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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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小さな命




 小さな命    いのうえ つとむ

バスに乗って
座席に腰を掛け
窓を見ると
小さなハエが
ガラス窓にはり付いていた
小さなハエなので
僕の他には
誰も気が付かなかった
指でつぶすこともできたが
降りるまで眺めていた
それこそ
虫眼鏡でなければ
良く見えないけれど
微妙に触角を動かして
あたりの様子を
窺がっているようだった
小さな命が
ぼくと一緒に
バスに乗って運ばれてきた。 




バスの中小蝿と共に運ばるる 
バスの中女高生がいて蝿もいて 
バスに同席小さな蝿に言葉なし 
                    つとむ


    
一茶の句がふと浮かんだ。
良く見ると小さな昆虫の機能には
宇宙時代のロボットも脱帽だ。
小さな虫にも命が輝いていて
生命の畏敬を深く感じた。 


 ※ 名句鑑賞
やれ打つな蝿が手を擦り足をする  一茶
何と心の優しい句だろうか
俳句は詠む人の人生が滲み出てくる。
それが本当の俳句だと思う。





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  1. 2015/06/26(金) 15:19:01|
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