえ つとむ
雪国は
雪の便り
背筋がぞくぞくする
寒い日だ
足元に白菊が咲いている
白菊は可憐な花
・・遠い遠い日の
少女の声が聞こえる
※ 俳句の推敲
・・白菊の季語は秋白菊や瞼の奥に咲きゐたり
白菊や胸の奥にも咲きゐたり
白菊や耳の奥にも咲きゐたり
白菊やかすかな声聴く耳の奥
白菊やかすかに声聴く耳の奥 微かに(かすかに)
微かな(かすかな)
『に』と『な』の微妙な違い
※ 俳句の省略胸の奥にも
耳の奥にも・・『にも』であるから
『耳の奥にも』は
『瞼の奥に』を省略した。
『耳の奥にも』は
白菊は声の無い白菊ではない。
・・心の奥の奥に潜む白菊は
・・初恋の少女でもあり
・・17歳でこの世を去った末の娘でもある。
読む人はそれぞれの
『白菊』を胸に描けばよいと思う。
ここで取り上げる『白菊は』少年の頃
豊川海軍工廠でのB29とグラマン戦闘機の空爆で
若い命を落とした『セキちゃん』のことである。
女学生であったセキちゃんは
学徒動員で豊川海軍工廠に駆り出された。
・・その日の朝、
セキちゃんは働きに出るのを嫌がっていたそうだ。
「お国のためだから行きなさい」と親に勧められて
いやいや出掛けたという。
一人娘を失ったお母さんは無理に行かせたことを
「悔やんでも悔やみきれない」と僕の母に話した。
その悲しみを涙を流して母は僕に話してくれた。
・・それが『耳の奥にも』である。
戦争は庶民の幸せを奪っているのだ。
・・映画やテレビドラマの戦争は『匂いがしない』。
現実は地獄の底を這うようなものです。
・・80歳より若い人は戦争を知らない。
・・戦争は本当に恐ろしいことだ。
俳句は楽しい!
心の日記
小さな感動も
先ずは5・7・5
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- 2016/12/12(月) 11:21:41|
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ゆるやかな流れ逆らう鴨の二羽 つとむ(ゆるやかな ながれさからう かものにわ)
鴨の二羽 いのうえ つとむ
海の向こうの
遠い国から
大空を
はるばる渡ってきた
鴨の二羽
ゆるやかな
川の流れに
羽を休めて
仲良く
泳いでいる
のびのび通り(リンク)さんの多摩川で
撮影された二羽の緋鳥鴨を拝見して
・・この穏やかな川の流れのように
何時までも平和を願う。
多摩川は奥多摩湖を水源にして
東京と神奈川の境に流れる川である。
川崎市から海に開ける。
・・戦争での米軍の空襲
・・魚の住めない汚染の川
今は鮎が遡上して清流の川に。
東京の大空襲
昭和19年11月14日始まり
・・106回の空襲があり
昭和20年3月・4月・5月と
続けて空襲。
中でも3月10日は下町を狙い
焼夷弾は雨あられのごとく
木造家屋は火の海。
火炎地獄そのもの。
このとき死者10万人という
・・東京の全体の死者数知れず。
川崎の大空襲
昭和20年4月15日
2000機の米軍の爆撃機による
焼夷弾9000発
爆弾1340発
全市が焦土と化して死者の数不明
※ 地方都市までことごとく焦土と化した。
僕の近くに豊川海軍工廠があり
我が家の田んぼに一発落とされて
擂り鉢状の大きな穴が開いた。
蟻地獄の穴のようだった。
今でもB29爆撃機の唸るような飛行音。
グラマン戦闘機の低空飛行。
度重なる空襲警報のサイレン。
耳の奥の奥から・・聞こえてくる。
忘れてはならない戦争の愚かさ。
※ 俳句の推敲
ゆるやかな流れ逆らう鴨の二羽
5・7・5 (・・流れ逆らう・・動きのある俳句にした)
ゆるやかに川面に夫婦緋鳥鴨
5・7・5 (動きのない平面的な句)
川面に夫婦(めおと・擬人化)
緋鳥鴨 (ひどりがも)
俳句は楽しい!
心の日記
心の記録として
感動を一句に
先ずは5・7・5
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有り難う!ランキング3位 12月10日
有り難う!ランキング3位 12月11日
有り難う!ランキング3位 12月12日
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- 2016/12/10(土) 06:30:40|
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山茶花や散ぎわ如何にふと思う つとむ(さざんかや ちりぎわいかに ふとおもう)
山茶花の根もと掃かずにおこうよね(さざんかの ねもとはかずに おこうよね)
山茶花 いのうえ つとむ
バラバラ
バラバラ
バラバラ
バラバラ
幼児が部屋いっぱいに
おもちゃを
散らかしているように
山茶花が散っている
果てしなく散る
山茶花の散りざまを
飽きもせず
僕はじっと見ている 山茶花の季語は冬
山茶花は根元を赤く染めて散るが
椿は花ごと落ちるように散る
推敲
※ 山茶花の悲しきまでに散りにけり
5・7・5で月並み俳句で奥行きがない。
悲しい・寂しい・など直接的に言わない。
※ 山茶花や散ぎわ如何にふと思う
5・7・5 口語体 (自分の一生を考える)
※ 山茶花の根もと根もとを赤く染め
5・7・5 これも月並み俳句もう一歩踏み入れて
※ 山茶花の根もと掃かずにおこうよね
5・7・5 口語体 (柔らかい俳句を目指す)
俳句は楽しい!
俳句は心の日記
感動を!
先ずは5・7・5
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング3位 11月8日
有り難う!ランキング3位 11月9日
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- 2016/12/08(木) 00:35:49|
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木枯らしや聴け戦場のピアニスト (
こがらしや きけせんじょうの ぴあにすと)
木枯らし・凩
(冬の季語) 戦火の中で いのうえ つとむ
戦車が轟音を立てて
街に侵攻してきた
ナチス・ドイツ軍だ
オーバーの中に
顔を隠すようにして
人々はみな逃げた
戦火の中で
ラジオからピアノが
聞こえてきた
・・ショパンの美しいメロディーが
暗いポーランドの
星のない夜空に流れた
弾き続けた
弾き続けた
悲しくも
力強いメロディーを
戦場のピアニスト
ピアニストは シュピルマン
※『猫額に風~~』
・・ねこ眠りさんの記事から、抜粋し引用させていただいた。(僕のリンクの中)
ナチス・ドイツ軍が侵攻してきたポーランドに住む ユダヤ系ポーランド人
ピアニスト シュピルマンの弾く ショパンのメロディーが 哀しく美しくて
心に強く響いて また聴いた時 ・・ 泣き伏しそうになったよ
(ラジオ局 爆撃の中を弾き続けた 「ショパン 夜想曲第20番嬰ハ短調」)
ヤヌシュ・オレイニチャク演奏 演奏ピアノは ペレツィーナ
※ 感動を俳句に
『猫眠りに風~~』さんブログに訪問して感動した。
・・その感動を俳句に詠みたかった。
『戦場のピアニスト』の言葉で5・5の語句が並ぶ。
どうしたら良いものかと思案した。
・・極端な話だが、
『優れた季語に・・語句を付ければ俳句になる』ことを
思い出して、『戦場のピアニスト』を生かして句にならないか。
解りやすくて良い季語はないか?。
季語は『木枯らしや』に決めた。
ピアノを聞いて感動したのだから
✾ 木枯らしや聴く戦場のピアニスト
・・と詠んでみた。
✾ 木枯らしや聴け戦場のピアニスト
・・心の中で何度も『聴け』と
・・自分に向かって『命令形』に推敲した。
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング3位 12月6日
有り難う!ランキング3位 12月7日
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- 2016/12/06(火) 06:04:42|
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鵯叫ぶ今日はどなたか救急車 つとむ(ひよさけぶ きょうはどなたか きゅうきゅうしゃ)
啼き止まぬ鵯の叫びや救急車
(なきやまぬ ひよのさけびや きゆうきゆうしゃ)
鵯(ひよどり・ひよ)の季語は秋
・・何故か卑しい鳥と書く
救急車 いのうえ つとむ
今日は誰だろう
救急車が止まった
搬送されて行く人は
誰だろう
・・団地の窓から
皆が見ている
鵯が叫ぶように
しきりに啼いている
何時か
僕も
救急搬送され
皆に
・・見られていた
そしてまた
その時がやがて来る
・・何時の日か
必ず
やって来る
団地が出来て約40年になる。
入居当時、30代~40代の人も
70歳・80歳になり
老人世帯が多い。
当然。救急車の世話になる。
・・僕は意識障害で何度も
救急搬送されてお世話になった。
俳句の推敲
鵯叫ぶ今日はどなたか救急車
(ひよさけぶ きょうはどなたか きゅうきゅうしや)
(5・7・5)・・口語体の句を目指す
救急搬送今日はどなたか鵯叫ぶ
(きゆうきゆうはんそう きょうはどなたか ひよさけぶ)
(8・7・5 字余り)
啼き止まぬ鵯の叫びや救急車
(なきやまぬ ひよのさけびや きゆうきゆうしゃ)
(5・7・5)・俳句として切れ字を入れてまとまりが良い
鵯や救急車鳴り止まず
(ひよどりや きゅうきゅうしゃ なりやまず)
(5・5・5)
救急搬送啼き止まぬは鵯の声
(きゅうきゅうはんそう なきやまぬは ひよのこえ)
(8・6・5)
俳句は楽しい
心の記録
感動を一句に
先ずは5・7・5.
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング3位 12月5日
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- 2016/12/05(月) 17:56:53|
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ヒメツルソバ赤子のほっぺ咲くように つとむ(ひめつるそば あかごのほっぺ さくように)
蕎麦の花の季語は秋(9月ごろ白い花が咲く)
姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)ほんのりピンク色の花<
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) タデ科 イヌタデ属
別名 ポリゴナム
赤子のほっぺ いのうえ つとむ
なんとみずみずしい
ほっぺ
ぼくもあかごのときは
かわいい
はなのさくような
ほっぺだった
曽孫が生まれてから約4か月になる。
だんだん女性ホルモンが活動してか
・・女の子らしくなった。
「心ちゃんは女の子」と言って
頭を撫ぜるとにっこり笑う。
ヒメツルソバの花はふっくら咲いて小さな花だ。
赤子のほっぺのように 。
12月3日は一番若い孫の栞ちやんを抱いて寝た。
4歳になる栞ちゃんは賢く・日本語と英語が上手だ。
発音が良くて何より瞳が澄んでいて可愛い。
ほっぺも食べたくなるほどだ。 。
俳句の推敲
ヒメツルソバ赤子のほっぺ咲くように
(ひめつるそば あかごのほっぺ さくように)
6・6・5の破調の句、口語体の句です。
ヒメツルソバや赤子の頬の咲くごとし
(ひめつるそばや あかごのほほの さくごとし)
7・7・5の破調の句、切れ字を入れた文語体。
この花の名はなんていうの?
(たいやんさん)の可愛い花を拝見して。(リンクの中に)
珍しい花が一杯あり何時も楽しんでいます。
有り難う!。
俳句は楽しい!
心の日記
感動を!
先ずは5・7・5.
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
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- 2016/12/04(日) 12:38:44|
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雪の日に鴉のレプリカ吊るされて(ゆきのひに からすのれぷりか つるされて)
レプリカの鴉見入る寒鴉 (れぷりかの からすみいいる かんがらす) つとむ 鴉 いのうえ つとむ
木の枝に
一羽の鴉が吊るされている
真っ黒な鴉だ
残酷だ
残酷だ
・・と思いながら
よく見ると
ビニールのレプリカだ
・・電線に一羽の鴉が
見下ろして
「カー」と鳴き呼べど
いのち亡きものの
悲しさ
鳴くこともできず
ただ
雪に晒されていた 俳句の推敲
雪の日に鴉のレプリカ吊るされて(5・8・5字余り、口語体です)
吊るされしレプリカ烏雪の中(5・7・5だが硬すぎる)
夜電話が鳴った。
「怖かったー」
「鴉が木に吊るされているよ」
「残酷だよね」
「ゴミ置き場の上ね」
「明日の朝見てね」
立て続けに話されて、電話が切れた。
朝起きて見てみると
一瞬
驚いた
しかしよく見ると鴉のレプリカだ。
ビニールで出来たレプリカだ。
・・鴉は初めは恐れて近寄らなかったが
慣れてくると平然とゴミを漁っている。
俳句は楽しい!
心の日記
日々の感動を!
先ずは5・7・5.ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難うランキング3位 12月3日
有り難うランキング2位 12月3日
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- 2016/12/02(金) 23:36:12|
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大欅染まず紅葉にまた黄葉にも つとむ (おおけやき そまずもみじに またもみじにも)※ 季語は紅葉も黄葉も秋(季重なり)
(あえて季語を重ねた句を詠んでみた)
(もみじ・もみじ)音も重ねた
欅の大樹 いのうえ つとむ
一本の
・・大きな欅の木
・・空にそびえて
楓は紅葉
銀杏は黄葉
それぞれの木が
もみじ
もみじ
・・と
それぞれに色鮮やか
彩色豊かな山の中で
我が道を行く
一本の欅の大樹
推敲
大欅染まず紅葉にまた黄葉にも
(5・7・7)字余り・これで良し
大欅染まず紅葉に黄葉にも
(5・7・5)に整える
欅大樹紅葉に染まず黄葉にも
(6・7・5)破調
欅大樹成らず紅葉にまた黄葉にも
(破調(上6・中7・下7・字余り) 桜梅桃李という言葉がある。
桜・梅・桃・李と同じような花であるが
それぞれみな違う。
人もまた個性がありみな違う。
・・そう自覚した時に
他人を羨ましく想ったり
見下げたりすることは無い。
劣等感も
優越感も
無用!。
・・我が道を行こう!。
一本の大きな欅のように。
俳句は楽しい
心の日記
・・感動を!
先ずは5・7・5。
ご訪問応援の皆さんに感謝して!。
有り難う!ランキング2位 12月2日
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- 2016/12/01(木) 18:26:18|
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