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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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葛の蔓・六句

  空つかむ 

歯がゆくて空をつかむか葛の蔓

宙泳ぐ葛の蔓かとふと思う

道ふさぐ葛の蔓あり荒れ地かな

いかにして生き伸びるのか葛の蔓

今はただ生きることのみ葛の蔓

友がいて今日も楽しや葛の蔓

                   つとむ

※ 秀句鑑賞
人間は生きる時間のうちに
何を見・何を喜び・何を悲しんで来たか
いわば人間の生の時間を見つめようとした
・・俳人森澄雄の俳句である。

除夜の妻白鳥のごと湯浴をり
妻がいて夜長を言へりさら思ふ
枯るる貧しさ厠(かわや)に妻の尿きこゆ
ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
冬の日の海に没る音をきかんとす
億年のなかの今生実南天
木の実のごとき臍もちき死なしめき (夫人への追悼句)

                         森 澄雄

戦争でボルネオから生き返ったのは
2000人の内8人であった。
森澄雄は生き返った1人である。
ゆえに・・これほど妻や子を愛して
句を詠んだ人はいないと聞く。 (2015・6・25)

 




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  1. 2015/06/25(木) 01:36:08|
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