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走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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感謝

 感謝  いのうえ つとむ

心が泣いていると
泣いて見えます

心が感謝で満たされていると
笑って見えます

同じ花を見ても
花はこちらの思い次第

腹を立てるのは止めとこう
憎むのも止めとこう
嫉むのも止めとこう

自分のことで泣くのは
感謝を忘れている時

感謝! 感謝! 感謝!

感謝だけが心を自由に出来る
心とは自由にならない曲者だけれど

心とは目には見えない不思議なものですね

 (2006・5・31)NO・339
(この詩は雨ちゃんへのコメントから・・手直しして)


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  1. 2006/05/31(水) 04:38:40|
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カルミヤの花

 カルミヤの花  いのうえ つとむ

誰か笑つている
誰か笑つている

小さな笑い声が聞こえる
ふと 植え込みを見ると
カルミヤの花が咲いていて
顔を寄せ合い笑っている

子供科学館から出たきた
子供達のように
カルミヤの花が
無邪気に笑っている

泣いて生きるのも人生
笑って生きるのも人生

カルミヤの花が
咲いて 
笑って
教えてくれている

 (2006・5・30)NO・338

この花が、カルミヤという花であることを雨さんの写真で知りました。
団地の石段の横の植え込みに咲いていて、面白い花だと何時も思っていました。ツツジ科の花で北米東部に自生してコネチカ州の州花とのことです。・・雨さん有り難う!


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  1. 2006/05/30(火) 22:51:05|
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小さな善意

 小さな善意 いのうえ つとむ

騒然とした社会・・
殺人事件だけが取り上げられる
報道・・
それがまた波紋のように広がって
また新たな事件!

貝が閉じて
中の身が見えないように
・・・・
小さな善意の人たちの優しさは
あるのか
無いのか分からない

けれど
騒然とした社会・・
でも
優しい善意の人たちがいる

人の心も
悪がはびこる時代だけれど
誰の心にも
善意の心がある

それを信じて
今日も
明日も
希望を持って生きよう

 (2006・5・28) NO・337
銀河ステーション・さんの「ある朝の出来事」に寄せて


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  1. 2006/05/28(日) 07:01:02|
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薊の花

  薊の花 いのうえ つとむ

薊の花は
緑に萌える草の中
五月の空は晴れ渡り
ツバメの翼がよぎる時
空を仰いで野辺に咲く

ああ!
薊の花よ
綺麗だけれど触れられない
何故だか棘が痛そうで
触って見たいが止めとこう

暗い夜道で呼び止められた
厚化粧の女のように
悲しい女の生きる道
迷うてならぬ色の道
そんな思いがよぎる花

薊の花の悲しさは
その棘ゆえに
愛されず
その棘ゆえに
触られぬ

夜の女の立ち姿

(2006・26)NO・336

残業で遅くなり最終電車に間に合うように急ぎ足で歩いていた
街角の暗がりから若い女の人に「遊んでいかない?」と呼びかけられた
「またね」といつて逃げるように駅に急いだ
若い女の目は寂しい目をしていた
体を売って生きる女は卑しい女と言われるけれど
生きていく最後の砦だろうか
あれから30年も経っている。

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薊にはこんないわれが・・(雨ちゃんが教えてくださいました)

さともようあざみのいろぬい
花街模様薊色縫


【別の名前】
いざよいせいしん
十六夜清心

【うんちく】
安政六年(1859年)初演。作者は河竹黙阿弥作。世話物の人気狂言。
実在した人物(小塚原で処刑された盗賊の鬼坊主清吉と、遊女との色恋心中)
実際に起こった事件(江戸城の御金蔵破り)を題材にしたものだそうで、
そのために幕府から弾圧を受け、大当たりながら35日で中止されたという。

*雨ちゃん本当に有り難う!


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  1. 2006/05/26(金) 08:39:09|
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桑イチゴ

 桑イチゴ  いのう えつとむ

君の唇も紫
僕の唇も紫

桑イチゴを夢中で食べた
少年時代

骨の髄まで 心まで
紫色に染まってた

田舎の水で育ち
田舎の空気で育った

いつまで経っても
僕は田舎者

それが唯一の誇りかも

 (2006・5・24) NO・335


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 2005年の作品・『桑イチゴの郷愁』
   

 桑イチゴは甘かった  いのうえ つとむ

葦の中の柔らかい芹を摘んでいた
葦の中の芹は葦に囲まれて
真っ直ぐに伸びている
直射日光があまり当たらないので
五月のこの季節になっても
まだ柔らかい

ふと、頭上を見上げると 桑の実がなっている
桑の実は小粒だが いっぱいなっている
休耕田の荒地の この桑の樹は野生化して
桑の葉も桑イチゴも小さい
ところどころに 桑の樹が残っているのは
桑畑があったのだろう

濃い紫色の桑の実は 甘くて美味しい
小鳥になったような・・・錯覚で
小鳥になって・・・ 自然の中で食べるのは 特に美味しい
八百屋さんの店頭に並んでいる どの果物より美味しい 
その美味しさは比較にならない
自然がいっぱい詰まっているから

甘い桑イチゴを食べていると
幼少の頃を思い出す
蚕棚に囲まれて
練炭の強い匂いの中で育った
ざわざわ ざわざわ ざわざわ
蚕が桑の葉を食べる音を聞いて育つた

小さな蚕が
だんだん大きくなり・・・やがて透明になり
口から生糸を吐き出し 真っ白な繭玉を作る
真っ白な繭玉の中から…
くず玉を取り出し・釜に入れて煮る
その匂いが・・・また・たまらない

繭の中から こげ茶色の蛹を取り出し
自家用の絹糸を作る
生糸を糸車に絡ませて 絹糸を作る
からころ からころ からころ
糸車を回す
母のお手伝いで 糸車を回す

桑イチゴは 甘く美味しい
八百屋さんの店頭に並んでいる 
どの果物より美味しい
比較にならぬほど美味しい
自然がいっぱい詰まっているから
思い出がいっぱい詰まっているから

    (2005・5・24)


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  1. 2006/05/24(水) 03:25:51|
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歩き続けて

 歩き続けて  いのうえ つとむ

銀杏の根が
アスファルトの歩道を
持ち上げて
静脈瘤のょうに
持ち上げて
・・その強い生命力

自分の疲れた足を
さすりながら
・・思う
この体を支えて
歩き続けてきた
・・70年

銀杏の木のように
限られてはいるけれど
自分の足で歩いて来れた
松葉杖を使わないでも
車椅子に頼らないでも
自由に歩ける

この感謝を忘れまい
静脈瘤の
こぶを見つめて

(2006・5・22) NO・334


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2005年の作品・『五月、銀杏の葉が若緑に萌えている』
    

 銀杏の樹  いのうえ つとむ

五月・銀杏の葉が若緑に萌えている
銀杏のエネルギーが発散され
街じゅうが若緑に萌えていて
街じゅうが新緑に包まれている

スカートの短い女子高生たちが
キャーキャー笑いながら横断歩道を渡って行き
若葉の影で小鳥が巣作りをして
せっせと子供に餌を運んでいる

自転車のタイヤがバンバンと跳ね上がり
銀杏並木の舗装道路が盛り上がり
静脈瘤のように根が盛り上がり
銀杏のその根は公園に向かって延びている

街路樹は限られた狭い場所に植えられて
舗装道路に無理やり並べて植えられて
必死に土を求め・水を求めて
根を伸ばしている

水が欲しいと叫んでも
咽喉が乾いたと叫んでも
自分ではどうすることも出来なくて
限られた環境と境遇のなかで 必死に生きている

それは人間も同じ

(2005・5・22)


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  1. 2006/05/22(月) 05:20:57|
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朝の一時

 朝の一時  いのうえ つとむ

キョキョキョ
キョ・・・・
キョキョキョ
キョ・・・・
ホトトギスが鳴いていて

ホーホケキョ
ホーホケキョ
鶯もしきりに鳴いている

ここはオレの陣地だぞと
言わぬばかりに

カッコウー
カッコウー
其処へカッコウが
鳴きながら
飛んできた

チルチル
ピーピー
メジロがさえずり

ツイ・ピー
ツイ・ピー
山雀も唄っている

五月の
里山はにぎやかだ
小鳥の囀りを聞きながら
一人静かに
芹をを摘んでいた

この幸せな
・・朝の一時

(2006・5・21) NO・333


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2005年の作品 『 グサッと切った感触 』
 

 芹の香り  いのうえ つとむ

鶯が鳴いていた
メジロが囀っていた

朝6時に摘んできて
露にびっしょり濡れていて

透き通った朝日を浴びながら
爽やかな朝の空気を吸いながら

グサッと包丁を入れ切った感触が
とってもいいのです

この芹の香りが
脳を刺激し

神経細胞が
微妙に振動するのです

若々しくあれ ! と

  ( 2005・5・21 )

 
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  1. 2006/05/21(日) 00:03:35|
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短歌

車椅子の音さえ運ぶ故郷(さと)の風

弱きこと受話器にもるる息使い

限られし命は同じ君も吾も

強くあれ!タンポポのごとく踏まれいて

雨戸叩く風におびえし少年期



  1. 2006/05/18(木) 05:56:55|
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大地

  大地  いのうえ つとむ

赤い花も
青い花も
そして
黄色い花も

地球という大きなパレットで
三原色の絵の具を混ぜ合わせ
宝石よりも輝いて
生き生きと花が咲いている

黒い土から
この大地から生まれ
花が命を輝かせ
・・咲いている

大地とは不思議なものですね

(2006・5.18) NO・332


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  1. 2006/05/18(木) 00:16:07|
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ああ!人生峠

 ああ!人生峠  いのうえ つとむ

あの山越えて
谷越えて
人生峠!
越してきた
俺の顔は皴だらけ
自慢じゃないけど皴だらけ
明るい笑顔がとりえだね
縦にも横にも
・・斜めにも
溝もあるが谷もある
笑う顔は可愛いいもんだ

ああ!
絶景かな
絶景かな
この顔は
アハハ アハハ 
笑う門には福が来る


桜も咲けば
鳥も鳴く
鮎が跳ねるよ!
清流だ
自慢じゃないけど皴だらけ
明るい笑顔がとりえだね
 みんなおいでよ
・・見においで
溝もあるが谷もある
笑う顔は可愛いいもんだ

ああ!
絶景かな
絶景かな
この顔は
アハハ アハハ 
笑う門には福が来る

(2006・5・16) NO・331

一人だけのおしん絵夢ちゃん(リンクの仲間)の・「しりとり川柳」に寄せて
楽しい川柳・・皆さん遊びに来てね。

*真琴ちゃんの誕生日(15日)を記念して。

(この詩は絵夢ちゃんと・笑いの効用・真琴さんに贈る)


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  1. 2006/05/16(火) 02:48:09|
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静寂

 静寂  いのうえ つとむ


 藪椿

何かひそひそ話している
後ろからそーうと
近づいて
・・・・・
・・・・・
でも
椿の言葉は解らない
けれど
何か
感じるのです
心に響くのです
椿の唇
 

緋鯉  

浮き草が少し揺れて
水面は
何処までも静か
・・・・・
しばし静寂に浸っていると
ゆわ-あん
ゆわ-あん
と水音立てず浮いてきた
緋鯉一匹

「私も生きているのよ」と
・・・・言わぬばかりに

 (2006・5・13) NO・330
 (nicoさんの写真に寄せて・nicoさんに贈る)


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  1. 2006/05/13(土) 09:22:59|
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藤の花

藤の花  いのうえ つとむ

しだるるは 藤の花房
奥ゆかしきは 藤の花房 
・・空よりたれつ
紫の花の雨

月夜の海のごとく
凪し波音
・・激しき心
いつか静かに

藤棚の一房
その柔らかき花
・・肩に触れて
君の手のごとく

しばし偲ぶ 遠き初恋

(206・5・12)NO・329
(この詩はふみかさんの写真によせて・ふみかさんに贈る)


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  1. 2006/05/12(金) 11:46:11|
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銀杏が緑に萌えて

 若緑に萌えて  いのうえ つとむ


銀杏の根の
たくましく
公園に向かって
延びて行く

舗装道路が
銀杏並木の根で盛り上がり
静脈瘤のように盛り上がり

水をくれ!
水をくれ!

水が欲しいと
叫んでも
咽喉が乾いたと
叫んでも

自分では
どうすることも出来なくて
限られた環境と
境遇のなかで

・・必死に生きている

それは人間も同じ

    (2005・5) 



  1. 2006/05/10(水) 23:09:06|
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小さな花

 小さな花  いのうえ つとむ

小さな
小さな
マッチ棒ほどの花が
勢一杯背伸びして
芝生の中で咲いていた

ピンクの口紅を
母さんにしてもらい
誰か見てよと
叫んでいた

・・幼児のように

今日 芝生の中で
お化粧をした小さな花を見つけた
小さな草花の
小さな命

五月・輝く

(2006・5・10)NO.328
(月草さんの誕生日をお祝いして・月草さんに贈る)


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(2005年の作品から)『雑草という草の名は無いんだね』

 雑草      いのうえ つとむ

ちいさな
ちいさな

米粒ほどの・小さな 小さな花たち
白色 薄紫 ピンク色と小さな花がそれぞれ咲き
小さな星のような花が・ひっそりと咲き
( 花壇の花が華やかに咲いている時 )

雑草と言う名の草は無いんだね
みんなそれぞれ名前があって
それらを僕らが知らないだけ
( 名前がなければ新品種・・・)

「 雑草のように強くなれ ! 」 と
言われるけれど
君も
僕も

民衆と呼ばれ 
大衆と呼ばれ 
庶民と呼ばれ
人民と呼ぶ国もある

・・雑草という名の草はないんだね
「 民衆 」 や
「 大衆 」や
「 庶民 」という人の名もないんだね

一人一人には皆・名前がある

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     

新聞のコラムに 「 雑草と言う名の草は無い 」 と書いてあった
今、僕は団地の坂道で休んでいて
土手に咲く小さな花を手にしている
雑草と言う名の草は無いんだね
とつぶやきながら 

(2005・5)


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  1. 2006/05/10(水) 05:11:10|
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タンポポの歌

 タンポポの歌  いのうえ つとむ

ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
音符になって飛んでいけ

ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
兎になって飛んでいけ

ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
仔山羊になって飛んでいけ

ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
白い雲になって飛んでいけ

ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
夢を乗せて飛んでいけ

希望を乗せて飛んでいけ

(2006・5・9) NO・327
(水島美也子さんのメッセージ「たんぽぽの綿を食べて兎が空を飛んでいく」によせて)
(この詩は美也子さんとブログの友の皆さんに贈る)


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  1. 2006/05/09(火) 09:16:15|
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手を取り合って

 手を取り合って  いのうえ つとむ

恋人よ!
恋人達よ!
出逢いとは
不思議なものだね

僕達も
初めて出会い
手を取り合って
肩を寄せ合い並んで歩た

そして
目には見えない
赤い糸で結ばれ
この人生を共に歩いた

ああ!人生
ああ!人生

嬉しいときも・涙
悲しい時も・ただ涙
手を取り合って
肩を寄せ合い共に歩いた

白い砂浜に
打ち寄せる波のように
静かな時を重ねてきた
二人の人生

ああ!人生
ああ!人生

時には嵐が襲い
何度も襲い
大きな波を浴びながら
共に手を取り合い歩いてきた

そして今
40年の歳月を重ね
初めて会った
恋人のように

ああ!人生
ああ!人生

二人
共に手を取り合って
肩を寄せ合い
歩いている

(2006・5・8) NO・326
(この詩はmayさんの詩とイラストに感動して、mayさんに贈る)


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  1. 2006/05/08(月) 06:44:07|
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タンポポの落下傘

 タンポポの落下傘  いのうえ つとむ

ふーい
ふーい

風に乗って
ラッカサンのように
飛んでいった
遠くまで飛んでいった

タンポポの綿に
息を吹きかけ
ふーい
ふーい

ア !  落下傘部隊だ
遊ぶのは何時も戦争ごっこ
少年の夢を乗せて
遠くへ飛んでいった

今 谷川の岩の間に
タンポポが 一輪咲いている
何処から飛んできたのか
ここは芹やクレソンの水辺

谷の清水に手を濡らし
顔を洗いながら 五月を満喫!
身も心もとっぷり浸かって芹摘みだ
とっぷり浸かって自然の恵み

岩陰に咲く
タンポポを見ながら
・・・思うよ
心だけでも贈つてあげたい

車椅子の貴女に

(2006・5・5) NO・325
(この詩は絵夢さんに贈る)


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  1. 2006/05/07(日) 04:35:35|
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かもめ

  かもめ  いのうえ つとむ


hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu

かもめが飛ぶ
五月の風を受けて
潮風を切って・・

青い海原を
羽根を斜めに傾けて
ああ!なんと気持が良いことだろう


hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu

両手が羽根になって
僕はよく空を飛んだ
夢の中で空を飛んだ

下界が鳥瞰図になって
皆を見下ろして飛んだ
悠々と空を飛んだ


hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu

夢の中で
誰よりも高く
しばし優越感に浸った

目覚めてからも
大きく 両手を広げ
・・羽ばたいていた

 (2006・5・5) NO・324
 (ブログ開設一周年を記念して)

劣等感の塊・劣等感を土台にして生きてきた。その裏返しで夢の中で空を飛のだろうと思います。劣等感も優越感も関係の無い穏やかな人生を送りたいと思います


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  1. 2006/05/05(金) 00:20:07|
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お礼

何時も良いお話をありがとうございます。

最近ネット友が増えて・仕事の忙しさとコメントの応答で・中々コメントできなく御免なさいね。

5月5日で・でんどう三輪車も一年になりました・応援有り難うございました。

詩も300編を越すことが出来エッセーなどと合わせると
400編になります。これも・応援と激励のお陰です・これからも宜しくお願いします。



  1. 2006/05/03(水) 09:19:30|
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5月5日で詩とエッセーを発表して1年に!

一年間応援有り難うございました。

昨年の5月5日にスタートして、詩が300を越す作品となりました。
これも、ひとえに皆さんの激励があったればこそ!と感謝しております。(全部で400編以上)

5月は、これらの詩やエッセーやコラムを、もう一度見直して、磨きを掛けられるところは、金だわしで・・ごしごし磨いてみたいと思います。

この中から、自薦して本に生まれ変われば?・・などと妄想しております。もし選にご協力して下さる方が居られましたら嬉しく思います。
また、厳しいご指摘とご批評をいただければ、尚幸いです。

( 以前の作品は、右の月別の区分けのところをクリックしていただければ月ごとの作品が表示されます)

(2006・5・2)でんどう三輪車


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  1. 2006/05/02(火) 20:52:08|
  2. 日々のできごと|
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小さなヨット

  小さなヨット  いのうえ つとむ

ヨットは青い海原を
風を一杯はらんで
白波を立て進んでいた。

風が凪いだのか
強風にあおられたのか
ときおり大きく傾いた

ゆっくり進んでいく白帆に
かもめが群がっていて
少年はヨットに夢を託していた

水平線の雲の中に
ヨットは
いつか消えていった

小さな虫の羽を
蟻が行列を作り
一生懸命運んでいた
 
(2006・5・1) NO・323


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  1. 2006/05/01(月) 20:21:10|
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