走れ!でんどう三輪車
齢70にしてブログなるものに挑戦!人生まだまだこれからですよね(^^)//。俳句や詩歌を趣味として又釣り人として、 、、、、、はたまた「でんどう三輪車」として、日々の出来事を綴ります。

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紫陽花の咲く道で

 紫陽花の咲く道で  いのうえ つとむ

曇っているのか あまり星は見えなかった
「 そこまで送るよ 」 と君が言って外に出た

街灯の明かりが二人の足元を 照らしていた
団地の窓の明かりが 幸せそうに漏れていた

「 今まで言わなかったけれど 」 と言って
君は一番辛いことを一言 話してくれた

そんな君が 僕は いとおしくてならない
「 いいんだよ 気にしなくて 」 と心の中でつぶやいた

「 焦らないでね 」 と小声で言った
「 どうして 」 と君はつぶやいた

街灯の柔らかな明かりのなかで
君は さっぱりとした顔をしていた

綺麗だった
化粧をしていないけれど 綺麗だった

紫陽花の咲く道で
さよならと言って別 れた

恋人と別 れるような
そんな気分だった



(2005・6・30)



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  1. 2005/06/30(木) 09:08:26|
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アルプスの貴女へ

   アルプスの貴女へ  いのうえ つとむ

西風に乗って来る雲には 西の国の話を聴き
東から来る雲には 東の事を聴き

東西南北 それぞれからやって来る雲に
いろんな事を聴いた

そして 東に流れる雲に・・・
僕の想いを託した 少年時代

僕は少年の頃 胸を患い病床にあって
いつも雲ばかり眺めていた

その頃 明治の詩人横瀬夜雨を知った
ポケット氏病で家にこもり独学で詩を書ていた

僕も生きていても外に出られないと思ひ
横瀬夜雨のように詩を書いた

身近な草花 犬や猫 鶏や小鳥たち
そういうものに心を寄せた

一本の草花からも 囀る小鳥の声からも
心は大空へと広がっていった

星や月を見ていて きっと地球の何処かで誰かが
僕のように 平和を願って見ているだろうと

今 僕はスイスの田舎町の小さな畑で
花や野菜を作っているアルプスの貴女と

心の紐がつながり 不思議な電波の画面で
少しだけれど お話が出来た

なんと素晴らしいことだろう
・・・本当に素晴らしいことですね

夜空に銀河鉄道の線路を作った宮沢賢治も
考えていただろうか


(2005・6・29)


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この詩はアルプスの貴女に捧げます




  1. 2005/06/29(水) 23:30:56|
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楠木

   楠木  いのうえ つとむ

さわさわ さわさわ
さわさわ さわさわ

朝の爽やかな風吹く中で
楠木の葉が揺れている

クッククー クッククー
キジバトが葉の影から朝の挨拶

午前六時の朝日がきらきら光り
常緑樹の葉がきらきら光り

三階の窓から見上げるほど成長して
五階建てのコンクリートの箱より成長して

東の空を 「 ここは俺の空だ 」 とばかり欲張るから
朝日が差さないと苦情が出て

バサり バサり と両腕をもぎ取られ
ときどき痛い目にあうんだよ

さわさわ さわさわ
さわさわ さわさわ

朝の爽やかな風吹く中で
楠木の葉が揺れている

33年前・・・僕がこの地に越して来たとき
楠木も一緒に植えられた

僕が君を見てきたように
君もじっと僕を見ていただろう

子供が生まれたといって喜んでくれたね
孫が生まれたといって祝ってくれたね

交通事故の魔の手が伸びて
可愛い末の娘を さらって行った

あの空の遠くへ さらって行った
手の届かない所へ さらっていった

その時も一緒に泣いてくれた
自分のことのように泣いてくれた

せみが ミワン ミワン 騒ぎ立て
夾竹桃の花が赤く咲き乱れていた

真夏の暑い日が
あの時と同じ暑い日が 又やって来るね

さわさわ さわさわ
さわさわ さわさわ

朝の爽やかな風吹く中で
楠木の葉が揺れている

頑張れよと
ささやくように

 (2005・6・28)


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  1. 2005/06/28(火) 05:39:56|
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東京の空

   東京の空  いのうえ つとむ

風を切って高速道路を車は走る
ベイブリッジを渡ると東京だ

爽快 ! 爽快 !
爽快 !そのもの !

次男の運転は、急発進 !急ブレーキ !
それでも気を使って運転している

「 親父 大丈夫 大丈夫 」
と言いながら

橋を渡ると急に排気ガスで淀んだ空気
空もぼんやり ぼやけている

「 千恵子は東京には空は無い」・・・
と高村光太郎は詩っていたが

あの時はもっと綺麗だったはず
今だったらなんと言うだろう

「 よくこんな所で生活が出来るね!」
「 北海道は綺麗だった!」

「 空気が澄んでいるので 」 
「 山が近くに見えたよ! 」と

運転しながら・・・
途切れ途切れに次男が言う

どんよりとした空の色
みんな排気ガスの仕業

知事が怒るのも解かる
本当に汚れている

洋光台の小高い山の上から
・・・東京を見ると

どんよりと曇ったスモッグの中から
高層ビルが立ち並ぶ

今 その中を走っている
風を切って走っている

慣れとは恐ろしい
毎日毒を吸っていても

それほどなんとも思わない
習慣とは恐ろしい

そんな中を友達は住んでいる
「 体があまりよくない 」と年賀状にあった 

心配だった
それでも何とか元気そう

「 数日前まで入院していたのよ 」
「 車椅子でなくてよかったね 」

10年越しの再開
懐かしいやら 嬉しいやら

書道学校のときは
溌剌としていたけれど

病気をするとやっぱりやつれる
年を重ねると何処かネジ緩んでくる

病気になって
どう受け止めるか

どう乗り越えるかが
人生のゴール前の最後の勝負 !

「 千恵子は東京には空が無い 」・・・
と光太郎は詩っていたが・・・それは昔のこと

今の東京の空をなんと言うだろう
どんより濁った空の下


   (2005・25)



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  1. 2005/06/27(月) 06:38:49|
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ああ! 空梅雨の中で

  空梅雨の中で  いのうえ つとむ

現実世界は生々しく 
風を食べては生きていけません

仙人ではないのだから
ましてや子供を育てているのだから

ああ!空梅雨の空の下で
悲しい事件がつずきます

考えれないような電車事故
親が子を殺し 子が親を殺し 兄弟が殺しあう

ああ!なんとしたことでしょう
ああ!なんと悲しいことでしょう

社会が何処か狂ってきて
他人のことはかまわなくなり

教育が悪いの・・・と
家庭が悪いの・・・と

とうとう歯車が合わなくなって
チエンが外れてしまった

あんな親が こんな子が
どう見ても普通の家庭です

庭には花が
いっぱい咲いている家でも

悲しい事件がおきるのは
いったいどうしたことでしょう

先日箱根の小さな温泉で
顔なじみのお客さんと 裸の会話

「 物がありすぎるんだよ!な 」
「 子供の個室なんて 間違いだよ!な 」

年金暮らしのおじさんたちと
昔を懐かしみ・懐かしみ

疲れた体を癒しながら
裸の付き合いで 裸の会話

空梅雨の空の中
いつ雨が降るのでしょうか

目の中だけが 梅雨だなんて
しゃれてはおられません


  (2005・6・26)


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  1. 2005/06/26(日) 06:33:08|
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風を食べては生きていけない

  風を食べては  いのうえ つとむ

風を食べては生きていけません
仙人ではないのだから
ましてや子供を育てているのだから
現実世界は生々しく 枯れた木ではありません

地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏界
この10界の生命が誰人とも内在していて
縁に触れて外に顕われる
それぞれの命が その時々の縁に触れて顕われる

相手がニコニコ笑顔でくれば こちらも笑顔
嬉しいときは天にも昇る・・気持ち これが天界
嫌なことをされれば 腹が立つ
怒ったり 泣いたり 喚いたり これが修羅界

西洋の十字架を背負ったポエムより
宮沢賢治の宇宙の詩の世界はずっと奥が深い
それは仏教の この法華経が根底にあるから
好いた 惚れた 別れた では無いのです

風を食べては生きていけません
風を食べては生きていけません

 (2005・6・26)



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  1. 2005/06/26(日) 01:35:33|
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さながら植物園のよう

 さながら植物園  いのうえ つとむ


昨日も今日も、晴れに晴れ!
後 数日は晴れマーク!
雨より晴れの方が3倍も仕事が楽!

ルン ルン ルン ルン
散歩気分か 散歩気分か サイクリング
僕の仕事はメール便の配達と夕刊配達

洋光台は山を切り開いた造成地
10数段の階段を上り下りは大変だけれど
どの家もお花でいっぱい

築30年から新築の家が並んでいて
幸せそうに 幸せそうに
どの家もお花がいっぱい

あっ! こんな花があったのか
   こんな花もあったのか
   ガーデニングの庭の中
   
珍しい花が咲いている
さながら植物園のよう
どの家もお花がいっぱい

それは外観から見た僕の感じ
本当のことは分からない
幸せ・なんて・・外観からは分からない

人の心も・・外観からは分からない

  (2005・6・25)


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  1. 2005/06/25(土) 07:51:55|
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雨の中の音

  雨の中の音  いのう えつとむ

雨が降る
車が走る

雨が降る
雨の中を車が走る

シャワー シャワー
シャワー シャワー

朝だ 窓の外は雨
しきりに降っている
小鳥の囀る声も低く小声だ

道路を走る車の 
雨水を切っていく音が
シャワー シャワーと聴こえてくる

背骨の芯まで染み込むように
ひ切りなしに聴こえてくる
シャワー シャワーと聴こえてくる

梅雨の雨を割るように
爽やかに聴こえてくる
シャワー シャワーと聴こえてくる

宇宙の中の 地球の中の
日本という島の 
横浜の地の片隅で

自分が今日 生きていることを
僕という一人の人間が 生きているという事を
確かめながら

道路を走る車の 
雨水を切っていく音を
静かに・・・静かに聴いている

紫陽花は
雨に濡れてうつむき加減
六月の梅雨の雨は
シトシトと甘い感じ

真夏の夕立は
サッと悩みも洗い流すが
六月の梅雨の雨は
シトシトと甘い感じ

六月の梅雨の雨は
シトシトと甘い感じ


  (2005・6・25)
 


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  1. 2005/06/24(金) 13:55:28|
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まだこれからだ!

  まだこれからだ!

「 己(おの)が名をほのかに呼びて
涙せし
十四(じふし)の春にかへる術(すべ)なし 」

この詩を書いた啄木は20代の若き天才詩人だ。

でんどう三輪車・・・
時期(とき)すでに遅し・と思う。
いや待て!
時期(とき)すでに遅からず・と思い直して
・・まだこれからだ!・と気力を振り絞る。

啄木も宮沢賢治も知らない世界?
パソコンに向かいキーを叩いて
詩を書いている。
若き心の友を胸に描いて・・・

『青空文庫』を開いていたら
「詩人・井上 勤」とある

驚いた!ブッタマゲタ!とはこのことか
よく見たら・同姓同名

過去の詩人だった

作家名: 井上 勤
作家名読み: いのうえ つとむ
ローマ字表記: Inoue, Tsutomu
生年: 1850-09-15
没年: 1928-10-22

作品不明

なんと僕は生まれ変わりか?
それにしても不思議なもの。



  (2005・6・24)でんどう三輪車


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  1. 2005/06/24(金) 07:04:40|
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ヤマモモの樹の下で

   ヤマモモの樹の下で

僕の住んでいるこの団地は所々にコンクリートの階段がある。この階段に一人の老人が 日課のように奥さんと腰掛けて休んでいる。ヤマモモの樹の下で休んでいる。散歩の帰りだ。

夕刊の配達を終えて、時々隣に腰掛けて話をする。老人といっても昭和10年生まれの僕と同じ年齢だ。

この団地に入居以来、30年余の仲の良い友人だ。彼が健康な時は車でアサリを採りに行ったり、芹を採りに連れて行ってもらった。

五年ほど前だったと思うが「井上さんの顔が見えないよ!」と言われて驚いた。糖尿病の合併症で失明した。急なことで本当に驚いた。

昨年の秋、銀杏の実っている頃、僕も入院した。糖尿の教育入院で二週間ほど入院した。糖尿病の合併症の恐ろしさを教えられた。

恐ろしいことは本人の自覚が無いまま、急に失明したり壊疽になったりする。自覚があれば誰もが用心すると思う。

朝起きて顔を洗い、タオルで拭き終わり顔を上げて見ると何も見えない。それほど急にくる。そんな話を同室の患者から聞いた。

30才代の青年が同じ病室に入院して来た。彼は片方の目にきた。両目にきたら失明だ。「片方で気がつき良かった」と言っていた。

壊疽も恐ろしい。蛆虫が湧いていても本人は気がつかない、分からない。村田秀雄が足を切った。腿の付け根から切った。

何故もっと早く、膝のところで切断したとき気を付けなかったか?と思うけれど、本人は痛くも痒くもなく分からない。だから恐ろい。

今、頭上でヤマモモが実り、熟して来て今年は豊作だ。子供の頃は美味しかった。食べるものが無い時代だから、特に美味しかった。

大きな実を友達と山に行って探して食べた。楽しかった。
ヤマモモの実は、甘酸っぱく、独特の香りがして美味しい。

家族に食べさせるとそれ程でもないらしい。
僕には子供の頃の郷愁という味が含まれているから、今でも美味しい。

ヤマモモが美味しいと思える、食べ物が不足した時代には、糖尿病は少なかった。バナナなど めったにお目にかかれない時代だ。

粗食のほうが健康的なのだろう。今は食べ物がありすぎる。だから糖尿病のような生活習慣病が増えた。

ヤマモモの樹の下で、熟した実を見上げながら思った。

 (2005・6・23) でんどう三輪車


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  1. 2005/06/23(木) 06:40:55|
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今日は雨

   雨の音  いのうえ つとむ

朝 窓の外は雨
しきりに降っている
小鳥の囀る声もなぜか低い
道路を走る車の 雨水を切っていく音が
シャワー シャワーと聴こえてくる

今日は雨か・・・
雨となると心の準備だ

「雨の日は大変だね」と 
よく声を掛けられるけれど
僕はそれほど嫌いではない
田植え 田の草取り 
雨の中の仕事が多かった
少年の頃・・・

雨降りも
雨に濡れるのも
僕は そおれほど嫌いではない
僕は どちらかと言うと好きだ

生きているんだな
生きているんだな
その実感が湧いてくる
生きている喜びが湧いてくる

さあ!
今日もメール便と夕刊配達

雨の中を突っ走れ!
雨の中を突っ走れ!

真夏の走り雨は
サッと悩みも洗い流すが

六月の梅雨の雨は
シトシトと甘い感じ




 (2005・6・23)


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  1. 2005/06/22(水) 07:18:37|
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電柱の詩

   電柱の詩   いのうえ つとむ

まだ18歳のとき
初めてのアルバイト
それは電柱の穴掘り

体の弱い僕は畑仕事で体力作り
そんな時アルバイトの話があった
それが電柱の穴掘り

電電公社の木の電信柱
穴を掘り腐食防止のコールター塗り
一日390円

踏み固められた道路の
それが硬いの何の
ツルハシガはじき返された

畑の土とは大違い
とんでもない相手だった
歯が立たないとはこのことか

「いのうえさん」
「ツルハシはこう振るんだよ」
と教えられながら

それでも一日終えた
バテタよ 疲れきった
体中が痛かった

夕陽のさす事務所の机の上に
差し出された茶封筒
アルバイト代390円が入っている

「今日はご苦労様でした」
丁寧に言われて渡された
働きが悪くて申し訳なかった

「あなたは若い 将来のある方だ」
「どんな立派な人になるか・・・」
「粗末には出来ないよ 尊敬してるよ」

そう言いながら渡してくれた
主任さんの言葉が忘れられない
胸の中の玉手箱の宝の一つ

(2005・6・21)


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  1. 2005/06/21(火) 07:17:01|
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カラスの勝手

    鳩の一生

夕刊の配達中のことであった
植木の根元に鳩の羽根が散っていた

小学生の女の子が「 可哀そう 」といって鳩の羽根を見ていた
「 おじさん可哀そうだね 」と涙ぐみ恐る恐る触っていた

団地はゴミの整理が進んで
カラスの食べ物が少なくなったのだろうか

以前カラスに攻撃されている鳩を見た事があった
駅のホームにも鳩の羽根が散っているのを見た

生まれて来たものは必ず受けなければならない この現実と・・
小学生の女の子は初めて直面した

僕もこの生死の問題を 横目で見過ごすような生き方をしてきた
真正面から見据えることを避けてきた

あと何年 いや あと幾日 生きられるのかと考えたら
遣る瀬無く 切ない そして恐ろしい

真剣に考えたら一日一日を無駄に出来ない
だが人生には無駄が付き物だ

僕の過去は無駄の連続だ
この無駄を惜しむ気持ちは一向に無い

「 一日一日を無駄に出来ない 」
いや「 無駄があってもいいんだ 」と

相反する考えに僕は今もって整理がつかない
まさしくハムレットの心境だ

生ある者 誰人も漏れる事なく行進している
それぞれ己の最後の日に向かって

目に見えないが それは確実
少女と残された鳩の羽根を見つめながら思った

いずれにしても生死を見据えて
日々健康に送りたい



  (2005・6・20) でんどう三輪車

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  1. 2005/06/20(月) 00:28:34|
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くちなしの花

   くちなしの花

高台の家の垣根にくちなしの花が咲いていた
くちなしの花は香りというより匂いの強い花だ

あの強い匂いを嗅ぐと子供の頃を思い出す 
小川の洗濯場の土手にくちなしの花が咲いていた

その小川で洗濯をする洗濯石があった
洗濯をする母の近くでよく遊んだ

蟹や小さな海老を捕らえてよく遊んだ
春から夏の小川の洗濯場は格好の遊び場だった

だが冬の洗濯場は母にとって辛い場所だったようだ
冬は井戸水が少なく涸れるのを恐れてか使えなかった

冬でも井戸水は暖かい だが井戸水では洗えなかった
木枯らしの日も雪の降る日も冷たい小川で洗った

子供のオムツや服を毎日冷たい小川で洗った
農作業の間の洗濯だ

それが母の時代の嫁の生活だったようだ
ちなみに 今は洗濯石はもう無い

気に入らなければ
「出て行け」の一言で終わり

体が弱くても 子供が出来なくても
「この家から出て行け」の一言で終わり

「あの家の娘はでもどり」と 世間のうわさ話が恐ろしいので
嫁入り先から帰りたいと言っても許されなかった

「二度と敷居をまたぐな」「帰ってくるな」と言われ 
どんなに辛くても 世間体を憚り帰れない

母の時代は 嫁ぎ先で辛い事があっても
我慢に我慢を重ねて暮らすしかなかった

母が泣きながら僕の手を引き真夜中に家を出たことがある
それを父になだめられて連れ戻された

「嫁姑の中」と言われるように
この時代は それぞれの家庭にドラマがあったようだ

そう思うと今は時代が変わった
良くも悪くも変わった

若い世代の人には想像もつかない事かも知れないが
それだけ女性の地位が上がったのだろう

結婚しても燃えている時は分からないが
一旦冷めてしまうと 元々所詮は他人

自分の欠点はさておき 相手の欠点ばかり目に付く
それがこじれる原因だ

「 夫婦喧嘩は犬も食わぬ 」とはよく言ったもの
風呂敷包みを担いで我が家に駆け込んだ奥さんが昔いた

定年後 今は仲良く犬の散歩をされている
あの時 別れなくて良かったと思う

しかし離婚したから不幸だとは限らない
離婚して幸せをつかんだ人もいる

その人の生き方 価値観だと思う
歌の文句ではないが「人生いろいろ」

「男もいろいろ」「女もいろいろ」
自分の幸せは自分で築く・・・

家庭を築くのも人生
独身で身を立てるのも人生

いずれにしても人生とは 苦労がつきもの
苦労があるからこそ 幸福が実感できると思う

どんな苦労も どんな不幸も乗り越えて
毎日が 嬉しくて 嬉しくて 楽しくて 楽しくて

そんな生活が送りたい
そんな人生でありたい

  

(2005・6・17)でんどう三輪車

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  1. 2005/06/17(金) 13:54:02|
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一つまみの塩

     一つまみの塩
夏みかんを食べた
田舎から送ってきた黒い斑点のある夏みかん
子供の頃 夏みかんもスイカやトマトと同じように
塩を付けて食べたことを思い出して耳掻き一杯のほどの塩をつけた
海からの贈り物・・・天然塩の奥深い味と溶け合って・その味は子供の頃を思いだす

ぐつくつ ぐつくつ 小豆を煮込み
砂糖を入れる そこに 母は 一つまみの塩を入れていた
「どうして塩を入れるの」
「塩を入れるとな・10倍も甘くなるんだよ」
この塩が無ければ生きていけないんだよ」

終戦後も 食塩は煙草と同じように専売公社独占の貴重な食物
海辺の家庭では暖簾のように荒縄をつるし海水をかけて自家用の塩を作っていた

スイカやトマトにつけた一つまみの塩
甘いお汁粉の中に入れた一つまみの塩

この一つまみの塩加減が 生活にも 作品にも大事だなと思う
「スイカにジャムをつけるなよ」と言いたくなることがある

一つまみの塩
この塩加減を生かしたい



  (2005・6・17)(でんどう三輪車)










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  1. 2005/06/17(金) 06:38:26|
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白い紫陽花

  白い紫陽花  いのうえ つとむ

紫陽花が咲いている
青 紫 ピンク色の中
真っ白な紫陽花

なんと爽やかな白い紫陽花
病院のナースたちのよう
それは陽子の夢だったね

中学卒業のとき
進路を決めるとき
ナースになりたいと言っていた

優しい君の瞳が 輝いていたね
「 高校を出てから看護学校に行けばいいのよ 」と
先輩の小林さんに教えてもらったね

あれから何年になるのかな?
優しい君の瞳が懐かしい
今日 僕は病院に行く日

白い紫陽花の花が
いっぱい咲いている
陽子の夢が咲いている

(2005・6・16)







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  1. 2005/06/16(木) 05:52:54|
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ブレーキが利かない

  ブレーキが利かない  いのうえ つとむ

あっ!ブレーキが利かない
急坂に来たとき
我が愛用の でんどう三輪車   
ブレーキのワイヤーが切れた

なんとか
ズックを 地面 にこすりつけ
ブレーキ代わり
だが重い車体は 操縦出来ない


危ない !
暴走 暴走 暴走
どうにも止まらない
やっとの思いで壁にぶつけて停止した

どきどき はらはら
どきおき はらはら

こんな思いは
こんな思いは

おお!
でんどう三輪車よ!

まだ青春だ!



  (2005・16)



 















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  1. 2005/06/16(木) 00:03:46|
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女のセュクスは子を産んでから

  セックス その喜び  いのうえ つとむ


「大学の先生って自分の時間があって良いナー」
そんなことを思いながら よく夕食をご馳走になった

奥さんは元バレリーナー
先生より10歳ぐらい若かったと思う

二度目の若い奥さんだった 僕より3歳上のお姉さん
身のこなし方 歩く姿 常にバレリーナーそのもの

その足がよく肉離れした
結婚してバレーをしなくなったから

「一日練習を休むと後が大変
取り戻すのに10日も20日も 掛るのよ」

「結婚して たまにレッスンするとこれだから」
そう言いながら太ももを見せてくれた

お 酒が回ってくると 話がだんだん H 未知の世界?
童貞君は 先生の講 義を聴いた

「 ネェ つとむさん 女のセックスなんて
子供を生む前は ままごとよッ 」「 ホント 」

「 私ほんとにそう思う 女のセックス奥が深いのヨ 」
「 うフフ 嘘じゃないてバー 奥が深いの 奥が深いの 」

男 に は分からない 女性の身体 奥さんの話のように
女性のセックス その喜びは 計り知れないのかも

花には 雄 蘂 と 雌 蘂 虫も動物もみな 雄と雌
今更ながら不思議に思う ほんと不思議

どこを向いても 男 と 女 ほんと不思議
右向いても 左向いても 男 と 女
 
  (2006・6・15)




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  1. 2005/06/15(水) 05:58:04|
  2. 小説・エッセイ|
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雪の冬も必ず春がくる

   我が人生に花を  いのうえ つとむ 


そうだったの 
そうだったんだ
あんなに爽やかな笑顔をくれた
あなたも
辛い思いをしてきたんだね

ひざ小僧を抱えて・辛い夜を・・・
寂しい夜をすごした事もあるんだね
心に開けた大きな穴を埋めようと
きっと無意識のうちに
仕事に打ち込んでいたのかも知れないね

誰だって 失敗はあるさ
自分では取り返しのつかない
失敗だと・思っていても
そんなことは無い やり直せば良い
負けるものかと頑張ろうよ

躓いたって 転んだって
起きて立ち上がればいいんだ
やり直せば良い
それがいつか 掛け替えの無い財産になるよ
必ずもっと良い人生を取り返せるよ

他人の人生がいくら素晴らしく見えても
人生は 取り替えてもらえないよ
それと同じように
自分の人生は誰にもあげられない
素晴らしい宝だよ

以前 新聞の集金をしていて
いろんな方と出会った
目の輝き 顔の色 声の響き
手足の動きまでが 
その人の人生を語っていた

足が痛いの 腰が痛いのと愚痴をこぼす人
他人の悪口を必ず言う人
「90だよ」といって 元気でしゃきっとしている人
いつも 明るい人がいた 不機嫌な人もいた
・・・それぞれの人生を物語っていた

雪の降る冬も 必ず春が来て
桜の花が咲くように
あなたの胸にも
きっと きっと きっと 
幸せでいっぱいになるよ

どんなことがあっても
悲劇の主役にはならないでね
自分で良い人生を作り出すのだから
お互いに 我が人生に花を咲かせようぜ!
まだ若いんだもの!

  (2005・6・12)


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  1. 2005/06/13(月) 12:01:56|
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戦争を知らない 若き母たちよ

   若き母たちよ  いのうえ つとむ

母よ! 戦争を知らない 若き母たちよ! 
母~母~母~と
幾世代も 幾世代も
悠久の大河 揚子江の流れのように
熱帯の大河 アマゾンの流れのように
母として受け継がれてきた
あなた達はなんと素晴らしい
尊き存在

かって戦争のあるたびに
母たちは泣いてきた
「天皇陛下万歳」の声と共に
我が子を軍隊に取られた
「天皇陛下万歳」の声の中
我が子の命を戦争で奪われた

「お国のために」と
表では笑顔を見せて
陰で一人隠れて泣いてきた
幾百万 幾千万の母たちが
戦争のあるたびに泣いてきた

今も世界の何処かで戦争がある
その戦火の中で
母たちが子供たちが泣いている

母よ! 戦争を知らない 若き母たちよ
腕白な子供建ちを 黄色い声を張り上げて叱っている
 若き母たちよ
むずかる乳飲み子を優しくあやしている
 若き母たちよ

爽やかな緑の風が吹く中で
小鳥がさえずり花々が咲き乱れる この公園の丘は
戦争を知らない 若き母たち
あなた達のもの
それが・・・平和の証であるから

  (2005・6・13)



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  1. 2005/06/13(月) 05:21:23|
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母よ!若き母たちよ

  母よ  いのうえ つとむ

母よ!若き母たちよ

公園の広場で
思いっきり飛び跳ね
はしゃいでいる子供たちに
黄色い大声で叫んでいる
若き母たちよ

木陰で
むずかる赤ちゃんを
優しい眼差しであやしている
若き母たちよ

「可愛いね」と声をかけると
「ありがとう」と
みんな嬉しそうな笑顔をくれる

ああ!若き母たちよ
あなたたちの笑顔が
子供たちの幸せを育てる

樹の上の小鳥たちのさえずる声も
咲きみちる花の香りも
みな あなた達・親子のためにある
若き母たちのためにある

それが平和の証だから
それが平和の証だから

  


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(2005・6・12)



  1. 2005/06/12(日) 07:51:11|
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虹の階段 (1)

   虹の階段  いのうえ つとむ

さよなら さよなら
さよならとも言わないで
君はどこかに行ってしまった

今 君は何処にいるの
あの空の遠くにいるのなら
虹に階段を付けて降りておいでよ

でもそんな無理を言うのは止めようね
君が残してくれた思い出が
大事にしまってあるから

その思い出を その思い出を
君が残してくれたその思い出を
時々取り出して会うことにしようね

ああ ブランコに乗ったね
後ろから背中を押したら
髪をなびかせ揺らしたね

小さかった君の笑顔を見に
又 母さんと二人で
あの公園で乗ってみるよ

寂しくないといったら嘘だね
悲しくないといったら嘘だね
それは辛い嘘だね

寂しくても悲しくても
それを乗り越えて生きるよ
明るく強く君の分まで生きるよ

朗らかに 
いつも朗らかに
  
 


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(2005・6・11)




  1. 2005/06/11(土) 20:28:37|
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心躍る!鮎の季節

    鮎の友釣り

僕は鮎釣りは まったく経験が無かった。
釣りといえば、子供の頃、小川で二度か三度ウナギ釣りをしたぐらいで、近くに水田用の溜め池があったが、その池の鮒つりも得意ではなかった。

相模川の上流の近くに長男の家があり、定年後、その家に書道教室の看板を出し、暇をもてあましながら川原で芹やクレソンを摘むのが日課であった。どこか心に大きな穴が開いていた頃だ。

美空ひばりの「川の流れのように」の声を耳に残しながら川面を見つめているのが好きだった。川の流れを見ていて過ぎ去った日々を思い出し時間の過ぎるのを忘れた。

そこで鮎の釣り人と親しくなり、「自分も鮎釣りをしてみたい」と一言いったら「教えるからやってみる?」と教わることになった。吉川君といった。車の事故が元で片足を引きずって歩いていた。元レーサーでレース中の事故だと言っていた。

川原でテントを張り彼は車で寝起きしていた。人それぞれいろいろな人生を歩んできていると思った。僕は、よくそのテントで野宿させてもらった。瀬音を聞きながら、星を見ながら眠った。

埼玉だか群馬に仕事に行くといって川を去ってから、二度ばかり電話があったが、今、この青年がどうしているのかわらない。
僕も相模原を引き払ったので連絡が途切れた。

六月になるとほとんどの川が鮎の解禁になる。だが解禁日には今だに釣りに行ったことが無い。釣り人で込むから避けている。都会の忌まわしい人間 関係をそのまま持ち込むから嫌いだ。

川にゴミを捨てる者、釣れていると見たら他人が釣っていようがその場所に、竿を入れてくる者、マナーの無さは数え切れない。10数万もする竿を盗られた人も何人もいる。おまけに車場荒らしもある。

だがそんな嫌な人ばかりではない。人さまざまだ。良い人に出会えるから鮎つりは止められない。どれほどお世話になったか計り知れない。体調を悪くして病院へ運んで貰った事もある。

何年か前、狩野川で鮎を入れる舟を流した。腰バンドに繋いでいたのだが、ふとした弾みで外れてしまい流してしまった。
川の流れは速くあっと言う間の一瞬のことだった。

流れの早い瀬があり足場が悪くて危ないので、あきらめて流れていく舟を見送った。下流で釣りをしている人たちに声をかけてみたが、竿の先を流れる舟を見送る人ばかりだった。

すっかり諦めているとき、対岸の人が自分の竿を置いて どんどん どんどん 川を下っていくのが見えた。茄子ぐらい小さく見えるほど下流に行ってから、舟を拾って持ち帰ってくれた。服装から地元の人のように見えた。

「馬鹿野郎!恥をかかせがやあって!ここまで取りに来い」対岸から怒鳴られた。「こんな瀬ぐらいなんでもない。渡って来い」又怒鳴られた。体力がが無いので必死な思いで瀬を渡った。

知らぬ顔をすれば済むものを、拾ってくれた感謝の気持ちで、転んだら終わりだ。そう思いながら必死で強い流れの瀬を渡った。
慎重に竿を杖にして渡った。正直恐ろしかった。

地元の人で口が悪かったが、良い人にめぐり合った。舟が帰ってきたこと以上に良い人にめぐり合ったことが何より嬉しかった。
派手な流行の釣り姿の人たちは、冷ややかに見送るばかりなのに拾いに行ってくれた。嬉しかったので、名前を聞いたが教えてくれなかった。

人は見かけによらないとつくずく思い知らされた。鮎のシーズンになると思い出す思い出の玉手箱である。



(2005・6・11)でんどう三輪車

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  1. 2005/06/11(土) 01:37:31|
  2. 渓流に鮎を求めて|
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引きこもりの君へ 籠の鳥

   籠の鳥       いのうえ つとむ

「 籠の鳥 」 といったら昔 女性のことを言った
自由の利かない 女性のことを言った

僕は子供のとき 小鳥を飼った
メジロが可愛いので メジロを飼った

メジロはよく馴れ よく囀った
小指につけた蜜を 美味しそうに吸った

籠の中の狭い世界が メジロの世界になった
籠の中が安全な 世界なのだろう

山に返してあげようと 戸を開けても
なかなか外に 出ようとしなかった

メジロの話を いつか話してあげたね
君は僕にだけ心を開いてくれて 聞いてくれた

君の鳥かごは 白い壁
君の鳥かごは 父母の愛

勇気を出して 飛び出してごらん
勇気を出して 勇気を出して

社会に 飛び出してごらん
社会の歯車は 早いけれど

自分の歯車に 社会の歯車を 
合わせればいいんだと

前に話してあげたね 
うん うん と君は頷いていた

先日 スウパーの袋を提げて
お母さんと歩いていたね

もう君も30歳過ぎたよね

  


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(2005・6・10)



  1. 2005/06/10(金) 00:34:20|
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紫陽花の季節

   紫陽花      いのうえ つとむ

箱根の登山電車には月に一度は乗っている
大平台の小さな温泉「姫の湯」へ疲れを取りに行く

地元の組合の温泉なので 温泉だけの素朴なものだ
それが楽しみで登山電車に乗っていく

幼少の頃 五歳ぐらいだったと思う
父が支那事変に出征する前の事だと思う

この登山電車に乗って旅行したことを・・・
車窓の山の景色を見ながら懐かしく思い出す

父母と双子の兄弟の旅行はこれだけだったと思う
電車に乗ること自体が楽しくて仕方が無かった

父母に手をつながれて坂道を上った
紫陽花が咲いていたか 思い出せない

まだ咲きはじめだが 紫陽花の季節
白と青の紫陽花が 箱根の山によく似合う

「旅行に連れて行った事があるかね」と聞かれた
陽子が交通事故で亡くなった時 警察官に聞かれた

返事に詰まった 何処にも連れていけなかった
生活に追われて何もしてやれなかった

それを思うと箱根の父母との旅行は
有難い思い出である

  (2005・6)













  1. 2005/06/08(水) 22:46:17|
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美人になりたい・少女たちへ

 美人になりたい  いのうえ つとむ

桑畑の細い畦道を歩いていた
六年生になる女の子が
泣きながら歩いていた
隠れるように細い畦道を歩いていた
少年時代のことだった

ある日 女の子のお母さんが話してくれた
「 いつも学校へ通うのに畑の畦道を通るんだよ 」
「 こんな醜い私を何故 生んだんだ・と泣いて怒るんだよ 」
背が少し低めかな?と思うくらいで むしろ 良い顔立ちだった
けれど いつも不機嫌だった

夕刊を配達していると学校帰りの子供たちに会う
「 今日は 」 と先に挨拶してくれる子もいれば
「 お帰り 」 といっても黙って素通りする子もいる
それぞれ みんな 気立ても 顔も違う・・・親が違うから
顔が違うのは当然・・・それぞれ違う遺伝子だもの

個性があって良い・・・それが素晴らしい
梅ノ木に桜が咲いたら・・・おかしいよね
蜜柑の木に林檎がなっても・・・おかしいよね
桜・梅・桃・李 といってそれぞれ 個性があり
それぞれが美しい花を咲かせると 古人の言葉

鼻の丸い女優さんもいるよ
口の大きい女優さんももいるよ
けれどみんな輝いている
違うといっても数ミリだよ 微妙だよ
3センチも違わないよ

「 お父さん お母さん 美人に生んでくれて有り難う 」 と
毎朝 毎朝 毎朝 鏡の前で言ってごらん
その感謝の心が 幸せを 運んでくるんだよ
明るい ふくよかな顔が
もっともっと もっと輝くよ

生き生きと 輝くよ
もともと 美人だもの

  


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(2005・6・8)



  1. 2005/06/07(火) 10:09:54|
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鋭い鷹の目!イチロー

  鷹の目  いのうえ つとむ

宇宙の人工衛星から 電波が送られ
地球の裏側の野球中継が
テレビのスイッチ一つで鮮やかに映る

僕らが子供の時の
夢のような話が・・・
今は現実

イチローの髭面が映り出され
心の動きまでが読み取れるような
細やかな表情のテレビの画面

160キロのスピードの球を打ち返す
その眼差しは
一見・少年のように 清らかで優しい

だが その眼差しは
全神経を集中した 鋭い眼差しは
眼光鋭く光る!

精密機械のように
鍛えぬかれた体
一瞬の隙も見せぬイチロー

それは鋭い鷹の目
獲物を見据える鋭い鷹の目
機敏に 勇猛に 光る鷹の目

そのイチローが少年たちに話していた
「一つのことを こつこつと積み重ねる」
「そして努力すること・それが成功への道」と

口だけではなく 体で教える
鍛えぬいた強靭な体で教える
人生で一番大事なことを!

いつも控えめに
おごらない
いばらない

今 日本の少年たちがが 世界の少年たちが
夢と希望を抱いて
鋭い鷹の目を持つ青年・イチローを見ている

頑張れ! イチロー
頑張れ! イチロー

  


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(2005・6・7)




  1. 2005/06/07(火) 00:34:05|
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男の死闘!!それは雄の本能

  男の死闘     いのうえ つとむ

オットセイは戦う
オットセイの雄は戦う

何十頭もの雌に囲まれ
あふれる性欲を満たすために
己の子孫を残すために

雌もまた強い子孫を残すために
もつとも強い雄に従う
これが地球上で生き残るために
培われた生物の本能

そのハレムを必死で守る雄
そのハレムを必死で奪う雄
争奪戦が始まり死闘が始まる
おお!死闘!
勝者は雄たけびを上げ
敗者は死か 逃げるか

今リング上で戦う格闘技の戦士たちよ
鮮血を流して必死で戦う男たちよ
観衆の見守る中で死闘が始まる
おお!死闘!
勝ってチャンピオンベルトを締めるか
負けてマット上に沈むか

これが雄の本能
これが男の本能

戦いは 1 対 1 の戦いから
集団の戦いとなり
やがて 国と国との戦いとなり
おぞましい戦争だ

男よ!
なんと不幸な 雄の本能!




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(2005・6・6)




  1. 2005/06/06(月) 05:39:53|
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ここは綺麗な場所でありたい

  僕の詩の世界  いのうえ つとむ

競争 ! 競争 ! 競争 ! 競争 !
そして戦争!

街には疲れきった人達が
ぞろ ぞろ ぞろ ぞろ ぞろ ぞろ

勝った 勝った と 喜んで
負けた 負けた と 悲しんで

その勝利の喜びんに浸っている
その敗戦の悲しみに嘆いている

それを書くのも良い
それを歌うのも良い

けれども
僕の詩の世界は

ボクシングの リングじゃない
ボクサーの マットじゃない

リングもマットも男の 死闘の場所だ
詩のボクシングなんて笑わせる

詩人はリングに 上がらない
宮沢賢治は 上がらない

白秋が 光太郎が 朔太郎が 啄木が
詩人はリングに 上がらない

詩人は赤裸々な 生活の中で詩を書いている
詩人は純粋な思想を持って必死に 生きている

遊びでも無い
趣味でも無い

そこには 現実がある
そこには 理想がある

悲哀がある
歓喜がある

マスコミに 踊らされるな
マスコミに 操られるな

他人と競争するよりも
昨日の自分と 今日の自分を 比較して

自分の人生を 一歩前進 力強く生きよう
自分の未来に 希望を持って 晴れやかに生きよう




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(2005・6・5)




  1. 2005/06/05(日) 06:38:21|
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夏みかん

   夏みかん  いのうえ つとむ

田舎から夏みかんを送ってくれた
黒い斑点が・・・所々についている

「今年は消毒しなかったからなあー」
「黒い斑点が・・・所々についているよ」

「八百屋さんの店では並んでいないだろうな」
「これがほんとの無農薬」と兄が言っていた

五月になると
白い夏みかんの花が咲き

太陽の光をいっぱい浴びて
夏みかんの黄色い顔がたわわに実り微笑んでいた

花の香りに誘われて
ミツバチがやってきて

雀のおしゃべりが
賑やかに始まる

僕の のんびりした性格は
この性格は・・・

黒い斑点が・所々にについている
夏みかんのよう




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(2005・6・4)



  1. 2005/06/03(金) 18:06:55|
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