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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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秋の日差し

秋の日差し  (撮影・雨さん)


20060930055833.jpg



 秋の日差し  いのうえ つとむ

木の葉に
木の葉の陰が落ちて
秋の柔らかな日差しが
揺らいでいる

夏の日焼けの肌を
乾いた風が心地よく
爽やかに
通り抜けていく

急いで 急いで
秋は足が速いから
ア ! という間に来るよ
雪の季節が・・

そして
また僕も年を重ねる

(2006・9・30) NO・399
(雨さんの写真に寄せて)



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  1. 2006/09/30(土) 06:29:37|
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秋の夕日

秋の夕日 写真撮影tami*さん
20060928213218.jpg

 
 秋の夕日  いのうえ つとむ

秋は急ぎ足でやってきて
急ぎ足で去っていく
今・・夕日が輝いて
一日の終わりを告げている

いつか過ぎていった
青春の一時
台風の去った海岸で
夕日を眺めていた

初恋の17歳の少女の家は
三河湾の浜辺にあった
松林に囲まれた家を
台風が襲った

家財道具は
浪にさらわれた
『貴方の手紙も海の中に』と
彼女はつぶやいた

海は夕焼け
昨日の嵐は嘘のように
静かに輝いていた
沈み行く夕日を眺めながら
葡萄一房を二人で食べた

夕日を見るたびに
金色に輝く潮騒と
甘い甘い
葡萄の味を思い出す

 (2006・9・28) 
 (tami*さんの写真に寄せて)


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  1. 2006/09/28(木) 21:36:05|
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秋風

  秋風  いのうえ つとむ


空は何処までも青く
鳶がゆっくり輪を描いていて
土手の彼岸花は
赤く燃えるように咲いている

炎のように咲いている
けれど何故か寂しい花だ


少し冷たい秋風が
頬を包む
ひんやりしていて
それでいて
何故か温かい

洗濯を終えた
母の手のように


 (2006・9・26) 


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  1. 2006/09/26(火) 03:27:13|
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座右の銘に

2006年09月25日
カール・ロジャース
共感、無条件の信頼、自己一致。
この3つが揃っている人とのコミュニケーションがあれば、
人はその人自身の力で自ずと成長する。
            
これは、臨床心理学者であるカール・ロジャースの言葉。
彼のパーソンセンタード・アプローチは素晴らしい!


あなたを中心に、あなたの枠組みで共に感じ、
あなたのプロセスを信頼する。

だけど同時に、私は私自身を失わない。

私は自己一致を損なうことなく、あなたと共に在る。
そして、より新鮮な生き方や冒険に乗り出す。


なんと深くて、透明で、おごそかな存在の仕方だろう!
テクニックではなく、在り方を極める。

自分の行く方角を再確認。
うん、これでよい。

(真琴ちゃんの記事から)




  1. 2006/09/25(月) 11:09:57|
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運動会

 運動会  いのうえ つとむ

秋は運動会の季節
・・青い空
スタートラインに並んだ時の
ドキドキ・・心臓の音

秋は運動会の季節
・・青い空
おにぎりとゆで卵のお弁当
ワクワク・・お腹がすいた

秋は運動会の季節
・・青い空
青蜜柑の匂いが
プーン・・新鮮な香り

秋は運動会の季節
・・青い空
ピストルの音が炸裂して
パーン・・耳の中に残る

秋は運動会の季節
・・青い空
運動場を走ってみる
心の中で

子供の時の
・・遠い想い出


 

(2006・9・24)NO・396
(レ二さんの詩に寄せて)


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  1. 2006/09/24(日) 10:24:46|
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露草

20060924194838.jpg



 露草  いのうえ つとむ


ブルー・・それは夏の海

ブルー・・それは秋の空

ブルー・・それは道端の露草

ブルー・・それは汚れ無き貴女の胸の中

ブルー・・それは母の微笑み

ブルー・・それは静かな時の流れ

 

(2006・9・24) NO・395
 (雨さんの写真に寄せて)
道端の日陰で露草を良く見かけます・・純粋な青い色に見とれる事しばしば。


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  1. 2006/09/24(日) 06:30:11|
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仲良し

仲良し
20060922215342.jpg





  1. 2006/09/22(金) 21:58:18|
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小鳥と仲良し

小鳥と仲良し
20060922214640.jpg

20060922214640.jpg





  1. 2006/09/22(金) 21:52:18|
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空高く

20060922220432.jpg



 空高く  いのうえ つとむ

プイーッ
プイーッ                  

台風が去って
心も透明

雲が遊ぶ
青い空

とんびが番で
輪を描いて

川面を飛び交う
赤とんぼ

まだ緑の濃い
山だけれど

落ちてきたのは青胡桃
すっかり秋の気配

黄色い声がこだまして
川遊びの少女たち

鮎の焦げる匂いが漂う
川原のバーベキュー

ああ! 少しのお酒で
・・すっかり酔った

青い秋の空の遠くに
見えない鳥が飛んでいる

高く 高く
・・空高く

その鳥の名は『人工衛星』
地球を回る宇宙の鳥

とんびの知らない鳥だろう

(2006・9・21)NO・394
鮎の友・有山さんのご夫妻に山梨の道志川のキャンプ場に
師匠の河井さんとご招待されて


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  1. 2006/09/22(金) 10:11:01|
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野辺の花

『2005年の詩より』

 野辺の花  いのうえ つとむ

暖かな秋の日差しを浴び
蜜蜂だけが訪れる
目立たなく小さな花たち
米粒ほどの花も もう少し大きな花も
地味だけれどそれぞれ綺麗

名も知らぬ 野辺の花よ
日照りにあえぎ 
嵐の雨 に叩かれ
吹雪に耐え抜いてきて
虫の餌食にもならず
可憐に咲いている

ああ! 
野辺の花よ
僕は民衆の中に咲く
小さな小さな
野辺の花

  (2005・9・29)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 可憐な花  いのうえ つとむ

この可憐な花は
何かにたとえるとしたら
線香花火かな

線香花火が
パチパチと
火花を散らしているようだ

細い茎が
網のように重なって
無数に花が咲いている

米粒より小さく
胡麻粒より大きく
薄いピンクの花が咲いている

道路の側溝と
ブロック塀の僅かな隙に
咲いている

今日もメール便を届けながら
この小さな花に
・・ご挨拶

ああ!
何と幸せな事だろう
配達の仕事は

この可憐な小さな花と
逢うのが楽しみ
恋人と逢引するように

 (2006・9・21) NO・393


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  1. 2006/09/21(木) 23:15:25|
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地球まるごと・人工衛星から

地球丸ごと・ご案内

地球丸ごと人工衛星の写真から・・
何処でも見ることが出来ます。

お友達の住所を入れると・・
ぐるぐるちょんと・・
家が映し出されます・・
好きな観光地もなんのその・・
世界中が手に取るように・・
拝見できます・・
まずはお楽しみ。

但し・・蟻の道だけは写りませんよ。

リンクの「Google Earth ・地球儀」をどうぞ
(http://earth.google.co.jp/)

(2006/8/19)


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  1. 2006/09/19(火) 21:24:43|
  2. 日々のできごと|
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蟻の道

  蟻の道  いのうえ つとむ

じっと見つめる
じっと見つめる
蟻の行列
蟻の行列
それは炎天の真夏の事

じっと見つめる
じっと見つめる
蟻の道
蟻の道
何処にもいない蟻の軍隊

じっと見つめる
じっと見つめる
風にゆれ
風にゆれ
コスモスの柔らかな影

 (2006・9・19) NO・392



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  1. 2006/09/19(火) 11:40:21|
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夕映えに

  夕映えに  いのうえ つとむ


海はオレンジに輝き
黄金色に輝き

寄せる波
引く波

ざわざわ
ざわざわ

白波が
足元を洗う

砂を洗い
貝殻をむき出しにして



海はオレンジに輝き
黄金色に輝き

寄せる波
引く波

ざわざわ
ざわざわ

白波が
一日の幕を引き

疲れた心を
波音が沖まで運ぶ


(2006・9・16) NO・391
(ふみかさんの写真「言葉は要らない」に寄せて)



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  1. 2006/09/16(土) 18:16:34|
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芙蓉の花

 芙蓉の花  いのうえ つとむ

白い芙蓉の花が咲いていた
かすかに風に揺らいで
清楚な花びらは
薄桃色の細い線

透き通るような静脈
貴女の頬に
そっと接吻

(2006・9・16) NO・390
(雨さんの詩に寄せて)


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  1. 2006/09/16(土) 04:49:25|
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流されて

  流されて  いのうえ つとむ

広い富士川の瀬の中で
9メターの鮎の竿先
ゴムボートが川を下って来た

女子大生たちが
こちらに手を振って
歓声をあげ・・楽しそう

水しぶきを浴びながら
爽快な・・爽快な
笑顔の乙女たち

生きると言う事は
必死で櫂を漕いで
川を上るのもいいが

河の流れに逆らう事なく
流れに身を任せる事も
時には良いのだと

乙女たちの
歓声を聞いて
思い至った

人生とは
・・苦有り
・・楽有り

生きると言う事
・・すべてを
楽しめたら良いと思う

(2006・9・15) NO・389


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  1. 2006/09/15(金) 20:36:11|
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もしも心が家であったら

 もしも心が家であったら  いのうえ つとむ

もしも心が家であったら
もしも心が家であったら

庭には季節の花を植えましょう
池には金魚を飼いましょう

春には 
梅・桜
菜の花が蝶を呼び

夏には 
朝顔で眼を覚まし
金魚が顔出す蓮の花

秋には 
菊の香り
コスモスが風に酔い

冬には
雪の牡丹に
雪の薔薇

もしも心が家であったら
もしも心が家であったら

疲れた人はいらっしゃい
泣きたい人もいらっしゃい

時には諸手を上げて褒められて
時にはとげとげしい中傷の言葉

心と心が火花を散らしても
心を痛める事は有りません

毀誉褒貶に
一喜一憂して

優越感に浸るのは止めとこう
劣等感に もう悩まない

庭の垣根に
有刺鉄線はありません

家の周りは緑の木々に囲まれて
小鳥のさえずり絶え間なく

さあ!・・いらっしやい
さあ!・・いらっしやい

小さな小さな家だけど
もしも心が家であったら


(2006・9・14) NO・388


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  1. 2006/09/14(木) 13:47:04|
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小さな向日葵

 小さな向日葵  いのうえ つとむ

大きな向日葵は
強い日差しの
夏の花

けれど
小さな向日葵は
夏の終わりが良く似合う

そっと
風吹けば
しなやかに揺れる

小さな向日葵
小さな向日葵
風に揺れ

コスモスのように
芯の強い乙女のように

 (2006・9・13) NO・387
(nicoさんの写真に寄せて)
リンクの「Natural Day&Day 」が
nicoさんのサイト・綺麗な写真が一杯です。


 
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  1. 2006/09/13(水) 17:57:41|
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キャベツとダイエット

  キャベツとダイエット  いのうえ つとむ

先日テレビでダイエットの話をしていた。腹の出た超肥満の男性の写真と、スマートな同じ人の写真が並べられた。人気番組だからご覧になった人は多いと思う。その人はお医者さんでダイエットに無理なく成功したのである。それがキャベツを食事の前に生で食べて成功したと言うので、ハタ!と見当たる事があった。

それは厚木のタモ名人、鮎釣の師匠の河井さんである。昨年お会いした時、一見して糖尿ではないかと思い「糖尿は恐ろしいよ、僕の友人で失明して、透析をやり・・そして今は息をしているだけ」・・「もし友人の事がなければ、自分も後1年も手を打たずにいれば、失明は間逃れなかった」とくどいほど話した。

「失明は突然襲ってくる、朝まで何も無かったのが顔を洗ってタオルで拭いたところ真っ暗で何も見えなくなったと聞いている」と真剣に話をした。

タモ名人河井さんはその時74キロの体重で食前の血糖値が245であった。以前警察官であったころは確か80キロと聞き覚えている。血統測定器が2個あったのでお渡した。

後日鮎釣の時に車の運転をしながら「眼が見えなくなったらオレは自殺するよ・・と言うと・・うちの奥さんが凄く怒るんだよ・・眼が見えなくなったら好きな鮎釣に行けなくなるからなー」と話をされていた。
聞いていて心配でたまらなかったので病院に行くように話をした。

それから年が明けて鮎の季節が来てまたお世話になった。
本厚木の駅前まで迎に来てくれた師匠の河井さんを見て驚いた。人違いではないかと言うほど痩せている・・もしや糖尿病が原因で痩せたのではないかと尋ねたほどだ。
重度の糖尿病になると体重が激減すると聞いていたから。
そのような僕の心配をよそに、ニコニコしている河井さんは「食事で減量したんだよ」と言われたのでひとまず安心した。
「74キロの体重が今54キロ・・ここまで痩せると体力が無いので川の流れの強いところには入れないよね・・危なくて」と言われていた。

夕食の時「此れが僕の夕食だよ」と見せてくれたのは大皿に山盛りにしたキャベツの千切りに、ちょこんと乗せた魚のカンズメ。
お酒大好き・・甘いお菓子大好き・・間食は常・・此れが今までの食事だそうで・・今はお酒は控えて間食は無し・・その努力に感服した。

ダイエットは簡単ではない、急にするとリバウンドして元の木阿弥と言う人が多い。
河井さんの信念の強さに尊敬の念を抱いた。中々出来ない、苦労しているのが多くの人だ。

早速テレビの話しを電話して河合さんに現状を確認した。
「本当?・・キャベツがそんなにいいの・・じゃあ・・キャベツが良かったんだね・・今は61キロだよ・・54キロでは辛いからね・・血糖値は110~120だよ・・ああ・・それから・・かぼちゃも主食だったね・・毎食かぼちゃ1個の6分の1・・ぐらいかなー」
こともなげに話してくれる鮎釣の師匠の河井さんである。
「18日にうちのが(奥さん)おはぎを作るから来ない?」
「へー甘いものだねー・・18日は用事があるのだけれど」
・・考えた見ると用事は午前中だ、午後なら行ける、「甘いおはぎ」をご馳走になろうと思っている。

(2006・9・12)


 
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  1. 2006/09/12(火) 21:17:39|
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秋の蝶

 秋の蝶  いのうえ つとむ

秋の蝶はどこか寂しい
番の蝶が
残された時間を
絡み合い
絡み合い
飛んでいた

秋の蝶はどこか悲しい
一匹の蝶が
風に身を任せて
ひらひら
ひらひら
飛んでいた

一寸の虫にも愛
一寸の虫にも命

秋はやがて冬となる

(2006・9・12) NO・387

この詩は・りょうさんの今日の一句に寄せて(ランタナさんの所です・・何時も素晴らしい「山頭火」風のりょうさんの俳句が一日を豊かにしてくれます)

 
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  1. 2006/09/12(火) 11:58:56|
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恋はローソク

 恋はローソク いのうえ つとむ

恋は熱い
燃える炎
ローソクの灯のように

恋は甘い
滴る油
ローソクの灯のように

恋は儚い
いつか消える
ローソクの灯のように

(2006・9・11)
(レ二さんの詩に寄せて)





  1. 2006/09/11(月) 10:20:38|
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母の文字

 母の文字  いのうえ つとむ

母よ!
上京してきた時
貴女が最初にくれた手紙

「下着を何時も洗って綺麗にしておきな」
広告の裏にボールペンで書いてあった

手淫をして
汚れたパンツを
母は・・黙って洗ってくれた

初めて下着を汚した時
「大人になったのう・・勤も子供が作れるよ」
と笑っていた

青い草のような
ザーメンの匂いが懐かしい
・・僕もそんな歳になったのです

母よ
富士のふもとで
安らかに
眠られよ

(9月10日・母の遺骨を分骨していただいて
富士桜自然墓地公園に納骨して来ました)

(2006・9・11) NO・386

レ二さんの「母の文字」によせて

 
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  1. 2006/09/11(月) 09:47:00|
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深呼吸

 深呼吸 いのうえ つとむ

はい・・深く息を吸って
ドクターに聴診器を胸に当てられて
・・深呼吸

はい・・深く息を吸って
たった一人 誰もいないところで
・・深呼吸

そうして自分の存在を
確かめてみる

生きている事を

(20006・9・9) NO・385

この詩は真琴さんの「深呼吸」に寄せて

 
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  1. 2006/09/09(土) 04:16:08|
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 月  いのうえ つとむ

虫が鳴いているよ
もう秋だねー

雲が空を覆って
今宵は曇り

月のない夜でも
恋を偲ぶ虫の声

虫が歌っているよ
恋の歌

見えない君に
・・そっとキス

(2006・9・8) NO・384
清流ちゃんの「今宵の月」の詩によせて

 
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  1. 2006/09/08(金) 22:32:12|
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 愛  いのうえ つとむ

君の心も
僕の心も
心とは不思議

不思議
不思議
不思議

掴かんでいるつもりでも
確かでない
何故か不安

解っているつもりでも
確かでない
不透明

それでいて
しっかりと手の中に握りたい
握っていたい

できる事なら
抱きしめたい
しっかり抱いていたい

二人の
胸の鼓動を
・・感じながら

(2006・9・8) NO・383
まひるちゃんの「アンバランス」の詩によせて


 
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  1. 2006/09/08(金) 21:59:29|
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コスモスの花

 * 戻れない? ハネムーンの 甘い日々 ・・でんどう三輪車
           
        (一人だけのおしん絵夢さん・・しりとり川柳より)

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 コスモスの花 いのうえ つとむ

何処からか
何処からか
流れ着き
大きな石にはさまれ
コスモスが咲いてた
荒れた川原

思いがけないところに咲く
赤い花に
ふと心を留めました
遠い思い出のように咲いている
コスモスの花
もう秋ですね

(2006・9・8) NO・382

 
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  1. 2006/09/08(金) 08:13:29|
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鮎、そして出会い

 鮎、そして出会い   いのうえ つとむ

緑の山々に囲まれて相模湖を過ぎたころ河井さんが運転しながら「こんな事を聞いてもいいですか」といつものように前置きしながら話をされた。

「前世はあるのでしょうか」
「どう思います」
「死んだ跡はどうなるでしょうかねー」
「僕は戒名などはいらないからと何時も妻に言っているのです」・・と
立て続けに話される事が生命論で運転しながらの話としては重すぎて返事を考えていると河井さんの話はどんどん進んでいった。

僕は話が一区切りしてから「日本は仏教国だから輪廻の思想が根底に有り・・三世の生命観を心の中に置いていますよね・・東洋の仏教国とキリスト教の西洋とは根底から違うと言いますからね・・ブログでスイスの「みんつ」さんが書いていますが、ストレスから開放されるのに10年は掛かるそうです・・日本人と気質がずいぶん違うようですね『スイスは観光に来るところで住むところではない』とも言われていますよ」

「ところで戒名なんか要らないですよね」
「坊主の金儲けの手段ですよね」
「院をつけるだけで何10万も時には何100万も取られますから」

河井さんも「戒名がなければ成仏しないなんておかしいよ・・じゃーキリスト教徒は成仏しないのか?・・と言う事になるよね」と話を続けられて、
「坊主の金儲けだよね・・一度死んで生き返った人が戒名で呼ぶのか・・呼ばないでしょう・・普通の名前だよね・・だから僕は戒名は付けないよ」

創価学会の葬式は『友人葬』といって宗門の寺と決別してからは・・僧侶のお経も無く、創価学会の幹部の導師で友人が集い法華経の勤行と題目を上げて爽やかなお葬式だった・・勿論戒名は付ける必要は無く「俗名」であった。
此の『友人葬』が本来の葬式だと創価学会の人は言っていた。

戒名一つとっても河井さんは苦労人だけあって社会を正眼していて、流石だと思った

僕も「俗名・井上 勤 之霊」と書いてくれればそれが一番良いのだ・・と考えをめぐらしていると・・河井さんは話を続けられた。

「妻は『幼くして死んだ子は早くあの世に逝って幸せに暮らしている・・だから可哀想ではない』と何時も言うのだがねー」

日本人の多くは阿弥陀経の西方浄土の念仏思想が根ずいていて・・美しい夕日の彼方に死後の平安を求めているのだなと思った・・お釈迦様はどうしてこの璽前権教を捨てて法華経が真実だと言うのだろうか・・西方浄土の死後に美しく安らかな仏を求めた教えから・・法華経の成仏は生前の個々の命の中に仏界と言う最高の命が存在していると説いたのか・・宇宙全体が生命の根源で縁に触れて・・人間に生まれたり犬猫・虫に至る動物に生まれてくると言う・・人間に生まれてきた事がどんなに素晴らしいかと説いている・・一説には衆生の気根が幼くて高度な法の法華経を説いても幼稚園の子供に大学の学問を教えるようなもので聞く耳を持たなかったからだとも言われている・・阿弥陀経と法華経はまるきり相反して逆転した話なので・・誰もが困惑してしまう・・そんな事を考えていると・・河井さんは出会いの不思議さに話を進められた。

「こうして井上さんと話をしているのも不思議だね」
「相模屋さんの鮎釣ツアーで河井さんの釣っている川下に来て・・『ここで釣らして下さい』と声を掛けたことが二人の縁ですね・・『井上さんの笑顔が気に入った・・お付き合いしましょう』と河井さんに言われて今日があるのですね・・こうしてお世話になるのは本当に夢のようです」

「生まれてくるのも不思議だよね・・人間に生まれるのか・・犬や猫に生まれるのか」

「人間に生まれても戦乱の中で生まれるのも可哀想だね・・不思議だよね」

「貧富の差もあるし奴隷になった人もある・・本当に不思議だね」

「・・井上さん聞いてくださいよ・・警察学校を卒業して初めて赴任したのが新宿の交番でしたよ・・そのとき若い娘さんが『家の前に何時も駐車されて困っています・・何とかして下さい』と言ってきたのが今の妻です・・綺麗だなー・・可愛いいなー・・と思いましたよ・・もし新宿の交番に赴任しなければ・・もし駐車違反がなければ・・今の生活は有りませんね・・子供たちの生活も有りませんね・・出会いとは不思議だよね」
「そういえば・・僕ら夫婦が・・一緒にならなければ子供も生まれてこないし・・今の子供たちの生活もない事ですね」と河井さんは感慨深そうに話された。

河井さんご夫婦の出会いを聞いていて自分の出会いを話そうかと思っていると桂川に着いてしまった・・自分の出会いはまたのお楽しみにして・・鮎釣に心がときめいてきた。

それにしても囮鮎に体当たりをして・・鋭い針に掛けられて釣られてしまう鮎・・此れも鮎の悲しい出会いなのだろう・・そんな事を思いながら清流に抱かれるように鮎釣に没頭した。

(2006・9・7)

 
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  1. 2006/09/07(木) 07:22:54|
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