顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・顔・・・・・・・・・顔
病院の待合室
どの顔も人生に疲れ切って
一時間も一時間半も
診察を待っている
アンコウのような
平目のような
蟷螂のような
コウロギのような
ふと見ると
瞳の澄んだ
端正な鼻
つつましい口
30代の麗人が
SITOYAKANI
独り
奥の座席に座っていた
無意識か
意識してか
その隣に座った
まだまだ僕も男
(2007・2・13)
病院は満員だ。そして待ち時間が長いので採血と尿の検査が終わって診察を待った。赤茶けた古い岩波文庫のホイットマンの詩集を久しぶりに開いたら、「顔」という詩が目に入った。隣に座る麗人の顔を横目で見ながら。
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