(ゆるやかな ながれさからう かものにわ)
鴨の二羽 いのうえ つとむ
海の向こうの
遠い国から
大空を
はるばる渡ってきた
鴨の二羽
ゆるやかな
川の流れに
羽を休めて
仲良く
泳いでいる
のびのび通り(リンク)さんの多摩川で
撮影された二羽の緋鳥鴨を拝見して
・・この穏やかな川の流れのように
何時までも平和を願う。
多摩川は奥多摩湖を水源にして
東京と神奈川の境に流れる川である。
川崎市から海に開ける。
・・戦争での米軍の空襲
・・魚の住めない汚染の川
今は鮎が遡上して清流の川に。
東京の大空襲
昭和19年11月14日始まり
・・106回の空襲があり
昭和20年3月・4月・5月と
続けて空襲。
中でも3月10日は下町を狙い
焼夷弾は雨あられのごとく
木造家屋は火の海。
火炎地獄そのもの。
このとき死者10万人という
・・東京の全体の死者数知れず。
川崎の大空襲
昭和20年4月15日
2000機の米軍の爆撃機による
焼夷弾9000発
爆弾1340発
全市が焦土と化して死者の数不明
※ 地方都市までことごとく焦土と化した。
僕の近くに豊川海軍工廠があり
我が家の田んぼに一発落とされて
擂り鉢状の大きな穴が開いた。
蟻地獄の穴のようだった。
今でもB29爆撃機の唸るような飛行音。
グラマン戦闘機の低空飛行。
度重なる空襲警報のサイレン。
耳の奥の奥から・・聞こえてくる。
忘れてはならない戦争の愚かさ。
※ 俳句の推敲
ゆるやかな流れ逆らう鴨の二羽
5・7・5 (・・流れ逆らう・・動きのある俳句にした)
ゆるやかに川面に夫婦緋鳥鴨
5・7・5 (動きのない平面的な句)
川面に夫婦(めおと・擬人化)
緋鳥鴨 (ひどりがも)
俳句は楽しい!
心の日記
心の記録として
感動を一句に
先ずは5・7・5
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- 2016/12/10(土) 06:30:40|
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