走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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母の手


 いつか (テーマ:かぞくのうた)

私が抱いていないと眠れなかったあなたは
いつの間にか
私が傍に寄り添っていれば眠れるようになった

私が傍に寄り添っていなければ眠れなかったあなたは
いつの間にか
一人で吐息をたてていられるようになった

いつかあなたは
子供部屋で眠れるようになり
友達と夜をあかすことができるようになり
家族ではない大切な誰かと眠るようになるのでしょうね

いつか巣立つあなたが幸せな眠りにつけますように
私はあなたの額をそっと撫でる


(空はあなたを見ている・晶子さんの詩より)

この優しい詩を読んでいて、温かな母の瞳を思い出して感動しました。
この感動を!心のまま、ご紹介いたします。


/////////////////////////////////////////////////////////////////


  母の手  いのうえ つとむ

縁側から落ちないように
腰紐で柱に繋いで
針仕事をしていた
お母さん

そっと額を優しくなぜてくれた
お母さんの手

鍬を担いで
乳母車を押しながら
子守唄を聞かせてくれた
お母さん

そっと額を優しくなぜてくれた
お母さんの手

わらで編んだ筵の上で
寝顔を確かめてから
野菜の手入れをしていた
お母さん

そっと額を優しくなぜてくれた
お母さんの手

遠き日のはるかな思い出

(2006・31)


 
(この詩は晶子さんの詩に寄せて・晶子さんに贈る)


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  1. 2006/03/31(金) 10:16:59|
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春の足音

  春の足音  いのうえ つとむ


てんとう虫が
ガサゴソ
ガサゴソ
菜の花に這い上がっていく

足音が
聞こえますか


ミツバチが
チュウ
チュウ
花から花へ飛び移り
桜の花の蜜を吸っている

その音が
聞こえますか


メジロや
鶯が
高らかに
楽しく
囀る歌は

よく
聞こえるけれど


春の風に
菜の花や
桜の花が
ゆさゆさと
大きく揺れて

虫達の足音は
消されてしまう


それでも
春の足音が
いっぱい
しているのです

(2006・3・30)  NO・307


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  1. 2006/03/30(木) 12:37:03|
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辛夷の宿

 辛夷の宿  

公園のトイレで

洗濯をしていた

宿の無い人は

無邪気な笑顔と

小さな後姿を

残して行った

  (雨さんの詩より)


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  辛夷の宿   いのうえ つとむ

しばらく
まぶたを閉じた

赤や紫の
抽象画

光の残像を楽しみながら
眠りの床に就く

あてどない夢の中に
遊泳し

宇宙空間を
遊泳し

今宵も
現実に帰れば

星の下で
風に揺れて

薄暗闇に
紅の炎

紅辛夷の花が
咲き乱れる

ああ!
人生の宿

その屋根は星の空

(2006・3・28)NO・306
(この詩は雨さんの詩に寄せて)


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  1. 2006/03/28(火) 05:58:41|
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野辺の星

 野辺の星  いのうえ つとむ

蓬を摘んでいた
芹も摘んでいた

タンポポが太陽のように
咲いていて

よく見ると
耳掻きで掬えるほどの

小さな
小さな

青い花が咲いていた
あたり一面咲いていた

青い空を
星達が運んできたように

(2006・3・26) NO・305


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  1. 2006/03/26(日) 11:54:43|
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足跡

 足跡  いのうえ つとむ
 
春夏秋冬
愛する人と
手をつないで生きていく

春は花や蝶と戯れ
夏は暑さにあえぎながら
秋は小鳥の囀る林を歩き
冬は純白の新雪を踏んで

二人で
愛の足跡を残して行く
人は一人では
生きていけないから

 (2006・3・26) NO.304
 (静流さんの詩に寄せて・静流さんに贈る)
 


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  1. 2006/03/26(日) 10:40:49|
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この喜び

 この喜び いのうえ つとむ

ああ!
どうしてだろう
風がスーと通りぬけ
春の光は
まぶしいけれど

ただ忙しさと
悲しさに
その日 
その日が
いっぱいで

木の葉の囁きも感じない
小鳥の囀りも上の空
花の挨拶も 
虫の目覚めも
気がつかない

頭の中も
心の中も
いわしか
マグロの
缶詰となっていた

目には見えない
心の手帳に
書き記された
過去の日々の
悲しき心

ああ!

キコキコと
缶詰の蓋を
切って開けた

いわしや
マグロの缶詰が
甘い香りの
花となって
飛び出した

桜の開花のように
生きているという事の
この喜び

(2006・25) NO・303


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  1. 2006/03/25(土) 01:27:00|
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福寿草

  福寿草   いのうえ つとむ

雪解けの
田圃の畦は
まだ風は冷たく
びゅうびゅうと
吹いていて

それでも
日が当たり
ぽわーんと
黄色い花が咲いた
福寿草

地球が
コタツを抱いている
幸せを抱いている

(2006・3・24) NO・302

(この詩は・shallop123さんの写真に寄せて)
(絵夢さんのご健康と幸せを祈りながら)

福寿草は雪に閉ざされていて早春いち早く咲く「幸せを呼ぶ花」として古来から人々に愛されて来て明るい黄色の花です。でんちゃんが福寿草を検索していたら「季節の花300」がありましたよ・・なかなか見ごたえのあるページなのでリンクに入れておきました・・眼の散歩をしてね。



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  1. 2006/03/24(金) 01:02:30|
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あと一歩

  あと一歩  (絵夢さんの詩)

 駄目なら やり直せば良い
 何度も やり直せば良い

 生きている時にしか やれません
 生きている今しか 言えません
 生きている今 この時

(2006.03.01 Wednesday)
(絵夢さんは1年半前から病と闘い不自由な体でデイ・サービスのボランテアにも挑戦して頑張っています・・素晴らしい詩人です)


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  あと一歩   いのうえ つとむ

まだ眼が見える!
まだ耳が聞こえる!

其処に喜びを見出し
感謝の心で

心の痛みも
体の痛みも

歯を食いしばって
痛みを耐えて

自分の可能性を信じ
信じきって

希望を持って
勇気を持って

今日も前進!
明日も前進!

あと一歩

(2006・3・23) NO・301
(この詩は絵夢さんのお体の回復をお祈りし絵夢さんの詩に寄せて)

この詩をもって・・301歩の「第一歩」を皆さんと共に前進していきたいと思います。


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  1. 2006/03/23(木) 00:08:43|
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 絆  (雨さんの詩)

愛しい人~我が血


血の繋がりを,越えるものは

確かに存在すると思う。


どうだろうか。。。


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絆   いのうえ つとむ

父との絆
母との絆

兄弟との絆
姉妹との絆

子との絆
孫との絆

濃い・濃い
血のつながり

それは固い
絆だけれど

時には歪になったり
切れたりもする

愛の絆も
血の絆と

同じように結ばれもし
同じように切れたりもする

(2006・3・22)
(この詩は雨さんの詩に寄せて)

この詩で300編となりました・皆さんのお陰です・有り難う!



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  1. 2006/03/22(水) 12:51:30|
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あと一歩

  あと一歩  (絵夢さんの詩)

 駄目なら やり直せば良い
 何度も やり直せば良い

 生きている時にしか やれません
 生きている今しか 言えません
 生きている今 この時

(2006.03.01 Wednesday)
(絵夢さんは1年半前から病と闘い不自由な体でデイ・サービスのボランテアにも挑戦して頑張っています・・素晴らしい詩人です)


/////////////////////////////////////////////////////////////////

  あと一歩   いのうえ つとむ

まだ眼が見える!
まだ耳が聞こえる!

其処に喜びを見出し
感謝の心で

心の痛みも
体の痛みも

歯を食いしばって
痛みを耐えて

自分の可能性を信じ
信じきって

希望を持って
勇気を持って

今日も前進!
明日も前進!

あと一歩

(2006・3・23) NO301
(この詩は絵夢さんのお体の回復をお祈りし絵夢さんの詩に寄せて)

この詩をもって・・301歩の「第一歩」を皆さんと共に前進していきたいと思います。


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  1. 2006/03/22(水) 12:19:14|
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みんなひとつ

 
 みんなひとつ   (あおぞら・さんの詩)

人の心を寂しくさせるものは
「切り離された」 という思いでしょうか。

本当は、切り離されてなどいないのに。
そのことを忘れてしまっているだけなのに。

たとえば夕陽
たとえば空
雲も山も木も水も
そして人も
ちいさな虫も

みんな本当は
ひとつのもの。


(あおぞら・さんは・詩人金子みすずのような心し染みる素晴らしい詩を書かれます・でんちゃんの友達です)

あおぞらさんは「詩」の欄ではなく「つぶやき」の欄にかかれましたが詩として素晴らしいのでご紹介しました。

/////////////////////////////////////////////////////////////////

 みんなひとつ  いのうえつとむ

流れる雲を追いながら
不安を胸に抱きながら
生きるということを
考えていた
少年時代

星を数えながら
月の光に酔いながら
死とは何だろうと
悩んでいた
少年時代

みんな遠くへ行ってしまい
離れていってしまい
自分だけが取り残されて
寂しくて涙を流していた
少年時代

ああ!
この年になって
やっと気がついた

花の香りも
小鳥のさえずりも
虫の歌も
そして
人の温かさも

満開の桜の花に
囲まれるように
暖かく
また
温かく

みんなひとつ

(2006・3・21)(作品299)
(この詩はあおぞらさんの詩に寄せて・あおぞらさんに贈る)


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  1. 2006/03/22(水) 01:19:08|
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袖刷りあうも・合席の人

  

  袖刷りあうも・合席の人  いのうえ つとむ

小寒い風を頬に受けながら大船駅のホームで下田行きの特急・踊り子号のスマートな電車を見送った。空は薄曇りであったが3月12日午後1時ごろ家を出て、いつものように洋光台の駅から根岸線に乗って来た。
しばらく待っていると東海道線の熱海行き普通電車が到着した。

乗車すると横並びの長い座席ではなく、珍しく4人掛けの合い席であった。
ほとんどの座席は空いているようには見えなかったが、よく見渡すと空席が一つあり其処に腰を落ち着かせた。
3人座っていて窓側の男性は二人とも知り合らしく会社の同僚のうわさ話をしていた。
前の座席の眼鏡をかけた男性は関係ないと見えて黙って俯いていた。
花粉症なのだろう憂鬱そうに時折り鼻の上に手をやりマスクを直して又元のように眼を瞑って俯いてしまった。
横の座席に4人組がいて中国人なのか何にやら中国語で話していた。
男女向き合い座って話していたが、大声で喋り捲る男が居り、言葉が解らないので煩くて仕方が無かった。

藤沢の駅に着くと後ろの座席が空いたので、これ幸いとばかり座席を移動した。
この座席は窓側に二十歳代の若い男女が向き合って座っていた。
話の様子ではどうも恋人らしく次のデイトの相談なのか、青年が女の子にどうしようかと聞いていた。
「ホテルが良いか、旅館が良いか」
「それとも民宿が安くて良いかなー」
男は選択を彼女に託すように聞いていた。
「民宿が安いから、民宿が良いわ」
小柄な若い女が頷きながら答えていた。
女は特別美人というのではなく、ごく普通のOLふうに見えた。
男のほうは最近流行の坊主頭であごひげを伸ばしていた。
「いつが良い」
「・・・・・」
「時間は、何時にしようか」
「・・・・・」
面白いカップルだなーと聞き耳を立てていたが、
眼と眼を合わせることで通じるのか、女の返事が小声なので聞き取れなかった。
二人は楽しそうに話しながらシュウマイ弁当を開けて食べ始めた。
「弁当のご飯・・うまいなー」と言いながら
男が蓋に付着したご飯を笑いながら舐めると
「よしてよ、みっともないよ」
女は上目使いでなじるように小声で言った。
「何処でも買えるけれど・・やはり横浜だね」
「この魚も美味しいよ」
二人はシュウマイ独特の匂いをただよわせ美味しそうに食べていた。
生唾を飲みながら弁当を横目で・ちらっと覗いて窓の外を見ると、梅の花が咲いて次々と後ろに消えていった。
小田原の梅の名産地「曽我の郷」だ、梅の花が白く家を囲むように咲いていた。
相変わらず空は曇っていて富士山は残念ながら顔を出さず見えなかった。
やがて電車が小田原駅に停車したので僕は二人の恋人達ちの話し声を耳に残しながら電車を降りた。
二人の恋人を乗せて電車は熱海に向かって発車して行った。

小田急の電車はすでにホームに来ていて急いで飛び乗った。
早川が流れにそって箱根に向かって電車は走った。菜の花と夏みかんの黄色い色がのどかな家並みの風景を暖く感じさせた。
しばらくして湯元の駅で二両編成の登山電車に乗り換えた。
少し並んだお陰で満員であったが幸い座ることが出来た。
隣に座った僕と同じぐらいの老人はワンカップのお酒をあをって
「一人で温泉かね。良いなー・・彼女が向こうで待っているんだろうなー」小指を立て一杯機嫌で話しかけてきた。
「いませんよ、そんなの」と答えると
「何、いない・・それは寂しい、貸してあげるよ」
「アハハ」と前の座席のご婦人を指差して愉快そうに笑っていた。
お酒というものは、こんなにも朗らかにするものかと思った。
絹のような細い雨が降って来て登山電車の窓を少し濡らしていた。
大平台の駅に着いたときは、いつか雨も止んで何とか温泉に濡れずに駆け込んだ。
日曜日なので姫の湯は平日より込んでいた。
例のように3時から6時まで長時間を温泉でくつろいだ。
小雨が落ちてきそうな空模様だけれど、窓から梅の花がちらほらと咲いて見えて、これ以上は無い贅沢な入浴だとつくずく思った。
箱根の山からの帰りの人達だろうか、若い人が多かった。

一時き降った小雨は幸い止んで帰りの電車にも雨に濡れずに乗れた。
登山電車から湯元の駅で小田急に乗り換へる時、大騒ぎをしている人達がいたので、それを避けて別の車両の座席に移った。
前の車両まで来て見ると数人の乗客で静かだった。
窓の外に眼を移すと、早川の清流が窓枠に動く風景画のように見えた。
「この川も鮎の川だな」と川の流に気を取られていた。
眺めているうちに瞬く間に小田原駅に到着した。

小田原でJRに乗り変えたが、東京行きの普通電車は満席だった。
コンビニで買った230円の弁当を食べながら隣の人の話が嫌でも耳に入ってきた。
「私はね、20年前のことだけれど、庭に生えているハコベを野菜代わりに食べてねえ」
60代の婦人が昔を思い浮かべるように言うと
「ハコベは食べられるのよね」
と向かいの座席の30代の婦人が合図地を打つように小声で返事をしていた。
「その浮いた分を貯金して2年で100万円ためたわよ」
年配の婦人はやや得意げな顔で話し続けた。
「ハコベは野草だから体に良いのよ」
「凄い!・・私は特売で何か買い、その浮いた分・・儲けた!と思って ケーキか何か買って食べてしまうわ」
若い方の婦人が苦笑いをしながら答えていた。
「それでは・・ほら!今テレビの大河ドラマの・・山内一豊の妻にはなれないわよ、駄目よ!そんなんじゃ」
年配の婦人が、主婦はこうあるべし、と諭すように言った。
母と子の年齢差ではあるが二人の話の様子だと実の親子ではなさそうだ。
どこかまだ少し遠慮がちな話し振りから思った。

国府津の駅に付くと反対側のホームに、新宿直通の快速電車が来て、この方が早く大船に着くので急いで乗り換えた。
東京行きの人はこの新宿直通の電車では行けないので東京行きの普通電車に残っていた。
乗り換えた車両には誰も乗って無く、新しいのでグリーン車に乗った良い気分だった。

大磯の駅で50代そこそこの婦人が両手に荷物を抱えて前の座席に座った。あまり汗をかいているので
「暑いですか」と聞くと
「今、お風呂に入ってきたばかりなの」
「この電車に間に合わないと・・と思って急いで走ってきたのよ」
「週末はこの大磯に来るの」
「家は恵比寿なんだけれどねー」と立て続けに話してきた。
「良いご身分ですねー」と言うと
「そうではないのよ、母がボケてきて心配だから来るの、普通の日は介護の人が見てくれるけれど、土日ぐらいは自分で見てあげないとねー」
「痴呆で一番心配なのは、火事が一番怖いのよ!火の不始末だよねー、ボケているから怖いのよ」
「私の本が無いので聞くと・シラン・・と答えるだけで、押入れに隠してあるのよ」と笑いながら言っていた。
よくしゃべる人だが嫌みは無く 感じの良い人だった。
親を見捨てる人が多いこの時代なのにと、この婦人の苦労話を聞きながら、まもなく大船駅に着いた。
「さよなら・・お元気でね」
「うん、又お会いできたら良いね、バイバイ」
又いつでも逢えそうな雰囲気のお別れだった。

外出すると人と出会う、ほんの一時だけれど、電車に乗って知らない人と座席が合席に成る。
感じの良い人だと人生を豊かにしてくれるような良い気分になるものだ。

狭い食堂に入った時
「お客さん合席でよろしいですか」と店員に聞かれ、
「はい」と答えて、何処の誰だか知らない人と合席でカレーライスを食べることもある。

 (2006・3・19)


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  1. 2006/03/19(日) 10:01:22|
  2. 小説・エッセイ|
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辛夷の花

 辛夷の花  いのうえ つとむ

僕は辛夷の花が好きだ
時折り寒い北風が吹く
時折り暖かい南風が吹く
気ままな風の吹く中で

梢から
下枝まで
真っ白な花が
風にもまれて咲いている

僕は辛夷の花が好きだ
ナースステーションの
ナースのように
純白な服を着て

手術の後の夜だった
夜中にナースを呼んだ
麻酔が切れて
あまりの痛さに

汗・びっしょりかいていた
汗を拭いてくれた
下着も替えてくれた
用足しも手伝ってくれた

弾みで点滴が外れて
パジャマが汚れた
「ご免ね!ご免ね」と
何度も謝る若いナース

僕は嬉しかった
小さな染みは
「真心の記念だよ」と
心の中でつぶやいた

僕は辛夷の花が好きだ
風にそよぐ白い花を見ていると
いつもナースのことを思う
感謝の気持ちで

(2006・3・17)

辛夷の花は(こぶしのはなは木蓮科の花)梅が咲き桜が咲く頃に、真っ白な花を咲かせます。清純な白い花は若いナースたちを連想します。医療に携わるということは、あまりにも人間に密接した尊い仕事だと思います。真心のナイチンゲールの皆さん有り難う。


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  1. 2006/03/17(金) 08:23:16|
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「思いのまま」とは

「思いのまま」とは  いのうえ つとむ

この世で
生きるということは
何故か
思いのままに成らない
人生・苦しみの連続だ

けれど
悩みがあるから
挑戦できる
悩みがあるから
生きがいがある

その悩みを
どう受け止めるか
どう捕らえるか
どう生きるかで
その人の人生は決まる

死を宣告されても
穏やかな心で・・
悠々と・・
最後を迎えることの
出来る人もいるという

何故生んだのかと
わめき散らして
親を恨み
人生を呪い
錯乱する人もいるという

それは学歴ではないと
その人の境涯だと
いつか車の中で
ある医学博士から
聞いた話

泣いて生きるのも人生
笑って生きるのも人生
そう思うよ
歓喜の中で
「思いのまま」

悠々と
人生の最後を飾りたいと

(2006・3・15)


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  1. 2006/03/15(水) 22:18:05|
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思いのまま

 思いのまま  いのうえ つとむ

そっと置かれた
一枝の
梅の花
紅白の梅の花

その花の名は
「思いのまま」

思うようにならないのが
人生

この梅の花に
あこがれる

 (2006・3・15)
(nicoさんの写真に寄せて・nicoさんに贈る)
(リンクの中のNatural Day&Dayがnicoさんの写真のページです)



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  1. 2006/03/15(水) 08:54:52|
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お友達

 お友達   いのうえ つとむ

とんとん
とん
泣いても
笑っても
顔も見えない
声も聞こえない
けれど
心が通じ合い

昨日の友達
今日の友達

不思議
不思議
ネットの友達

とんとん
とん
江戸時代には
無かったこと
明治も
昭和も
その時代の人は
みんな知らない

まったく
新しいお友達

不思議
不思議
ネットの友達

とんとん
とん
地球を取り巻く
空気のように
電波が空を
飛んでいて
隣の回覧板より
早く来る

世界の何処でも
誰とでも

不思議
不思議
ネットの友達

(2006・3・14)
(絵夢さんへのコメントから)


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  1. 2006/03/14(火) 02:51:22|
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風の我が儘

 風の我が儘  いのうえ つとむ

梅が咲き
河津桜が静流の岸辺を飾り
「暖かくなったなー」と思いきや

ばたばた自転車が横倒し
杉の花粉も渦巻いて
これこそ風の我が儘だ

付き合っては居られないから
箱根まで足を伸ばして
揺れる梅の花を見ながら・温泉気分

ああ!これこそ僕の我が儘か

(昨日の3月12日の日曜は風強し)
(2006・3・13)


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  1. 2006/03/13(月) 22:33:19|
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明日へ

今日が,,無理やり,,明日を

連れて来るわけじゃないさ。


お疲れ様

(雨さんの詩より)


/////////////////////////////////////////////////////////////////

 明日へ  いのうえ つとむ

背負っていた重い荷物を
肩から降ろすように
今日という日が
やがて終わります

まったく明日という日は
見えないけれど
生きている限り
必ずやってきます

怒気を帯びた
・・言葉を投げられて
おろおろすることも
あるかも知れません

悲しい出来事に
・・遭遇して
涙を流すことも
あるかもしれません

明日にならなければ
それは解らない
どんな明日が来ようと
・・逃げられませんね

けれど
明日という日は
楽しい日であることを
・・期待しよう

菜の花に
蝶が舞うような
ポプラの梢で
小鳥が囀るような

明日という日の
嬉しい贈り物を
口笛を吹きながら
期待して 迎えよう
 
(2006・3・12)
 (雨さんの詩に寄せて・雨さんに贈る)


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  1. 2006/03/12(日) 23:28:26|
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川の流れ

 流れ   (永田奈津子さんの詩)


流れに身を任せてあたしは生きてます。

そんな自分が好きだけど 嫌い。

断ち切るのが苦手なんだなぁ。

心地よい流れに身を任せすぎなんだろうか。

もっと色々考えて行動するべきなのか・・・。

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  川の流れ  いのうえ つとむ

鮎の川は底まで透明に
キラキラ光が差し

鮎は群れで遡上して
水は滔滔と流れていた

足を浮かすと
ゆらりと体が揺らいで

強い流れに
少しだけ流された

川の流れのように
世間にも流れがある

世間の流れに逆らうと
角が立つ

河の流れのように
心にも流れがある

心の流れに流されれば
向上しない

流れに身を任せて生きるのも
逆らって生きるのも

ありのままの人生かも
生きる楽しさかも

相反するようだけれど

(2006・3・12)
(永田奈津子さんの詩に寄せて・奈津子さんに贈る)


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  1. 2006/03/12(日) 10:42:32|
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心の中の掌

 ヘレンケラーの詩

幸せの一つの扉が閉じると、
別の扉が開く。しかし、

私たちは、閉ざされた扉を
いつまでも見ているために、
せっかく開かれた扉の方が
目に入らないのです。

/////////////////////////////////////////////////////////////////

 掌   (絵夢さんの詩)

掌をグーにすると“しあわせ”が掴める

掌をチョキにすると“しあわせ”が少しこぼれる

掌をパーにすると“しあわせ”がサラサラと落ちて行く....

(絵夢さんは若くして不自由な体となられました・・じゃんけんも出来ません・・辛い苦しさを乗り越えて・・今は明るい素晴らしい詩や言葉をブログに書かれています・・でんちゃんは教えられることばかりです)

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 心の中の掌  いのうえ つとむ


掌をグーに握れなくても

チョキで3本の指になっても

パーと手を広げられなくても

貴女は明るく笑顔で微笑む

なんたって

優しい人がいて

貴女の氷のように冷たくなった掌を

いつまでも包むように握ってくれる

そして貴女の心の中の掌では

「しあわせ」をしっかり握っている

もう・・「しあわせ」は落とさない

(2006・3・11)
(この詩は絵夢さんとの出合いに感謝して・絵夢さんに贈る)



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  1. 2006/03/11(土) 13:53:47|
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17歳の春

17の 春にもどれる もどれない      ドロシー

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17歳の春  いのうえ つとむ


行こうか
戻ろうか
・・オーロラーのしたを
・・もう戻れない

17歳の春


恋で悩み
人生で悩み
不安と希望に包まれた
にきびだらけの

17歳の春!


何処までも
清らかで 
透明で
清純そのもの

17歳の春!


遠くに置いて来た
青春ですね・・
振り返って手を伸ばしても
もう届かない 

17歳の春!
青臭い春ですね

(2006・3・11)
(ドロシーさんの句に寄せて)

 
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  1. 2006/03/11(土) 09:33:36|
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梅が咲く

>記憶という日記を残して
消えていった 今日という日

<毎日毎日、なんと言うこともなくどんどん過ぎていく日々・・・変わり映えがないから、つい粗末にしてしまう。
確実に、終わりの日に近付いているのに・・・

2006/03/01(水) 20:53:28 Dorothyさんから「今日という日」の詩に寄せていただいたコメントです

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 梅が咲く  いのう えつとむ

朝起きて 
・・働いて
・・寝るまで

昨日も 
今日も
ずっと 以前から
変わり映えのしない日々

あっという間に
今年も梅が咲き
やがてもうすぐ
・・桜も咲くだろう

だから怖いのです
流れるように
・・過ぎていく日々が
怖いのです

確実に 終わりの日が
近付いていてるのに・・
それを
忘れてはいないけれど

心に留めていないことが
怖いのです
僕は
恐ろしいのです

(2006・3・11)
(ドロシーさんのコメントに寄せて・ドロシーさんに贈る)

 
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  1. 2006/03/11(土) 01:17:30|
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野の花



名も知らない

小さな花に惹かれる

春の野に細かく咲き乱れる花を

想う    (雨さんの詩より)

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 野の花  いのうえ つとむ

早春
野辺の枯れ草は疲れて色あせ
はびこる蔦もこげ茶色
野蒜の緑とタンポポだけが際立って
やっと虫たちがお目覚めだ

早春
あたり一面の雑草は
小さな蕾ををいっぱい付けて
それぞれ開花を待っている

早春
野原と同じように
心の中は
いろんな思いが同居する

早春
嬉しいといって涙を流し
悲しいといって涙を流す
心とはなんと不思議な部屋だろう

早春
人を想う慈悲の優しさも
人を恨む怨念も
・・複雑な気持ちだ

早春
春の野に咲く
小さな花を想うことで
心の部屋は・春爛漫

一足お先に 
春爛漫

(2006・3・9)
(雨さんに贈る)

 
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  1. 2006/03/09(木) 13:25:17|
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芽吹き

 芽吹き  いのうえ つとむ

それは
芽吹き
春の陽光の中の
葦のいのち

それは
青い空を突き刺す
研ぎ澄まされた
剣先

それは
厳しい
冬の寒波を
耐えて来た新芽

それは
十五歳の少年の
胸に秘めたる
真直ぐな 希望

明日への希望

(2006・3・8)
(この詩はshallop123さんの写真に感激して・shallop123さんに贈る

 
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  1. 2006/03/08(水) 22:18:52|
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チューリップ

 チューリップ  いのうえ つとむ

春です
春です風が春を
運んできて

三色すみれが
あっち向き
こち向き

花・花・花
春は花でいっぱい
みんな明るい花畑

「ポワンとしたチューリップさん」
「こんにちは~。」
「こんにちは」
「こんにちは」

暖かい日を浴びて
いつまでも 
いつまでも
咲いている

胸の中でも咲いている
 
(200・6・3・7)
(この詩はランタナさんの言葉より・ランタナさんに贈る)


 
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  1. 2006/03/07(火) 12:22:29|
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啓蟄の日

 啓蟄の日  いのうえ つとむ

わいわい
がやがや

虫たちが
お目覚めだ

わいわい
がやがや

小さな命の
お目覚めだ

わいわい
がやがや

土の中は
お祭りだ

きっと騒いでいるだろう
聞こえないけれど

(2006・3・7)

 
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  1. 2006/03/07(火) 04:29:02|
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春一番

 春一番  いのうえ つとむ

暖かな風が吹いて
色とりどりの風船が
心の中で
飛んでいく

天道虫も
硬い羽根を広げて
小さな体を重たそうに
飛んでいく

風船のように
背中を煽られて
体ごと
飛ばされそうだ

夕刊が何枚か
ひらひら飛ばされ
赤い実のモチノキに
配達前に奪われたよ

春一番

(2006・3・7)
(雨ちゃんのコメントに寄せて・雨ちゃんに贈る)

 
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  1. 2006/03/07(火) 04:21:51|
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天道虫

 天道虫  いのうえ つとむ

朝晩の風緩み
野草も
足並みそろえて
春を携えやってきた

どの草も
緑のリュックを背負って
リュックの中は
春が一杯詰まっている

小春日の
野辺の花の中に
小人が忘れていった
赤いヘルメット

艶やかに
日の光を浴びて
きな臭い薬の匂いの
天道虫

遠き少年時代の
野原で遊んだ
心の中の忘れ物

 (2006・3・5)
 (この詩はnicoさんの写真に寄せて・nicoさんに贈る)
 
 
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  1. 2006/03/05(日) 07:48:31|
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青い花弁

 青い花弁  いのうえ つとむ

逢いたいのは 
外でもない 君の笑顔
外でもない 君のすべて

ああ!なんと鮮烈な叫び
よどみのない胸の中
17歳の少女の言葉

凍りついた霜柱を
持ち上げている
麦の青い芽のように

大根の葉が出揃い
抜き菜にして
食べたいような

この初々しい
青い花弁

 (2006・3・4)
(この詩は伊月さんの言葉に寄せて・伊月ちゃんに贈る)


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  1. 2006/03/04(土) 02:43:35|
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桃の節句

 桃の節句  いのうえ つとむ

春とはいっても
まだ寒い

「今の一瞬でもいいから
 少しだけ
 あなたの時間を私にください」

揺れ動く心の花園を
さ迷い歩き
乙女の切ない囁き

ああ!青春
ああ!青春
恋を恋する
青春時代は
桃の花

小鳥が囀っているよ
恋の歌を


(2006・3・3)
(この詩は久保田綾子さんの言葉から・綾子さんに贈る)


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  1. 2006/03/03(金) 13:53:27|
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