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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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寒水仙

///心に響く言葉//////////////////////////////////////////////////


ほんとに

書きたい苦しさは

書けない

書いてはいけない。


ほんとのことは

棺桶の中まで

持ってゆく。


(雨さんの言葉より)



/////////////////////////////////////////////////////////////////


  寒水仙  いのうえ つとむ

土手の陽だまりで
寒水仙がひとかたまり
ひそひそ
ひそひそ
小声で話し合っている

誰にも言えない事があると思う
胸の中にしまっておく事があると思う

寒水仙になら話しても大丈夫と
「近寄って話してごらん」と
寒水仙の言うままに
膝をたたんで話してみた

誰にも言えない秘密

(2007・1・31)
この詩は雨さんの言葉に寄せて・・雨さんに贈る




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  1. 2007/01/31(水) 20:29:17|
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ブーメラン

///心に響く詩////////////////////////////////////////////////////

 
ブーメラン

飛ばそう
力いっぱいに
風と遊んで 戻ってくるよ

どんなにきっちり作っても
投げ方ひとつで
戻らない

飛ばそう
何度も何度も
風を切り抜け 戻ってくるよ

なにも得はしないけど
投げ続ければ
暖かい

君と作った 白い紙のブーメラン
広く輪を描き
嬉しそうな手の中へ

(レニさんの詩)


////////////////////////////////////////////////////////////////////


 ブーメラン  いのうえ つとむ

汚い言葉を吐いた
汚い言葉で返された
落ち込んだ
暗い一日

優しい言葉を掛けた
温かい言葉が返った
嬉しかった
明るい一日

言葉は
ブーメラン
投げたように帰ってくる

 (2007・1・31)
レニさんの「ブーメラン」に寄せて・・レニさんに贈る。


身近な家族に言ってはならない言葉を吐いた・・それに応じた言葉が返ってきた・・気安いからといって言葉には気をつけようと思う。

恋愛結婚で仲良く結ばれたカップルが・・日がたちやがて離婚・・此れも発端は言葉のやり取りからだろうか・・投げた言葉は必ず投げたように帰ってくるね。





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  1. 2007/01/31(水) 02:25:10|
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野水仙

 野水仙 いのうえ つとむ

清楚なること
野水仙

暖かなること
陽だまりに

静かに燃える
恋心

黄色に咲きし
胸の中

ときめく心
いとほしや

ときめく心
いとほしや

(2007・130)
この詩はアンジェリーナさんに贈る





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  1. 2007/01/30(火) 12:35:22|
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月は白く

  月は白く  いのうえ つとむ

月は白く
流れる雲の忙しさ
そっと顔出す
昼の月

雲間に浮かび
かすかに見せる
月の顔
それも半月

静かに
静かに
冬の空
輝く事は有りません

満ち潮
引き潮
大きな力が
海の中

見えない力は
月の引力
夫婦とは
月のようなものですね

(2007・1・29)





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  1. 2007/01/29(月) 21:42:37|
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梅の花

/////心に響く言葉////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

・・・・・・・・

人生って決して平坦じゃないわ。

幸せって思えるその前には、必ずその根っこに辛いこと、哀しいことがある。

あるから、小さなことでも幸福を感じる。

辛いとき、思い通りにいかないときでも、それを耐え、乗り越える勇気がかならず私達にはある。幸せ気分を作る源は、辛いこと、哀しいことをどう乗り越えていく、その中にあるのかもしれないよね。

・・・・・・・・

(リンクの中の精神科医・森下あゆみ先生の『人生折れ線グラフ』より抜粋させていただきました)


///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


  梅の花  いのうえ つとむ

初夏には
梅の実を切り取られ
秋には
着ていた緑の葉もはがされ
冬には
みぞれや雪の寒さに凍え

びゅうびゅう
北風に震えながら
じっと耐えてきた
梅ノ木

びゅうびゅう
北風に耐えてきた
梅の小枝にも
暖かい風が
郵便配達夫のように
春を運んできて

ふっくらと
丸い蕾を膨らませ
桜より一足お先に
梅の花が咲いた

清潔で
あどけない
中学生の少女たちの
笑顔のように
梅の花が咲いた
小枝に一杯咲いた

花の香りが
風に乗って
青い空に飛んでゆく
少女たちの夢を乗せて

 (2007・1・28)
 (この詩は夢風千氏の子供さん『みいみいちゃん』に贈る)
横浜は暖冬のせいか早くも梅の花が咲きました・・でんちゃんの大フアンだという夢風千の中学3年生の娘さんに感謝の思いを込めて作りました・・有り難う!。






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  1. 2007/01/28(日) 01:04:57|
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昼の月

  昼の月  いのうえ つとむ

午後3時半

風は冷たく

空には雲ひとつない

静かに

静かに

銀色の微笑み

モナリザの微笑み

昼の月

・・母のように


(2007・1・26)



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  1. 2007/01/26(金) 07:30:43|
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ときめき

/////心に響く詩 ////////////////////////////////////////////////

 
「魔法」~想い~

ありふれた言葉でも

あなたが言うと

世界が変わるの

(恵の詩・・ megumilkの恵さん)


///////////////////////////////////////////////////////////////


 ときめき  いのうえ つとむ

ありふれた言葉でも
愛する人の言葉は
・・胸に響く

どきどきする
この思い
青春のときめき

遠い遠い
過ぎし日ではなく
今のときめき

今をきめく
今の幸せ 
・・『生涯青春』


(2007・1・24)
(この詩は megumil恵さんの詩によせて・・恵さんに贈る)

歳を重ねると共に・・心のときめきは薄くなる。
けれど何時までも青春の『ときめき』を!・・と思う。





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  1. 2007/01/24(水) 11:02:41|
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水の妖精

撮影nicoさん

20070117075851.jpg

20070117075851.jpg


 水の妖精  いのうえ つとむ

青い水面を
水鳥たちが遊んでいる

青い水面を
光たちが鬼ごっこ

青い水面を
水の妖精の舞踏会

青い水面を
命が満ち溢れていて

その一瞬を
カメラは逃がさない

その一瞬を
心に刻む

その一瞬の感激
その一瞬の喜び
 
 (2007・1・19)
(この詩はリンクの中のNatural Day&Day・nicoさんの写真に寄せて・・nicoさんに贈る)







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  1. 2007/01/21(日) 01:52:13|
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水仙の花

 水仙の花 いのうえ つとむ

ちらほら
ちらほら
ららら

初雪の降る中で水仙が咲いているよ
お互いに手を取り合うように咲いているよ
背筋をぴんと伸ばして咲いているよ

人は 生まれてくるときは一人
人は 地球から離れるときも一人
何処から来て
何処へ帰るのか
何のために生まれてきたのか
何をしたら良いのか
悩みに悩んだ青春時代

本来人は孤独なのですね
だから愛し合う人が欲しいのですね
優しい心と心の深い絆が欲しいのですね

水仙のように手を取り合い
和やかに生きていきたい
笑顔で生きていきたい

(2007・1・20)



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  1. 2007/01/20(土) 00:36:32|
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青い小鳥

 青い小鳥  いのうえ つとむ

君に会った時
君の笑顔
君の声

胸の中に青い小鳥が飛んできて
今もその温もりを
抱いている

君の優しい心に癒された
君との出会い
心と心の深い絆

切りたくは無い
この絆

 (2007・1・19)




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  1. 2007/01/19(金) 09:35:44|
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愛ということ

 愛とは  いのう えつとむ

自分を愛する
他人を愛する
そして
他人から愛される

眼には見えない
愛という心の鎖が絆となって
生きると言う事への
大きな自信となる

自分さえ愛せなくなる人の悲しさ
他人を信じることが出来ない寂しさ
深い深い
底なし沼の孤独

まずは自分を愛する事から
生きる喜び
生きる希望の光が輝く
雲間から射す日矢のように


 (2007・1・17)
 この詩は・さきちゃんへのコメントから・・さきちゃんに贈る



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  1. 2007/01/17(水) 09:49:12|
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桜の枝に小鳥の家族

1月14日、新年も明けてもう月半ば、日の経つのは早い事、早い事。
疲れがひどく、左の膝も痛むので、たまらず箱根の姫の湯の温泉に足を運んだ。日曜だと満員だが割合に登山電車も空いて合席で座らしてもらい座る場所があった。

前の座席の若夫婦は最初中国人かと思ったが小声で奥さんが話し出して関西の人だなと思った。
リュックから土産のお菓子を出して頬張っていて、餡が一杯入った美味しそうなお菓子だった。三分の一ほど口をつけ残りを旦那さんの口に運んだ。「美味しいね」と言いながら旦那のほうも一口食べてまた奥さんに返していた。「ほんとに美味しいね・・甘さがひつこくないやろ」と言って奥さんは美味しそうに最後の一口を食べていた。一杯餡の入った夫婦愛の入った[お菓子のキャッチボール」だと降りるまで眺めていた。

最初に中国の人かと思ったのは何故かと言うと主人と思しき男の人の言葉が小声で口ごもっていて分からなかったからだ。奥さんにはきっとどんなに小声でも目と目を見合すだけで通じるのだろう。幸せな夫婦だなと思った。

最近は主人を切り刻んで捨てるような殺人事件があったばかりだ。残酷な事件が多くて、夫婦とは、家族とは何だろうと思う此の頃である。
先日テレビで「孤独死」というのを見た。たしか昭和35年に最初に出来たマンモス団地の事である。離婚して子供とも離れ、たった一人でコンクリートの部屋に囲まれて誰にも見守られる事なく孤独に死んで行った。近所の人が気がついて三ヶ月も経ってから戸が開けられた。
息子というのが「こんなに早く死ぬとは連絡してあげれば良かった」と言っていたが後の祭りだ。親兄弟の温かい絆が失われて此れが現実の社会現象だと思う。僕の近くの団地でも同じような50歳代の男の孤独死があった。
この松戸の団地では孤独死があまり多いのでボランテアで相談室を設けて活動している様子が紹介されていた。50歳から60歳代の人が多いという。人生まだこれからだと言うのに生きる気力を失ってしまい外に出ないので隣近所の付き合いも無いのだろう。
誰にも引き取られずに無縁仏となって市役所の車に遺骨が運ばれていくのを見てなんともいえない寂しいテレビの映像であった。
「家族とは良いものだな」と登山電車に乗り若夫婦の様子を見ながら、家族連れの笑い声を聞きながら、孤独死のテレビの映像を思い出していた。

姫の湯の温泉に11時半についたので隣の小さな公園で弁当を食べる事にした。
コンビニで買ってきたシュウマイ弁当を広げていると、頭上の桜の枝に六羽ほど小鳥が飛んできた。まだ硬い枝先の芽をついばんでいた。
よく見ると「うそ」と言う面白い名前の小鳥である。自然の中では初めて見た。鶯より少し大きい小鳥である。一月の硬い桜の小枝の芽をついばむ小鳥の家族を微笑ましくしばらく眺めていた。家族や友人の有り難さが小鳥の声を聞きながら身に沁みる思いであった。
少し寒い風に当たっていたのでゆっくり温泉で心も体も癒して来た。





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  1. 2007/01/15(月) 09:45:43|
  2. 小説・エッセイ|
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江ノ島の寒椿

成人の日があまりの晴天なので、妻が「江ノ島に富士山を見に行来たいが午前中でないと雲が出るから」と言うので朝8時ごろ急いで家を出た。
大船からモノレールに乗って「ゴトン・・ゴトン」と独特のゴムの車輪の音に身を任せた。

木々に包まれた鎌倉の家並みを上から見おろして、その屋根の上の遠くに真っ白な富士山が見えた。反対側を望むと相模湾の水平線が青い空に線を引くように銀色に輝いていた。

モノレールの駅を降りて15分も歩くと鎌倉名物の江ノ電の踏切を渡った。古い家が建ち並ぶ中を見下すように新しいマンションが競い建っていた。

海岸に出て江ノ島の橋を歩いていると海風が強く吹いていて屋台のテントをなびかせていた。帽子が飛ばないように手で押さえながら橋を渡った。
朝、まだ早いのか人出は少なく外人さんが路上で絵画を並べる支度くをしていた。
誰かがパンくずを投げると輪を描いていた鳶が目の前を急降下してパンくずを銜えて飛び去った。その早業、羽根を翻した目の当たりの鳶の姿が衝撃的に心に残っている。

江ノ島は何年か前に来た時と同じように売店が並び静かに控えめな客寄せの声がしていた。
どこの観光地とも同じような品物が並んでいるかと思うと、やはり江ノ島はサザエやハマグリのような海産物が主役である。
家伝の海苔羊羹に目を奪われていると妻が袖を引くので立ち止まることなく石段を登った。

以前来た時には無かったエスカレーターが島の頂上まで石段を登って歩くこともなく体を運んでくれた。
まだ新設されたばかりの展望台が目立ってそびえていて登ってみる事にした。

見晴らしが素晴らしく良く遠くに富士山が少し雲が巻きつけるように見えた。小田原から綺麗な弧を描いた海岸線が見えた。ヨットの集団が白波を切つていた。双眼鏡に100円入れて覗くと横浜のランドマークタワーが小さな蝋燭のように見えた。僕の住む洋光台の近くの円海山を探したがどの山だか分からなかった。

お昼の蕎麦を食べてから、海岸に下りて与謝野晶子の歌碑があるという岩屋の洞窟を見てきた。
此れも欄干付きの木道が新設されていて岩を打つ波を見ながら洞窟に入った。何万年か年月を重ねて波に侵食され出来たと言う洞窟である。だが観光用に電飾を取り付けていて自然のままにして欲しいと思った。

江ノ島で一番気になった事は「野良猫がいない」と言う事だつた。あれだけ捨て猫の島と言われたほど多くのの野良猫は一匹もいなかった。
藤沢市で駆除したのだろうか「猫一匹もいない」というのは寂しいものだ。
どこかで子猫の声がするなと思ったら土産物屋さんのぬいぐるみの猫だった。

「見晴らしが良いですよ、一休みして食事は如何ですか」と言う呼び声を尻目に、帰り道は妻が「裏道がある」と言うので裏道を通った。売り子のおばさんに呼び止められることもなく静かに椿の枝をくぐって坂を下った。
その枝に痩せた椿の花が一輪咲いていた。崖の下を覗くと岩に白波が立っていた。「椿の花も潮騒を聞いているのだろうな」とふと思った。
白波も椿の花も妻には見えるけれど葉の陰でさえずるメジロの声も潮騒も聞こえない。妻には雑音の無い世界なのである。

* 潮騒に聞き耳立てて寒椿    つとむ

久しぶりに一句手帳にメモして俳句の吟行のような気持になった江ノ島めぐりであった。




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  1. 2007/01/10(水) 23:59:20|
  2. 小説・エッセイ|
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芽吹き

 芽吹き  いのうえ つとむ

私は今、落ち葉の上に立っている
私の心は落ち葉の中に埋もれている
 腐葉土と化した落ち葉
 葉脈だけの古い落ち葉
 それぞれの形
 それぞれの色の葉が
 その上に舞い降り土になる

からから からから
さらさら さらさら
 すでに木の葉の香りは失われ
 風に吹かれて散ていた
 何枚も重なって散っていた 
 虫は土の中に眠り
 梢の小鳥は飛び去った
 
私は今、落ち葉の上に立っている
私は梢を見上げ立っている
 あの梢の先には
 樹液が流れていて
 寒い北風に吹かれながら
 新春の光を求め
 新たなる芽吹きが始まる
 
新たなる芽吹き
新たなる輝き
私は今、地球の上に立っている
私は太陽の光を浴びて立っている。

 (2007・1・5)
この詩は1997年の年賀状に「落ち葉」という詩を書いたものを「芽吹き」と題を変えて作ってみた・・やはり「落ち葉」には感動があり・・手直しした「芽吹き」は説明的になったように思います・・思いのままのご意見をお伺いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  落ち葉  いのうえ つとむ

私は今、落ち葉の上に立っている
私の心は落ち葉の中に埋もれている
 腐葉土と化した落ち葉
 葉脈だけの古い落ち葉
それぞれの形
それぞれの色の葉が
 その上に舞い降りる
 やがて土になる

からから からから
さらさら さらさら
からから からから
さらさら さらさら

すでに樹の香りは失われ
紅葉の華やかさは今は無い
 虫は土の中に眠り
 梢の小鳥は飛び去った
私は今、落ち葉の上に立っている
私は空の中の梢を見ている
 あの梢の枝の先には樹液が流れていて
 新春の光を求め新たな芽吹きが始まる

新たなる芽吹き
新たなる輝き
私は今、地球の上に立っている
私は太陽の光を浴びている
 (1997・1・1)

落ち葉の詩は定年となって2年ほど過ぎ、相模川の上流の山を歩きながら
このまま落ち葉の人生になるのか、
どう生きていけばよいか
生き方に確信の無い日々をすごしていた年の年賀状の詩です。

古い年賀状を見ていて
ブログに発表したと思っていたのですが見つかりませんので
アップしてみました、「落ち葉」の詩の方が「芽吹き」の詩より
言葉は少ないけれど実感がこもっていて良いと思います。








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  1. 2007/01/05(金) 03:32:08|
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日々新た

 日々新た いのうえ つとむ

昨日があって
今日があり

今日があって
明日がある

何時も同じように
時が過ぎ

朝日が昇り
また日が暮れる

それでいて
何かが違い

昨日も今日も
日々新た

明日もまた新しい
夢を膨らませ希望を胸に

 (2007・1・3)







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  1. 2007/01/03(水) 09:12:28|
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野辺の花

 野辺の花 いのうえ つとむ

名も知らぬ 野辺の花よ
日照りにあえぎ 
嵐の雨に叩かれ
吹雪に耐え抜いてきて
虫の餌食にもならず
可憐に咲いている


(撮影nicoさん)

20070102122412.jpg


ああ! 
野辺の花よ
僕は民衆の中に咲く
小さな小さな
野辺の花



(2001・1・1)
この詩は新年の新たなスタートとして過去の詩の中から選びました








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  1. 2007/01/02(火) 12:13:21|
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年賀

謹賀新年      平成十九年  元旦

                     でんどう三輪車







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  1. 2007/01/01(月) 00:39:09|
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