先日テレビでダイエットの話をしていた。腹の出た超肥満の男性の写真と、スマートな同じ人の写真が並べられた。人気番組だからご覧になった人は多いと思う。その人はお医者さんでダイエットに無理なく成功したのである。それがキャベツを食事の前に生で食べて成功したと言うので、ハタ!と見当たる事があった。
それは厚木のタモ名人、鮎釣の師匠の河井さんである。昨年お会いした時、一見して糖尿ではないかと思い「糖尿は恐ろしいよ、僕の友人で失明して、透析をやり・・そして今は息をしているだけ」・・「もし友人の事がなければ、自分も後1年も手を打たずにいれば、失明は間逃れなかった」とくどいほど話した。
「失明は突然襲ってくる、朝まで何も無かったのが顔を洗ってタオルで拭いたところ真っ暗で何も見えなくなったと聞いている」と真剣に話をした。
タモ名人河井さんはその時74キロの体重で食前の血糖値が245であった。以前警察官であったころは確か80キロと聞き覚えている。血統測定器が2個あったのでお渡した。
後日鮎釣の時に車の運転をしながら「眼が見えなくなったらオレは自殺するよ・・と言うと・・うちの奥さんが凄く怒るんだよ・・眼が見えなくなったら好きな鮎釣に行けなくなるからなー」と話をされていた。
聞いていて心配でたまらなかったので病院に行くように話をした。
それから年が明けて鮎の季節が来てまたお世話になった。
本厚木の駅前まで迎に来てくれた師匠の河井さんを見て驚いた。人違いではないかと言うほど痩せている・・もしや糖尿病が原因で痩せたのではないかと尋ねたほどだ。
重度の糖尿病になると体重が激減すると聞いていたから。
そのような僕の心配をよそに、ニコニコしている河井さんは「食事で減量したんだよ」と言われたのでひとまず安心した。
「74キロの体重が今54キロ・・ここまで痩せると体力が無いので川の流れの強いところには入れないよね・・危なくて」と言われていた。
夕食の時「此れが僕の夕食だよ」と見せてくれたのは大皿に山盛りにしたキャベツの千切りに、ちょこんと乗せた魚のカンズメ。
お酒大好き・・甘いお菓子大好き・・間食は常・・此れが今までの食事だそうで・・今はお酒は控えて間食は無し・・その努力に感服した。
ダイエットは簡単ではない、急にするとリバウンドして元の木阿弥と言う人が多い。
河井さんの信念の強さに尊敬の念を抱いた。中々出来ない、苦労しているのが多くの人だ。
早速テレビの話しを電話して河合さんに現状を確認した。
「本当?・・キャベツがそんなにいいの・・じゃあ・・キャベツが良かったんだね・・今は61キロだよ・・54キロでは辛いからね・・血糖値は110~120だよ・・ああ・・それから・・かぼちゃも主食だったね・・毎食かぼちゃ1個の6分の1・・ぐらいかなー」
こともなげに話してくれる鮎釣の師匠の河井さんである。
「18日にうちのが(奥さん)おはぎを作るから来ない?」
「へー甘いものだねー・・18日は用事があるのだけれど」
・・考えた見ると用事は午前中だ、午後なら行ける、「甘いおはぎ」をご馳走になろうと思っている。
(2006・9・12)
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