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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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心の生計を立てる

/////心に響く言葉////////////////////////////////////////////////

心の生計を立てる


ある女性作家がメールマガジンにこんなことを
書いていた。「書くという作業」を生計を
立てるためと言うと少し、違和感が生じる、と。

長い間、もう40年以上そのことに
ついて自分なりの納得のいく
答が見つからなかった、と。

そしてこうも書いていた。
以下、抜粋

「ユーゴスラビアで素朴画を描いている
イワン・ラポジンという人を知った。
彼は画家として儲かる絵の描き方を
もちろん知っている。それなのに彼は
素朴画を描いている。そこには誰も
踏み込めない彼自身の世界があるようだ。
その彼が素朴画を描き続ける理由を
「心の生計を立てるために描く」

*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜

彼女はこれでハタ!と膝を打った。
そうだ、そうだったんだ、と。

で。
ここで、私ゴトキがついでに書くのは
実におこがましいのは、ジュウジュウ承知の上で。

15年続けてきたインドの障害児への教育支援を
今月、一応、終わった。例会日にある団体で借りていた
ロッカーを整理、書き損じはがきを依頼していた各
交流館にもお礼の挨拶文を持参して訳を話し……。

これはもう3年前に話し合って決めていたこと。
何事も(仲間たちとやるということについて)
ず~っとは続かないし、不可能だ。

同じ力を持続することも不可能。それに、同じ
支援を続けることでの相手方が相手方の依存度を
高めるとこになったということがないとも限らない。

会を終えて、来月の例会日にはこれまで関わって
くれた人たちにも呼びかけて「打ち上げ」をしようと
いうことになった。

ボランティアなので、自分から持ち出すことは
あっても、交通費から、時間から何一つ支給された
ことは、ない。
(このボランティア詳しくHPに以前)

それが誇りでもあり、自負でもあり。
今、ふっと思う。
ああ、このボランティアは意思を同じくする
仲間との出会いにも恵まれてきたし。

ある意味では「心の生計を立てるため」って
いう意味も、少しはあったかな、と。

(ランタナさんの『徒然なるままに』から・・原文のままです)


/////////////////////////////////////////////////////////////////


心の生計を立てる


この言葉に・僕もハッタと膝を叩いた。

ブログで詩を書いていて、時々「お金になるの?」と聞かれる。

「お金にはならないけれど」と答えるが後の言葉が続かない。

漠然としていた霧の中のような気持が 『心の生計を立てる』 の一言

で、夕立の後の青空のようにすっきりした心持である。

野球などのスポーツ選手や芸能人が何千万、それどころか何十億の金銭

を手中に入れてマスコミを連日にぎわせている時代である。

ともすると経済価値だけが人間の価値のように思われがちだけれど、こ

の世の中にはボランテア活動のように無償で汗を流している人も少なく

は無い。

無償ではなくても少ない報酬で己の生きがいに誇りを持って働き生きて

いる人がいるいると思う。

人間の価値観を経済的価値だけで選別すると言う事は何故か寂しい。

確かに経済的安定は幸福な人生を送るのに欠かせないことであるけれ

ど、戦後の貧乏生活の六畳一間の生活の中に幸せな家庭の温もりがあっ

たはずだ。

今はお金さえあれば何でも欲しい物が手に入る。子供の自殺、親子兄弟

そして夫婦間での殺人、目を覆うばかりの心の貧しい時代であるある。

もう一度、貧乏生活の中の心の豊かさを見直したい。

(快くご承諾していただいたランタナさんに感謝して)   でんどう三輪車

(20027・2・28)



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  1. 2007/02/28(水) 02:01:00|
  2. 小説・エッセイ|
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  4. コメント:20

花いろいろ

 花いろいろ  いのうえ つとむ

梅の花が咲いた
桜の花が咲いた

桃の花も咲いた
李の花も咲いた

みんな同じようだけれど
みんな違う

花いろいろ
春は花の季節

君も
僕も

あなたも
わたしも

みんな違う
個性が違う

麗らかな
陽を浴びて

輝け!
みんな輝け!

桜 梅 桃 李
花のように

(2007・2・28)
この詩は『青空日和』の紘子さんの「異端」の詩に寄せて・・紘子さんに贈る。

* 桜 梅 桃 李 (おうばいとうり)とはそれぞれの花が一見似ているがみなそれぞれ違う花である。人もまたこの花のように個性があり、お互いに尊重して其の個性を磨き輝いていくことの大切さを教えているのがこの仏法用語であります。




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  1. 2007/02/27(火) 14:20:00|
  2. 私のうた|
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ベンチ

/////心に響く言葉////////////////////////////////////////////////


一緒になるんだったら

「この人と一緒になったら,苦労しない」という人より

「この人とだったら,苦労もしてみたい」という人を・・。

( 雨さんの言葉より)


/////////////////////////////////////////////////////////////////

(撮影・雨さん)
e0093741_18114568.jpg


 ベンチ  いのうえ つとむ

春の風に包まれて
遠き日の思い出を
胸に抱き

人影・今はなく
ああ! 独りたたずむ
ここは静かな公園のベンチ

汚悪非道な
この人の世に
温かきは君の心

春まだ浅き公園の
桜はいまだ咲かずして
ああ!独りたたずむ

ベンチは二人で座りたい

(2007・2・27)
(この詩は雨さんの写真に寄せて)






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  1. 2007/02/27(火) 02:25:49|
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ガラスの破片

 ガラスの破片  いのうえ つとむ

寄せる波
引く波
小さな
小さな
桜貝

ザワ
ザワ ザブン
揺れている
揺れている
渚の白砂に

キラ キラ
キラ キラ
ガラスの破片
貝に混じって輝いて
一つ拾った海の宝石

あなたの涙が
洗ってくれた
まるく
まるく
洗ってくれた

僕の心の
ガラスの破片

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ガラスの破片』考

一昨日の強風の後には、海岸に行くと若布の切れたのが拾える。
昨日は「行きたいな」と思ったが、一緒にアサリ獲りにも行った友達はこの世にはもういない。
貝に混じって丸みを帯びた「ガラスの破片」を思い出す。

「もしも虹に階段があったなら」と詩を書いた。
娘を思う心の傷は・・「ガラスの破片」。

三日三晩・・涙を流して「虹に階段は要らないよ」と娘に代わって優しい詩を贈ってくれた。
美香ちゃんに お礼が言いたい。

「有り難う!」と心からお礼が言いたい・・何時までも。

(2007・2・26)







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  1. 2007/02/26(月) 03:52:09|
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心の生計を立てる

/////心に響く言葉////////////////////////////////////////////////

心の生計を立てる


ある女性作家がメールマガジンにこんなことを
書いていた。「書くという作業」を生計を
立てるためと言うと少し、違和感が生じる、と。

長い間、もう40年以上そのことに
ついて自分なりの納得のいく
答が見つからなかった、と。

そしてこうも書いていた。
以下、抜粋

「ユーゴスラビアで素朴画を描いている
イワン・ラポジンという人を知った。
彼は画家として儲かる絵の描き方を
もちろん知っている。それなのに彼は
素朴画を描いている。そこには誰も
踏み込めない彼自身の世界があるようだ。
その彼が素朴画を描き続ける理由を
「心の生計を立てるために描く」

*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜

彼女はこれでハタ!と膝を打った。
そうだ、そうだったんだ、と。

で。
ここで、私ゴトキがついでに書くのは
実におこがましいのは、ジュウジュウ承知の上で。

15年続けてきたインドの障害児への教育支援を
今月、一応、終わった。例会日にある団体で借りていた
ロッカーを整理、書き損じはがきを依頼していた各
交流館にもお礼の挨拶文を持参して訳を話し……。

これはもう3年前に話し合って決めていたこと。
何事も(仲間たちとやるということについて)
ず~っとは続かないし、不可能だ。

同じ力を持続することも不可能。それに、同じ
支援を続けることでの相手方が相手方の依存度を
高めるとこになったということがないとも限らない。

会を終えて、来月の例会日にはこれまで関わって
くれた人たちにも呼びかけて「打ち上げ」をしようと
いうことになった。

ボランティアなので、自分から持ち出すことは
あっても、交通費から、時間から何一つ支給された
ことは、ない。
(このボランティア詳しくHPに以前)

それが誇りでもあり、自負でもあり。
今、ふっと思う。
ああ、このボランティアは意思を同じくする
仲間との出会いにも恵まれてきたし。

ある意味では「心の生計を立てるため」って
いう意味も、少しはあったかな、と。

(ランタナさんの『徒然なるままに』から・・原文のままです)


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心の生計を立てる


この言葉に・僕もハッタと膝を叩いた。

ブログで詩を書いていて、時々「お金になるの?」と聞かれる。

「お金にはならないけれど」と答えるけれど後の言葉が続かない。

漠然としていた霧の中のような気持が『心の生計を立てる』の一言で、

夕立の後の青空のようにすっきりした心持である。

野球などのスポーツ選手や芸能人が何千万、それどころか何十億の金銭

を手中に入れてマスコミを連日にぎわせている時代である。

ともすると経済価値だけが人間の価値のように思われがちだけれど、こ

の世の中にはボランテア活動のように無償で汗を流している人も少なく

は無い。無償ではなくても少ない報酬で己の生きがいに誇りを持って働

き生きている人がいるいると思う。

人間の価値観を経済価値だけで選別すると言う事は何故か寂しい。

確かに経済的安定は幸福な人生を送るのに欠かせないことであるけれ

ど、戦後の貧乏生活の六畳一間の生活の中に幸せな家庭の温もりがあっ

たはずだ。お金さえあれば何でも欲しい物が手に入る次代、子供の自

殺、親子兄弟での殺人、目を覆うばかりの心の貧しい時代であるある。

もう一度、貧乏生活の中の心の豊かさを見直したい。

(20027・2・28)

(快くご承諾していただいたランタナ産に感謝して)









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  1. 2007/02/25(日) 10:17:42|
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雪割草

(撮影・月草さん)
雪割り

 
 雪割草  いのうえ つとむ

雪解け陽だまり
朝の道
凍えた地面が温まる
歩カ ポカ ポカ
温まる

誰も知らない所で
誰も見えない所で
じっとこらえて
根を伸ばし
春の足音 聞いている

春の足音 届くころ
ふんわり
ふんわり
花開く
花開く

それは可憐な
雪割草
其の美しさ
其の優しさに
言葉は要らない

要らないね


(2007・2・24)
(この詩は月草さんの「雪割草」に寄せて・・月草さんに贈る)






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  1. 2007/02/25(日) 02:40:26|
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雪の道

  雪の道  いのうえ つとむ

見渡す限り
一面の銀世界

まだ誰も歩いていない
新雪

ギュッ
ギュッ

と踏みしめて
歩く感触

足跡が後ろに続く
雪の道

子供の頃の
遠い思い出

今は春
人生は雪の道

(2007・2・24)

子供の頃は雪が降ると楽しかった
嬉しかった
温暖な土地柄
めったに雪は降らないから




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  1. 2007/02/24(土) 05:23:50|
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心の中の宝石

  心の中の宝石  いのうえ つとむ

そばにいてくれるだけで良い
そばにいてくれなくても良い

嬉しいときも
悲しいときも

共に笑い
共に泣き

何時も貴女と一緒
二人は一緒

この一瞬を
この人生を

二人して
大事にしよう・・この絆

 だって貴女は いつでも
         My best friend   

指にはめたダイヤより
胸を飾る真珠のネックレスより

何よりも美しい心の宝石
貴女は心の中の宝石だもの

(2007・2・22)
(アンジェリーナーさんの詩「 My best friend 」に寄せて・・アンジェリーナーさんに贈る)








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  1. 2007/02/22(木) 10:38:39|
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春の訪れ

撮影・月草さん
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 春の訪れ  いのうえ つとむ

クロッカスが

地面から這い出して

ポッ

ポッ

・・とライターの火を点けている

希望に満ちた

春の訪れ

(2007・2・21)
この詩は「春の訪れのクロッカスの花言葉は『信頼』・躍動する春の花」と教えてくれた・・『ラベンダーの香り・・月草さん』に差し上げます)






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  1. 2007/02/21(水) 21:59:35|
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薄氷

/////心に響く詩//////////////////////////////////////////////////

最初から薄氷の上のチークダンス     絵夢


『絵夢さん』は
人生を自由に謳歌して飛び跳ねていた若き日を思いながら
車椅子から歩行訓練でリハビリに励んでおられます。
多くの同病の人たちを応援して助け激励され
ボランテアにも積極的に活動されています。
何不自由の無い五体満足の僕まで励まされて
教えられる事ばかりです。

/////////////////////////////////////////////////////////////////

 薄氷  いのうえ つとむ

恐る恐る歩いた
少年時代
氷の張った
池の淵

めりめりと
音を立てて
・・割れてゆく
薄氷

何も気にしないで
走ってきた人生も
池に張った
薄氷

割れてみて
ハット気がつく
人の定めの
恐ろしや

(2007・2・20)
(この詩は絵夢さんの俳句に寄せて・・絵夢さんに贈る)
「一寸先は闇」、「一枚の船底の下は地獄」、と・・人生は慎重にとも思う。






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  1. 2007/02/20(火) 09:49:58|
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母の詩

/////心に響く詩//////////////////////////////////////////////////

        あなたへ    アンジエリーナ

         いつの間にか私の背を越して
         ひとり歩きを始めたあなたが眩しい

         あなたが私の元に
         舞い降りて来た瞬間から
         寒い寒い冬の朝
         元気な産声を上げるまで
         ずっと一緒に同じ季節を過ごし
         笑ったり泣いたりしてきたね
          
         あなたはとても小さくて
         壊れてしまいそうだったけど
         ただただ愛おしくて
         ぎゅっとぎゅっと抱き締めた

         いくつもの季節が過ぎ      
         いつも私の後ばかり
         追いかけていたあなたも
         いつしか自分の足で歩き
         自分だけの風景を
         その澄んだ瞳で見るようになっていた

         その後姿を見るのは
         少し寂しくて でも頼もしくて
         今はあなたのしあわせを
         祈るだけ

         どうかあなたの未来が
         この澄んだ青空のように
         いつまでも輝くものとなりますように

         そして もし疲れたときには
         翼を休めに戻ってきていいんだよ
         ママはいつも此処にいて
         あなたを見守っているから    


  (でんちゃんのリクエストに応えて、わが娘に贈る詩です。)

*リンクの「アンジェリーナさん」に美しい写真と詩への深い思いが綴 られて居ります・・ご拝読あれば幸いです。

/////////////////////////////////////////////////////////////////

 母の詩  いのうえ つとむ 

母よ !
母たちよ
母たちは眩しい

いつか宇宙の命を宿して
元気な産声を聞くまで
其の尊き命と共に
泣き笑い
苦しみを乗り越えてきた

母よ !
母たちよ
母たちは眩しい

胸に我が子を抱きしめ
乳を飲ませ
乳母車に乗せ
小さな紅葉の手を引いて
泣く子をあやしながら

母よ !
母たちよ
母たちは眩しい

ああ !
なんと優しい眼差しだろう
其の優しい瞳は・愛は
花よりも美しく
海よりも深い

(2007・2・19)
(この詩はアンジエリーナさんの「あなたへ」に寄せて・・母たちに贈る)



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  1. 2007/02/19(月) 06:09:56|
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 花  いのうえ つとむ

花は美しい
どの花も美しい
・・そう
・・「花は負の要素を持たないから」

可憐に咲く花も
懸命に生きる貴女も
同じ
綺麗に咲いているよ

明るい笑顔は
もっと美しいよ


(2007・2・18)
(恵ちゃんへのコメントのお返しから・・恵ちゃんに贈る)





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  1. 2007/02/18(日) 13:28:59|
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今朝は雨

  今朝は雨  いのうえ つとむ
 
しと しと
しと しと
降り続く
少し寒いね
今朝は雨
・・・・・・・・
水仙が雨に濡れて
咲いている
うつむき加減に
咲いている

しと しと
しと しと
降り続く
少し寒いね
今朝は雨
・・・・・・・・
「結婚もしたいから」
「赤ちゃんも産みたいから」
そして「さよなら」した
そして一月過ぎた

しと しと
しと しと
降り続く
少し寒いね
今朝は雨
・・・・・・・・
あの時の
手の温もりが
あの時の
笑顔の眼差し

しと しと
しと しと
降り続く
少し寒いね
今朝は雨
・・・・・・・・
心の中の
・・独り部屋
水仙のように
雨の中で咲いている


(2007・2・18)
この詩を親愛なる友に贈る







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  1. 2007/02/18(日) 11:19:07|
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福寿草

 福寿草  いのうえ つとむ

此れでもか
此れでもか
・・・・・・・
と言うように

生きていくことは
試練の連続

乗り越えるか
乗り越えられ無いかで
幸・・不幸が
決まってしまう

厳寒の試練を耐えた
福寿草のように
幸せの花を
咲かせましょう

(2007・2・18)
(レニちゃんの詩・『試練』へのコメントから・・レニちゃんに贈る)





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  1. 2007/02/18(日) 07:56:25|
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春一番が

 春一番が  いのうえ つとむ

強い風が吹き荒れて
どこか冷たさを
掌に
春一番が
置いて行く

そっと手にした
君の掌
陽だまりの
柔らかい
温もり

(2007・17)
(レニちゃんの詩「このくらいの幸せ」に寄せて・・レニちゃんに贈る)



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  1. 2007/02/17(土) 03:40:13|
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春一番

  春一番  いのうえ つとむ

びユー びユー
びユー びユー

吹きまくる風は
・・・・・・
春一番

桜や欅の細い枝を
ゆすりながら
一日じゅう
吹き荒れていた

ビニール袋も
チラシの紙も
糸の切れた凧のように
空に巻き上げて

大きな竹箒で
薄汚い車の排気ガスを
街の空気を
サット掃いて行った


今日は
雲ひとつ無い
青い空

谷川のせせらぎを
聞きながら
雑木山にいるような
澄み切った空気だ

大きく深呼吸して
胸一杯に吸おう
美味しい
・・春の空気を

(2007・2・16)



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  1. 2007/02/16(金) 22:29:31|
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春の風

  春の風  いのうえ つとむ

さよなら
さよなら
・・・・・・・・・・・・・・・
「またあいましょう」

落ち葉がさらさら
落ち葉を踏んで
寒い冬をじっと耐え
涙こらえて待っている

いつか
・・・・・・・・・・・・・・・
雪解け地面に
緑の草の芽

いつか
・・・・・・・・・・・・・・・
野原一面
花が咲き

いつか
・・・・・・・・・・・・・・・
木の葉をゆする
春の風

「またあいましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・
その言葉は
春の風

(2007・2・15)
(恵ちゃんから戴いたコメントに寄せて・・恵ちゃんに贈る)





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  1. 2007/02/15(木) 04:25:57|
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さよなら

 さよなら  いのうえ つとむ

さよなら
さよなら
さよなら

この言葉ほど
寂しい言葉は無い

この言葉ほど
悲しい言葉は無い

つかの間の別れも
永遠の別れも

意味は違うけれど
同じ言葉

さよなら
さよなら

(2007・2・14)
この詩は・さきちゃんの詩によせて・・さきちゃんに贈る





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  1. 2007/02/14(水) 19:39:44|
  2. 私のうた|
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  顔  いのうえ つとむ

顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・・・・・・・・・顔

病院の待合室
どの顔も人生に疲れ切って
一時間も一時間半も
診察を待っている

アンコウのような
平目のような
蟷螂のような
コウロギのような

ふと見ると
瞳の澄んだ
端正な鼻
つつましい口

30代の麗人が
SITOYAKANI
独り
奥の座席に座っていた

無意識か
意識してか

その隣に座った
まだまだ僕も男



(2007・2・13)

病院は満員だ。そして待ち時間が長いので採血と尿の検査が終わって診察を待った。赤茶けた古い岩波文庫のホイットマンの詩集を久しぶりに開いたら、「顔」という詩が目に入った。隣に座る麗人の顔を横目で見ながら。







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  1. 2007/02/14(水) 17:12:48|
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春の訪れ

  春の訪れ  いのうえ つとむ

土手の蓬も

小川のクレソンも

芹も

小さな芽を伸ばし

寡黙に咲いているのは

梅の花

暖かく汗ばむ日差しは

4月を思わせる

生まれてから72年目の

春の訪れ

其の至福を独り味あう


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年の冬は暖かい。
暖かい日が続くかと思えば急に寒い日となり、また今日のよな4月を思わせる麗らかな日である。
久しぶりに鎌倉に通じる裏山の休耕田の荒地に行ってみた。
小川が流れていてクレソンのある目当ての場所に行ってみるとまだ小さな芽で摘むのを止めてきた。芹もまだまだ摘める様になるには先の事である。蓬も「摘まないで下さい」と言っているようだ。
4月になると鶯があちらこちらで鳴くのであるが地鳴きもしていない。
メジロも四十雀も姿を見せない。鳶だけが上空を我が物顔に旋回していた。しかし一歩一歩春が訪れていた。

(207・2・11)





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  1. 2007/02/11(日) 19:05:35|
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孤独とは

 孤独とは  いのうえ つとむ

一人で部屋に閉じこもっている時も・・孤独
銀座の人ごみの中にいる時も・・孤独

一人でいる時よりも
人ごみの中にいる時が寂しく怖い

目の前に人がいても
話すことが出来ないから

・・・・・・・・

一人で孤独を味わうのと
どん底を這うよな孤独は違う

一人で孤独を味わう時は
詩の女神が微笑む

どん底を這うような孤独は
死神が肩を叩く

(2007・2・10)




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  1. 2007/02/10(土) 13:36:34|
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窓の灯り

 窓の灯り  いのうえ つとむ

夕暮れに
あちらこちらの灯りがともる
家々の窓の灯りが温かい
静かに安らぐ
宵の一時

ああ!貴女の部屋は
まだ暗いまま
足元で
水仙が黄色に咲いているよ
薄明かりの中で

(2007・2・10)
(吾が愛する友に贈る)







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  1. 2007/02/10(土) 06:42:12|
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窓の灯り

///心に響く詩////////////////////////////////////////////////////


They will have dinner
They will enjoy sausages
House with yellow light
  
 Poem;Dorothy・
   English translation;Toto & Dorothy

ごはんだよ
ソーセージだよ
あの灯火(あかり)

詩 ドロシー ・ トト&ドロシー英訳

ドロシーさんはシドニーで長年生活をされて写真と英語俳句を楽しんで居られます。

* 御飯だよ秋刀魚だよあの灯火(あかり)
と日本では「秋刀魚」とするところですが・・「ソーセージ」がユニークで豪州での生活観がよく表現されていて・・ほのぼのとした気持になり何時までも僕の心に灯火のように消えることなく燃え続けていました。

当時の感動した日本語の詩・俳句を列記してみました(英語詩は略して)・・異国で暮らす方の心境を窺えるかと・・ドロシーさんの詩をご観賞ください。

* しそひと葉 お茶に浮かべてみる故郷

* あの猫もブログしてる 背の孤独

* 知っているよ 君なんだってこの風は

* きのうでもあしたでもない 今のわたし

* 思いっきり非難せし後の にがわらい

* 吠えないでね わたしはお前のとなりびと

* 鳥は巣へ 父さん呼んでるケンケンバ (小鳥の名前)


/////////////////////////////////////////////////////////////////


(2007・2・9)


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  1. 2007/02/09(金) 13:24:14|
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自信を持って

 自信を持って  いのうえ つとむ


かっこ悪くても

自信を持って

生きていきたいな

・・・・・・・・

ステンレスが ピカ ピカ 輝いて

僕の姿を写している

マンションのドアーが鏡となって

・・・・・・・・

「アッ!クロネコの郵便やさん」

幼い子供の声が

背中を押してくれる

・・・・・・・・

おう!・・

今日も元気に

頑張るぞ!


(2007・2・7)






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  1. 2007/02/07(水) 18:04:16|
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梅一輪

 梅一輪  いのうえ つとむ

暖かな日が続いて箱根は雲ひとつ無い青い空であった。
日帰り温泉「姫の湯」の見慣れた梅の木はまだ固い蕾であった。
初めて会ったお客さんと談笑しながら、ゆっくりと温泉で体を温め心身を癒した。
夕刊の配達があるので2時半には家に帰らなければならない。
大平台の駅までは歩いて数分かかる。
細い道の崖の上でひなびた宿の庭にポツリポツリと白い梅の花が咲いていて暫らく見とれていた。
湯本行きの電車は出たばかりなのだろうか。
駅に着いて時計を見ると次の12時47分湯本行きの電車が到着するのにまだ数分あり、木の椅子に腰掛けて電車の来るのを待った。
先に来たのは反対側の強羅行きの登山電車であった。
大平台の駅で登山電車は急な山を登るためスイッチバックをするのである。
「まだ来ないのかなあー」と思いながら鞄の中から蜜柑を一つ取り出して皮をむいていると、2歳か3歳ほどの女の子が僕を見ていた。
突然「蜜柑・蜜柑」と抱かれている若い父親の袖を引くと、父親も母親も気が付いて微笑みながら軽く会釈してくれた。
子供が両手を振っているので、僕も笑顔で手を振って返した。
強羅行きの登山電車は車輪の音をきしませてゆっくり動き出した。
子供はバイバイと見えなくなるまで小さな手を何度も振ってくれた。

幼い少女は老人が椅子に座って蜜柑の皮をむいていることも、バイバイをして手を振った事もいつか忘れ去る事ことかもしれない。

人生にはいろいろな人との出会いがあり、恋人や夫婦のように深い絆を結ぶ人もある。
多くの人とかかわり、友達になり、また親友として喜びや悲しみを分かち合い生涯を通してお付き合いする人もある。
愛し合ったり慰めあった人とも、いつか別れる日が来て、悲しみを味あう事もある。
時には裏切られ、傷つき、打ちのめされて辛い思いをする事もある。

出会いというものは不思議なものでこのような幼い少女との数分の出会いも特に心に残った。
僕は爽やかな思い出として終生忘れる事は無いだろう。
まだ開きつつある一輪の白い梅の花を抱くように大事に胸の中にしまってある。


2月3日節分の日の思い出
(2007・2・6)
 




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  1. 2007/02/06(火) 09:18:16|
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春が来る

  春が来る  いのうえ つとむ

梅の花が
ポツリ
ポツリ
遠慮がちに咲いてきた

木々は眠っているのか
山肌を茶色に染めて
まだまだ
冬景色

鳥たちよ
小鳥たちよ
暖かい春が来る
歌え!・・幸せの歌を

僕の口笛に合わせて
命の喜びを
生きている喜びを
共にに歌おう

(箱根の山を見ながら)
(2007・2・4)




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  1. 2007/02/04(日) 01:14:17|
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鏡の中に

 鏡の中に  いのうえ つとむ

鏡の中を見つめると
鏡の中も・・
こちらを見つめる

鏡は正直
鏡は嘘を言わない

泣いているときの顔は
泣いた顔

腹立たしい顔は
目が釣りあがり

喜んでいる時の顔は
穏やかな笑みの顔

さーあ
どれも自分の顔だ

曇った心を磨いて
鏡も綺麗に磨いて

今日も笑って頑張ろう!
今日・・一日を頑張ろう!


(2007・2・2)
この詩はレニさんの詩「気合い」に寄せて




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  1. 2007/02/02(金) 08:21:27|
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親友

 親友  いのうえ つとむ
 
酒の好きな人は「飲み友達」
・・酒がなければ消えますね。

釣り好きの人は「釣り友達」
・・釣がなければ消えますね。

生活の中で係わり合い
・・いろいろな「友達」ができますね

時には傷を付けられ・・傷をつけ
・・また慰めあい

浅い友達は一杯出来ますね
・・いつか消えてしまう

でも本当に「どん底」に落ちた時に
・・皆が自分から離れていった時に

親身になって涙を流してくれる人は
・・おそらく父親か 母親でしょうね

親の気持になって力になってくれる人が
・・字のとうり「親友」ということだと思いす

だから残念ながら僕には「親友」はいないのですよ
・・「親友」に近い人はいますが


(2007・1・1)
(海外で生活されている友へのコメントから)



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  1. 2007/02/01(木) 01:35:20|
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