ピアノ線の上を
綱渡りしてみると
解るのかもしれない
大切なものが
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夢も野心も慈しみも
ちっぽけな下心も
見て見ぬふりをしてくれるかい
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「サーカス」の歌悲し。
薄闇を
飛び交う
蝙蝠
( 雨さんの詩より )
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サーカス いのうえ つとむ
テントの中から
サーカスの歌が聞こえてくる
それは「天然の美」
もの悲しく耳の奥から聞こえてくる
小人がいた
顔は大人の顔
大人のしぐさ
それが何故だか悲しかった
道化が笑わせた
その笑いの眼差しは
砂漠のように乾燥していた
それが何故だか悲しかった
馬が走った
女が乗り 鞭の音が響いた
同じところをぐるぐる回って
それが何故だか悲しかった
空中ブランコで
女は・・手を離した
一瞬・・男の手につながれていた
落ちるかと思ったのに
綱渡りをハラハラして見た
棒を持ってバランスをとっていた
細い綱を用心深く
・・見事に渡りきった
戦後の片田舎の
・・小さなサーカス
猛獣はいなかった
曲芸も上手ではなかった
けれど何故か心に残った
何処となく不安そうな顔が
心に残った
人生を教えられているようで
(2006・2・3)
(この詩は雨さんの詩に寄せて・雨さんに贈る)
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- 2006/02/03(金) 23:03:44|
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