青い海 いのうえ つとむ
椰子の葉が風にそよいでいた
遠くまで透明な青い海が
凪いでいて
つがいのイルカが
戯れていた
遠い遠い・・・昔
まだ人間で無かった頃
あの青い美しい海の中で
僕は鰓呼吸をしていた
貴女も鰓呼吸をしていた
母の胎内の小宇宙の中で
まだ空気を吸うことも知らず
母が泣けば共に悲しみ
母が笑えば共に喜び
胎内の海水で甘えていた
海は人間のふるさと
母の胎内は僕のふるさと
(2005・8・29)
(あゆみ先生の青い海の写真に感動して!この詩はあゆみ先生に贈)
- 2006/07/20(木) 21:28:22|
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『心に響く詩 NO・2』
不機嫌な空 レニ
まるで 止まっているよう
顔を覆って座り込み
考えている空
声が聞こえても
鳥の姿は見えない
ため息を吹き込んで
風は浮かない匂い
時々 ニヤリと笑う
叫びだしてやろうか と
大声で泣いてやろうか と
悪戯したくて 驚かせるの
綺麗にしたくて 怒るの
でも もう少し
あと少しだけ そのまま
小さな傘が
家に辿りつくまで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心に響く・・心に染みる詩。
先日このブログに訪問されてコメントをいただいき初めて知った詩人・レニさん。
この詩人は絹ごし豆腐のよな繊細な言葉の柔らかな感性の持ち主です。
「夢色言葉生活・レニさん」を新しくリンクの仲間にしました。
心ある人は訪問し応援て下さいね。
拍手喝采!・・パチパチ←ここをクリックみなさん応援してください
- 2006/07/05(水) 20:42:50|
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夏の花 いのうえ つとむ
向日葵は夏の花
ハイビスカスも夏の花
向日葵は黄色
ハイビスカスは真っ赤
向日葵は太陽の忘れ物
ハイビスカスは地底の贈り物
太陽は限りなく原子の炎
地球の芯はマグマ
情熱が炎となって・・
炎が情熱になったのか
情熱がマグマがとなって・・
マグマが情熱になったのか
目の覚めるような
黄色と真っ赤
向日葵が咲いている
ハイビスカスが咲いている
元気を出せ!
と疲れた心に
カツ ! を入れるように
(2006・7・3) NO・362
(この詩はリンクの中の「Natural Day&Day」のnicoさんの写真に寄せて・・nicoさんは宝石のデザイナーです、シンプルな感性を何時もいただいています・・ぜひご覧になってね)
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- 2006/07/03(月) 06:46:14|
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