朝の一時 いのうえ つとむ
キョキョキョ
キョ・・・・
キョキョキョ
キョ・・・・
ホトトギスが鳴いていて
ホーホケキョ
ホーホケキョ
鶯もしきりに鳴いている
ここはオレの陣地だぞと
言わぬばかりに
カッコウー
カッコウー
其処へカッコウが
鳴きながら
飛んできた
チルチル
ピーピー
メジロがさえずり
ツイ・ピー
ツイ・ピー
山雀も唄っている
五月の
里山はにぎやかだ
小鳥の囀りを聞きながら
一人静かに
芹をを摘んでいた
この幸せな
・・朝の一時
(2006・5・21) NO・333
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2005年の作品 『 グサッと切った感触 』
芹の香り いのうえ つとむ
鶯が鳴いていた
メジロが囀っていた
朝6時に摘んできて
露にびっしょり濡れていて
透き通った朝日を浴びながら
爽やかな朝の空気を吸いながら
グサッと包丁を入れ切った感触が
とってもいいのです
この芹の香りが
脳を刺激し
神経細胞が
微妙に振動するのです
若々しくあれ ! と
( 2005・5・21 )
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- 2006/05/21(日) 00:03:35|
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ああ!人生峠 いのうえ つとむ
あの山越えて
谷越えて
人生峠!
越してきた
俺の顔は皴だらけ
自慢じゃないけど皴だらけ
明るい笑顔がとりえだね
縦にも横にも
・・斜めにも
溝もあるが谷もある
笑う顔は可愛いいもんだ
ああ!
絶景かな
絶景かな
この顔は
アハハ アハハ
笑う門には福が来る
桜も咲けば
鳥も鳴く
鮎が跳ねるよ!
清流だ
自慢じゃないけど皴だらけ
明るい笑顔がとりえだね
みんなおいでよ
・・見においで
溝もあるが谷もある
笑う顔は可愛いいもんだ
ああ!
絶景かな
絶景かな
この顔は
アハハ アハハ
笑う門には福が来る
(2006・5・16) NO・331
一人だけのおしん絵夢ちゃん(リンクの仲間)の・「しりとり川柳」に寄せて
楽しい川柳・・皆さん遊びに来てね。
*真琴ちゃんの誕生日(15日)を記念して。
(この詩は絵夢ちゃんと・笑いの効用・真琴さんに贈る)
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- 2006/05/16(火) 02:48:09|
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静寂 いのうえ つとむ
藪椿
何かひそひそ話している
後ろからそーうと
近づいて
・・・・・
・・・・・
でも
椿の言葉は解らない
けれど
何か
感じるのです
心に響くのです
椿の唇
緋鯉
浮き草が少し揺れて
水面は
何処までも静か
・・・・・
しばし静寂に浸っていると
ゆわ-あん
ゆわ-あん
と水音立てず浮いてきた
緋鯉一匹
「私も生きているのよ」と
・・・・言わぬばかりに
(2006・5・13) NO・330
(nicoさんの写真に寄せて・nicoさんに贈る)
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- 2006/05/13(土) 09:22:59|
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藤の花 いのうえ つとむ
しだるるは 藤の花房
奥ゆかしきは 藤の花房
・・空よりたれつ
紫の花の雨
月夜の海のごとく
凪し波音
・・激しき心
いつか静かに
藤棚の一房
その柔らかき花
・・肩に触れて
君の手のごとく
しばし偲ぶ 遠き初恋
(206・5・12)NO・329
(この詩はふみかさんの写真によせて・ふみかさんに贈る)
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- 2006/05/12(金) 11:46:11|
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小さな花 いのうえ つとむ
小さな
小さな
マッチ棒ほどの花が
勢一杯背伸びして
芝生の中で咲いていた
ピンクの口紅を
母さんにしてもらい
誰か見てよと
叫んでいた
・・幼児のように
今日 芝生の中で
お化粧をした小さな花を見つけた
小さな草花の
小さな命
五月・輝く
(2006・5・10)NO.328
(月草さんの誕生日をお祝いして・月草さんに贈る)
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(2005年の作品から)『雑草という草の名は無いんだね』
雑草 いのうえ つとむ
ちいさな
ちいさな
米粒ほどの・小さな 小さな花たち
白色 薄紫 ピンク色と小さな花がそれぞれ咲き
小さな星のような花が・ひっそりと咲き
( 花壇の花が華やかに咲いている時 )
雑草と言う名の草は無いんだね
みんなそれぞれ名前があって
それらを僕らが知らないだけ
( 名前がなければ新品種・・・)
「 雑草のように強くなれ ! 」 と
言われるけれど
君も
僕も
民衆と呼ばれ
大衆と呼ばれ
庶民と呼ばれ
人民と呼ぶ国もある
・・雑草という名の草はないんだね
「 民衆 」 や
「 大衆 」や
「 庶民 」という人の名もないんだね
一人一人には皆・名前がある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新聞のコラムに 「 雑草と言う名の草は無い 」 と書いてあった
今、僕は団地の坂道で休んでいて
土手に咲く小さな花を手にしている
雑草と言う名の草は無いんだね
とつぶやきながら
(2005・5)
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- 2006/05/10(水) 05:11:10|
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タンポポの歌 いのうえ つとむ
ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
音符になって飛んでいけ
ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
兎になって飛んでいけ
ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
仔山羊になって飛んでいけ
ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
白い雲になって飛んでいけ
ホーイ
ホーイ
風に吹かれて飛んでいけ
白いたんぽぽ飛んでいけ
野を越え
川越え
山を越え
夢を乗せて飛んでいけ
希望を乗せて飛んでいけ
(2006・5・9) NO・327
(水島美也子さんのメッセージ「たんぽぽの綿を食べて兎が空を飛んでいく」によせて)
(この詩は美也子さんとブログの友の皆さんに贈る)
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- 2006/05/09(火) 09:16:15|
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手を取り合って いのうえ つとむ
恋人よ!
恋人達よ!
出逢いとは
不思議なものだね
僕達も
初めて出会い
手を取り合って
肩を寄せ合い並んで歩た
そして
目には見えない
赤い糸で結ばれ
この人生を共に歩いた
ああ!人生
ああ!人生
嬉しいときも・涙
悲しい時も・ただ涙
手を取り合って
肩を寄せ合い共に歩いた
白い砂浜に
打ち寄せる波のように
静かな時を重ねてきた
二人の人生
ああ!人生
ああ!人生
時には嵐が襲い
何度も襲い
大きな波を浴びながら
共に手を取り合い歩いてきた
そして今
40年の歳月を重ね
初めて会った
恋人のように
ああ!人生
ああ!人生
二人
共に手を取り合って
肩を寄せ合い
歩いている
(2006・5・8) NO・326
(この詩はmayさんの詩とイラストに感動して、mayさんに贈る)
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- 2006/05/08(月) 06:44:07|
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かもめ いのうえ つとむ
hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu
かもめが飛ぶ
五月の風を受けて
潮風を切って・・
青い海原を
羽根を斜めに傾けて
ああ!なんと気持が良いことだろう
hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu
両手が羽根になって
僕はよく空を飛んだ
夢の中で空を飛んだ
下界が鳥瞰図になって
皆を見下ろして飛んだ
悠々と空を飛んだ
hiriyu・hiriyu
hiriyu・hiriyu
夢の中で
誰よりも高く
しばし優越感に浸った
目覚めてからも
大きく 両手を広げ
・・羽ばたいていた
(2006・5・5) NO・324
(ブログ開設一周年を記念して)
劣等感の塊・劣等感を土台にして生きてきた。その裏返しで夢の中で空を飛のだろうと思います。劣等感も優越感も関係の無い穏やかな人生を送りたいと思います
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- 2006/05/05(金) 00:20:07|
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何時も良いお話をありがとうございます。
最近ネット友が増えて・仕事の忙しさとコメントの応答で・中々コメントできなく御免なさいね。
5月5日で・でんどう三輪車も一年になりました・応援有り難うございました。
詩も300編を越すことが出来エッセーなどと合わせると
400編になります。これも・応援と激励のお陰です・これからも宜しくお願いします。
- 2006/05/03(水) 09:19:30|
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一年間応援有り難うございました。
昨年の5月5日にスタートして、詩が300を越す作品となりました。
これも、ひとえに皆さんの激励があったればこそ!と感謝しております。(全部で400編以上)
5月は、これらの詩やエッセーやコラムを、もう一度見直して、磨きを掛けられるところは、金だわしで・・ごしごし磨いてみたいと思います。
この中から、自薦して本に生まれ変われば?・・などと妄想しております。もし選にご協力して下さる方が居られましたら嬉しく思います。
また、厳しいご指摘とご批評をいただければ、尚幸いです。
( 以前の作品は、右の月別の区分けのところをクリックしていただければ月ごとの作品が表示されます)
(2006・5・2)でんどう三輪車
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- 2006/05/02(火) 20:52:08|
- 日々のできごと|
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