友の手の温もりありて蛍の夜
蛍舞ふいろはにほへとあいうえお
やわらかく舞う蛍火の息使い
ほろほろと落つる蛍は枝の先
蛍にも好む木のあり星の夜
草叢(くさむら)に隠れし蛍の恋心
蛍火の恋のときめき点滅し
足元が危うきものよ蛍狩り
指の間に蛍の灯かり熱からず
掌は火傷(やけど)の思い蛍には
つとむ
友の手の温もりありて蛍の夜
蛍舞ふいろはにほへとあいうえお
70歳・80歳の老人が3人で仲良く蛍を鑑賞した。
蛍は平仮名のように柔らかく舞っていた。
平仮名を覚えたての少年少女の童心にかえって
無邪気に楽しく鑑賞した。
やわらかく舞う蛍火の息使い
ほろほろと落つる蛍は枝の先
蛍にも好む木のあり星の夜
良く見ると蛍が集まる木とそうではない木がある。
柔らかな蛍の舞いに虫のかすかな息を感じた。
枝から枝に落ちる姿に・・はかなさを感じた。
草叢(くさむら)に隠れし蛍の恋心
蛍火の恋のときめき点滅し
蛍のような小さな虫にも異性を求める命がある。
自然界には不思議なことばかり・・畏敬の念を覚える。
足元が危うきものよ蛍狩り
指の間に蛍の灯かり熱からず
掌は火傷(やけど)の思い蛍には
昔子供のころに蛍狩りとは蛍を籠に入れて鑑賞した。
麦わらで作った小さな籠だったと思う。
掌にとまっている蛍を見て通りがかりの婦人が
「蛍には掌は火傷の思いだそうよ」と言った。
そういえば鮎もそうだ。
人間の体温は小さな虫や魚にとって残酷な熱さだろう。
(横浜市の栄高校の下を流れる小川のほとりで)
(2015・6・10)
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- 2015/06/11(木) 00:54:31|
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